善意のドリームキラーから自分を守る
蓮彩聖基
「やめておいたほうがいいよ」「あなたには無理じゃない?」「現実を見なよ」
そんな言葉を、近しい人からかけられた経験はありませんか。多くの場合、悪意ではなく、心配や善意から発せられた言葉なのです。だからこそ、私たちはその言葉を真剣に受け取ってしまいます。
苫米地式コーチングでは、こうしたゴールへの反対や否定をかける存在をドリームキラーと呼びます。注意したいのは、ドリームキラーの多くが、悪人ではないということです。むしろ私たちを大切に思ってくれている家族、長く付き合ってきた友人、信頼している先輩。そうした人ほど、私たちのゴールが現状の外側にあるとき、無意識に「現状の側」へ引き戻そうとするのです。
ここに、コーチングの大切な原則があります。ゴール設定は、たとえ反対されても「やりたいこと」であるべき、ということ。これは苫米地博士が明確に述べている、揺るぎない原則です。なぜなら現状の外側のゴールは、定義上、周りの人にとっても自分にとっても「常識の外側」にあるものだからです。常識の中にいる人が、常識の外のゴールに賛成できないのは、ある意味で当然のこと。
だからこそ、ゴールは安易に他人に話さない。これがドリームキラー対策の基本です。冷たく聞こえるかもしれませんが、自分の未来を守るための静かな知恵なのです。
近しい人の言葉ほど、私たちのコンフォートゾーンを揺らします。けれど、あなたのゴールはあなたのものです。