心と感情

ネガティブな感情を手放す心理テクニック|イライラや不安から解放される方法

kokihasutami

イライラや不安を引きずってしまうあなたへ

「今日は上司に嫌味を言われてイライラする…」「あの人の一言がずっと頭から離れない…」そんなネガティブな感情を引きずってしまうこと、ありませんか?

実は、ネガティブな感情が長引いてしまうのは、あなたの性格が弱いからでも、運が悪いからでもありません。脳の仕組みと、感情への向き合い方を知らないだけなのです。

この記事では、科学的に効果が実証されている「ネガティブな感情を手放す方法」をお伝えします。

なぜネガティブな感情は長引くのか

脳のネガティビティ・バイアス

人間の脳には「ネガティビティ・バイアス」という特性があります。これは、ポジティブな情報よりもネガティブな情報に強く反応し、記憶にも残りやすくするという仕組みです。

太古の時代、危険を察知して生き延びるために発達した能力なのですが、現代社会では「嫌なことばかり考えてしまう」という困った状態を生み出しています。

セルフトークが感情を増幅させる

さらに、私たちは1日に数万回も自分に語りかける「セルフトーク」を繰り返しています。

「またミスした…私ってダメだな」「あの人、私のこと嫌いなのかも」といったネガティブなセルフトークが、感情をどんどん増幅させてしまうのです。

感情を手放す3つの心理テクニック

① 感情に名前をつける

感情を手放す第一歩は「感情を客観視する」ことです。

心の中で「今、私は怒りを感じている」「これは不安という感情だ」と名前をつけてみてください。感情に名前をつけることで、感情と自分の間に距離が生まれ、冷静さを取り戻せます。

② セルフトークを切り替える

ネガティブな感情が湧いたら、すぐにセルフトークを切り替える習慣をつけましょう。

  • 「私ってダメだな」→「今回はうまくいかなかったけど、次はできる」
  • 「あの人が悪い」→「相手にも事情があったのかもしれない」

最初は意識的に言葉を選ぶ必要がありますが、繰り返すうちに自然とポジティブなセルフトークが身につきます。

③ 体を動かして感情をリセットする

感情は体とも深く結びついています。ネガティブな感情に支配されそうになったら、体を動かすことが即効性のある対処法です。

  • 深呼吸を3回する
  • 軽いストレッチをする
  • 散歩に出かける
  • 好きな音楽に合わせて体を揺らす

体の状態が変わると、自然と感情も切り替わっていきます。

感情を手放した先に見える世界

ネガティブな感情を手放せるようになると、エフィカシー(ゴールを達成する自己能力の自己評価)が高まり、「私ならできる」という確信が持てるようになります。

すると、新しいことにチャレンジする勇気が湧き、コンフォートゾーン(心地よい領域)も自然と広がっていきます。

感情に振り回されるのではなく、感情を上手に扱えるようになることで、あなたらしい自由な生き方が実現できるのです。

今日から始める小さな一歩

まずは今日、ネガティブな感情が湧いたときに「今、私は〇〇という感情を感じている」と心の中で名前をつけてみてください。

たったこれだけでも、感情との付き合い方が変わっていきます。小さな一歩の積み重ねが、あなたを「なりたい自分」へと導いてくれるはずです。

ABOUT ME
蓮彩 聖基 <br>(はすたみ こうき)
蓮彩 聖基
(はすたみ こうき)
パーソナルコーチ
1997年 青森県生まれ
苫米地式コーチング認定コーチ養成講座 第7期修了
ドクター苫米地ワークス修了
田島大輔グランドマスターコーチに師事
認知科学者 苫米地英人博士より、
無意識へ深く働きかける「内部表現の書き換え」や、コーチングの技術を習得
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