自己実現

可能性が見えないのは「ないから」ではなく「気づいていないだけ」という話

kokihasutami

あなたの周りには、実はたくさんのチャンスや可能性が転がっています。

でも、「どこにもチャンスなんてない」「私には可能性がない」と感じることはありませんか?

実は、可能性が「ない」のではなく、「見えていないだけ」なのです。

この記事では、なぜ私たちは目の前にある可能性に気づけないのか、そしてどうすればそれに気づけるようになるのかをお話しします。

私たちは「自分が重要だと思っているもの」しか見えていない

友達と一緒に街を歩いている時、同じ景色を見ているはずなのに、全く違うものに目が留まることはありませんか?

例えば、カフェ巡りが好きな友達は次々とおしゃれなカフェを見つけるのに、あなたはそのお店の存在に全く気づかなかった。

逆に、洋服が好きなあなたは素敵なセレクトショップをすぐに見つけられるのに、友達は「え、そんなお店あった?」と驚く。

これは、同じ場所を歩いていても、一人ひとりが「重要だと思っているもの」が違うから起こる現象です。

私たちの脳は、毎秒膨大な量の情報にさらされています。

もし全ての情報を処理しようとしたら、脳はパンクしてしまいます。

だから脳は、「自分にとって重要なもの」だけを選んで意識に上げ、それ以外の情報は最初から存在しないかのように扱うのです。

新しい車を買ったら、同じ車ばかり目につく不思議

こんな経験はありませんか?

新しいバッグを買った途端、街中で同じバッグを持っている人がやたらと目につくようになった。

新しい車を購入したら、道路で同じ車種ばかりが走っているように感じる。

「え、このバッグって流行ってるの?」と思うかもしれませんが、実は違います。

そのバッグは前からずっとそこにあったのです。

ただ、あなたがそれを「重要なもの」として認識していなかっただけ。

購入したことで、あなたの中での重要度が上がり、今まで見えていなかったものが急に見えるようになったのです。

「重要性」を決めているのは、あなたの無意識

では、何が「重要」で何が「重要でない」かを決めているのでしょうか?

それは、あなたの無意識です。

無意識は、これまでの経験や自己イメージ、そしてあなたが心から達成したいと思っていることによって、何を重要と判断するかを決めています。

例えば、「私には可能性がある」と心から信じている人は、チャンスや可能性に関する情報が自然と目に入ってきます。

本屋さんに行けば、自分の成長につながる本が目につきます。

人と会話していても、役立つヒントを拾い上げることができます。

反対に、「私には可能性なんてない」と思い込んでいる人は、目の前にチャンスがあっても気づくことができません。

同じ本屋さんに行っても、同じ本を見ても、それが「自分には関係ない」ものとして処理されてしまうのです。

可能性は「ない」のではなく、「見えていない」だけなのです。

あなたの「見えている世界」は、あなたが作り出している

私たちが日常で「見えている世界」は、実は客観的な現実そのものではありません。

無意識が選び取った情報によって構成された、あなた専用の世界なのです。

だから、同じ状況にいても、人によって全く違う世界が見えています。

ある人にとっては「チャンスだらけの世界」に見えるのに、別の人には「何も可能性がない世界」に見える。

それは、二人が違う世界に生きているのではなく、見ているものが違うだけなのです。

そして、何を見るかは、あなた自身が決めることができます。

脳は「安全」を最優先する

ここで一つ、重要なことをお伝えします。

私たちの脳には、「安全に長生きする」「種を保存する」という生物としての本能的な目的があります。

だから、今の安全で快適な状態を維持しようとする力が働きます。

新しいことに挑戦するのは、脳にとっては「危険」です。

バンジージャンプやスカイダイビングを多くの人がやらないのは、「怖い、死んでしまうかもしれない」という危険を本能的に避けているからです。

同じように、現状を大きく変えることも、脳は「危険」だと判断します。

だから、今の自分に必要な情報だけを見せて、それ以外は隠そうとするのです。

今の会社で安定して働いている人には、転職や起業に関する情報は「危険で不確実」として隠されてしまいます。

今の人間関係が快適な人には、新しいコミュニティに参加するチャンスが見えにくくなります。

これは、あなたを守るための脳の仕組みなのです。

「心から達成したいこと」が世界を変える

では、どうすれば見えていなかった可能性に気づけるようになるのでしょうか?

それは、現状の外側に、心から達成したいことを持つことです。

「現状の外側」とは、今の自分の延長線上では達成できない、大きな変化を必要とすることを指します。

例えば、今は会社員だけど「自分のブランドを立ち上げたい」と心から思う。

今は一人暮らしだけど「海外で生活してみたい」と本気で願う。

こうした強い想いを持つと、あなたの中での「重要性」が変わります。

すると、今まで見えていなかった情報が、急に見えるようになるのです。

起業に関する本が目に留まるようになります。

実際に起業した人との出会いが増えます。

必要なスキルを学べる場所が見つかります。

これらは、全て前から存在していたものです。

ただ、あなたの中での重要度が低かったから、見えていなかっただけなのです。

本屋さんに並ぶ本は、全て「隠れていた答え」

「やりたいことがあるけど、どうやったらいいかわからない」と思った時、多くの人は本屋さんに行きます。

そこには、あなたが知りたい情報が詰まった本がたくさん並んでいます。

でも、考えてみてください。

その本は、あなたが「やりたいこと」を見つける前から、ずっとそこにあったのです。

ただ、あなたが「やりたい」と思うまでは、それが目に入らなかっただけ。

つまり、答えはずっとそこにあったのです。

方法も、情報も、可能性も、ずっとあなたの周りに存在していました。

ただ、隠れていただけなのです。

あなたが心から達成したいことを持った瞬間、その隠れていたものが次々と姿を現し始めます。

可能性は無限にある。年齢も関係ない。

20代のあなたには、無限の可能性があります。

いえ、正確には、誰にでも年齢に関係なく無限の可能性があります。

ただ、多くの人がそれに気づいていないだけなのです。

「もう遅い」と思っているかもしれません。

「私には才能がない」と感じているかもしれません。

でも、それは本当の真実ではありません。

それは、あなたが「真実だと思い込んでいること」に過ぎないのです。

私たちは、自分が真実だと思っていることに基づいて、情報を集め、判断をし、行動をします。

「私には可能性がある」と信じている人は、可能性を見つける行動をします。

「私には限られた可能性しかない」と思っている人は、限られた世界しか見ません。

でも、世界そのものは変わっていません。

見ているものが違うだけなのです。

まず、「私には可能性がある」と決めてみる

今日から、一つだけ試してみてほしいことがあります。

それは、「私には無限の可能性がある」と決めてみることです。

証拠がなくても構いません。

信じられなくても大丈夫です。

ただ、そう決めてみるのです。

そして、「私が本当にやりたいことは何だろう?」と自分に問いかけてみてください。

「現状の延長線上」ではなく、「もし何でも叶うとしたら、何をしたい?」と考えてみてください。

その答えが見つかった時、あなたの世界は変わり始めます。

今まで見えていなかった情報が、目に入ってくるようになります。

必要な人との出会いが、自然と訪れます。

「偶然」のように思えるチャンスが、次々と現れます。

でも、それは偶然ではありません。

全て、元からそこにあったものです。

ただ、あなたが気づけるようになっただけなのです。

可能性は隠れているだけ。見つけるのはあなた次第

この世界には、あなたが想像する以上の可能性が転がっています。

あなた自身の中にも、まだ気づいていない才能や可能性がたくさん眠っています。

それは「ない」のではなく、「隠れている」だけです。

そして、その隠れたものを見つけ出せるかどうかは、あなた次第なのです。

「私には可能性がある」と信じること。

心から達成したいことを持つこと。

この二つが、隠れていた可能性を次々と姿を現させる鍵になります。

あなたの人生は、あなたが「何を重要だと思うか」によって作られていきます。

だから、まずは自分に問いかけてみてください。

「私は、本当は何を大切にしたい?」

「私は、どんな人生を送りたい?」

その答えが、あなたの世界を変える第一歩になります。

ABOUT ME
蓮彩 聖基 <br>(はすたみ こうき)
蓮彩 聖基
(はすたみ こうき)
パーソナルコーチ
1997年 青森県生まれ
苫米地式コーチング認定コーチ養成講座 第7期修了
ドクター苫米地ワークス修了
田島大輔グランドマスターコーチに師事
認知科学者 苫米地英人博士より、
無意識へ深く働きかける「内部表現の書き換え」や、コーチングの技術を習得
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