やりたいことリストが叶わない理由|現在進行形で書く効果
書いて満足、そのまま放置していませんか?
「やりたいことリスト」を作ったけど、気づけばそのまま放置している。欲しいものをメモしたのに、いつの間にか熱が冷めてしまった。書いて満足して、一歩も進んでいない――そんな経験はありませんか?でも大丈夫です。正しい書き方を知れば、あなたの夢は確実に動き出します。やりたいことや欲しいものは、書いた時点ではまだ「できたらいいな」という希望レベルにすぎません。脳は「希望」だけではエネルギーを生み出せず、行動につなげることができないのです。「パリに行きたい」と書いても、街で素敵なカフェを見かけて「いつか行ってみたいな」と思う程度の重みしか持てません。脳は毎秒膨大な情報を処理しているため、「自分にとって重要」と判断した情報だけを意識に上げ、それ以外は見えなくしてしまいます。「欲しいなあ」程度では重要度が低いと判断され、忘れられたまま時が過ぎていくのです。
叶ったリストには共通点がある
それでも、これまでのリストの中で叶ったことがあるはずです。新しいコスメを買えた、行きたかったカフェに行けた、資格を取得できた。それは偶然ではありません。叶ったリストには共通点があります。自分にとって身近で手の届く範囲にあったこと、脳が「必要だ」と判断できるほど強い意味づけを持っていたこと、そして達成した自分のイメージが自然と浮かんでいたこと。だからこそ行動が生まれ、実現できたのです。そして最も大切なのは、その成功をしっかりと認めて「私はできた」と自分を褒めることです。この積み重ねが、自分自身の価値への自己評価であるセルフエスティームを高め、次の挑戦へのエネルギーを生み出します。
現在進行形で書くと脳が動き出す
では、どうすればリストを現実化へつなげられるのでしょうか? 答えはシンプルです。「やりたいことリスト」を「やっていることリスト」に、「欲しいものリスト」を「持っているものリスト」に変えるのです。つまり、願望形ではなく現在進行形で書くこと。これは言葉遊びではなく、脳の働きを活かした重要なポイントなのです。脳には、現実と想像の区別がつきにくいという特性があります。現在進行形で書かれたことを「すでに起きていること」として受け取りやすくなり、現実をそのイメージに合わせようと行動するようになります。「いつかパリに行きたい」より「パリの石畳を歩きながら、朝の澄んだ空気を吸っている。お気に入りのカフェで温かいクロワッサンを頬張り、幸せな気持ちに包まれている」と書いた方が、脳にとってはリアリティが高まるのです。書き換えるときは、五感と情動を意識してみてください。見えるもの、聞こえるもの、感じる温度や手触り、その時の感情を具体的に書くことで、脳にとってのリアリティがぐんと高まります。
宣言があなたのセルフイメージを変える
「私は○○している」と言葉にすることで、心の中の「自分らしさ」であるセルフイメージが変わり始めます。脳はセルフイメージと現実を一致させようとする性質を持っています。だから「パリを歩いている自分」「自信を持って発言している自分」をイメージし続けると、脳はそのギャップを埋めようと自然に行動を促すのです。現状の自分と「なりたい自分」の間にギャップがあると、脳は居心地の悪さを感じます。多くの人はこの不快感から逃れるために「やっぱり私には無理」と諦めてしまいます。でも、なりたい自分の臨場感を高め続ければ、脳はそちらに向かって行動するようになるのです。違和感を感じたら「私は今、変わろうとしているんだ」と捉えてみてください。行動が伴えば「やっぱり私はできる」と感じ、ゴール達成能力への確信であるエフィカシーが高まります。このサイクルを繰り返すことで、現実化は自然に進んでいくのです。
リストは「なりたい自分」を引き寄せるツール
書き方を変えるだけで、あなたの未来は確実に動き始めます。すでにリストを持っている方は「〜したい」を「〜している」に、「〜が欲しい」を「〜を持っている」に書き換えてみてください。そして毎日、数分でもいいので声に出して読んでみましょう。感情を込めて、その場面をイメージしながら。朝起きてからと夜寝る前がおすすめです。他人には話さず、自分だけの秘密にしておくことも大切です。すぐに実現できることもリストに入れてみてください。「朝の散歩を楽しんでいる」「お気に入りのカフェでゆったり過ごしている」など。達成感の積み重ねが、さらに大きなゴールへの自信を育てます。やりたいことリストは、ただの願望リストで終わらせるのではなく、「なりたい自分」を引き寄せる達成ツールに進化させていきましょう。まずはひとつ、現在進行形で書き換えてみることから始めてみてくださいね。
