自己実現

燃え尽き症候群を防ぐゴール設定|通過点思考と利他の力で尽きない原動力を

kokihasutami

頑張ってきたのに、急に空虚になる理由

目標に向かって一生懸命努力してきたのに、いざ達成すると「次に何をすればいいのかわからない」「心が空っぽになった」と感じたことはありませんか?

これは燃え尽き症候群と呼ばれる状態です。頑張り屋さんほど陥りやすいこの状態は、実はゴールの設定方法を少し変えるだけで防ぐことができるのです。

燃え尽きてしまう本当の原因

ゴールが「ひとつだけ」になっている

多くの方が、一つの大きな目標だけに集中してしまいます。資格取得、昇進、結婚など、それ自体は素晴らしい目標ですが、それが達成されたときに「次」がないと、心のエネルギーが行き場を失ってしまうのです。

ゴールを「終着点」だと思い込んでいる

「これを達成したら人生が変わる」と考えてしまうと、達成した瞬間に完結してしまいます。本来、人生には終わりがなく、成長し続けることができるはずなのに、自分でゴールを「終わり」にしてしまっているのです。

燃え尽きを防ぐ|通過点思考

今のゴールは「階段の一段」に過ぎない

達成目前のゴールを「終わり」ではなく「通過点」として捉え直してみましょう。

例えば、昇進というゴールがあるなら、その先に「チームを成長させるリーダーになる」「業界に影響を与える存在になる」など、さらに大きなゴールを設定するのです。

常にその先の景色を描く

一つのゴールが見えてきたら、その先にさらに大きく遠いゴールを設定し直します。これにより、達成の喜びを味わいながらも、次へのワクワク感を常に持ち続けることができます。

尽きることのない原動力|利他的なゴール

自分だけでなく、周りも幸せにする

自己実現だけを目指すゴールは、いずれ満たされて終わってしまいます。しかし、「周りの人を幸せにしたい」「社会をより良くしたい」という利他的なゴールは、尽きることがありません。

利他は大きなエネルギーを生む

自分のためだけに頑張るよりも、誰かのために行動する方が、不思議と大きな力が湧いてくるものです。それは、人として本質的な喜びに繋がっているからなのです。

具体例|私のゴールに利他を組み込む

  • キャリア:自分が成長する→後輩を育てる→業界全体を盛り上げる
  • 趣味:技術を磨く→誰かに教える→文化を広める
  • 健康:自分が健康になる→家族を支える→周りに良い影響を与える

複数の領域でゴールを持つ

燃え尽きを防ぐもう一つの方法は、人生の複数の領域でバランスよくゴールを設定することです。

仕事だけでなく、人間関係、健康、趣味、社会貢献など、さまざまな分野で「通過点」を設定しておけば、一つの領域で停滞しても、他の領域から元気をもらえます。

あなたらしく輝き続けるために

今のゴールをゴールとせず、その先へ、その先へと視線を向けてみてください。そして、自分だけでなく周りの人も幸せにするという想いを込めてみてください。

そうすることで、あなたの人生は尽きることのないエネルギーに満ち、輝き続けることができるのです。

ABOUT ME
蓮彩 聖基 <br>(はすたみ こうき)
蓮彩 聖基
(はすたみ こうき)
パーソナルコーチ
1997年 青森県生まれ
苫米地式コーチング認定コーチ養成講座 第7期修了
ドクター苫米地ワークス修了
田島大輔グランドマスターコーチに師事
認知科学者 苫米地英人博士より、
無意識へ深く働きかける「内部表現の書き換え」や、コーチングの技術を習得
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