Emotional History|情動記憶
過去の感情が、今のあなたの行動を
無意識に決めている
情動記憶とは何か
「あの時の失敗が頭から離れない」「また同じことが起きるのではないかと、一歩踏み出せない」——そのように感じたことはありませんか?逆に、「あの時の成功体験が自信になっている」という経験もあるかもしれません。強い感情を伴った体験は、情動記憶として心に深く刻まれ、今のあなたの判断や行動を無意識のうちに決めています。
情動記憶とは、信念を形成するほど強い情動(感情)をともなった体験記憶のことです。単なる出来事の記憶ではなく、その時に感じた感情とセットで刻まれたものという点が重要です。
「昨日の夕食は何だったか」のように、感情を伴わない記憶は時間とともに薄れていきます。
強い感情を伴った体験は、何年経っても鮮明に覚えています。そして今も行動に影響を与え続けています。
2種類の情動記憶
情動記憶には、ポジティブなものとネガティブなものがあります。どちらも無意識に刻まれ、あなたの行動を促したり、制限をしたりしています。
どちらの記憶があなたの中で
優位になっていますか?
情動記憶と信念の関係
強い感情を伴う体験は、「私はこういう人間だ」という信念に影響を与えていきます。その信念が積み重なってセルフイメージが形成され、日々の行動パターンにもつながっていくのです。
伴う体験
影響を与える
が決まる
が固まる
「頭ではわかっているのに行動できない」——それは、意識より先に情動記憶に基づいた無意識の判断が行われているからです。
未来の情動記憶をつくる
情動記憶は、新しい情動記憶を意図的につくることで書き換えていくことができます。ゴールを達成した未来の自分をリアルに体感し、その時の感情を先取りすることで、無意識の方向性が変わっていきます。
イメージする
ゴールを達成した自分が見ている世界を思い描いてみてください。どこにいて、誰といて、何をしているのか。
今、味わう
達成感、喜び、誇らしさ、安心感。「想像する」のではなく「本当に感じる」ことが大切です。
体験する
何が見え、どんな音が聞こえ、どんな感触がありますか。五感を使うことで臨場感が高まります。
この体験を繰り返すことで、ゴール側の世界が脳にとって「すでに経験したこと」になっていきます。すると、ゴールに向かう行動が「頑張ること」から「自然にやること」に変わっていきます。
情動記憶が変わると何が起こるか
「やらなきゃ」ではなく、ゴールに向かう行動が「当たり前のこと」に変わっていきます。
新しい情動記憶が積み重なることで「私はこういう人間だ」という認識が変わっていきます。
ネガティブな情動記憶の影響が薄れ、新しい挑戦への抵抗が小さくなっていきます。