自己実現

なりたい自分を実現する|臨場感とリアリティの力で未来を引き寄せる方法

kokihasutami

なぜ「なりたい自分」が実現しないのか

「変わりたい」と思っているのに、なぜか変われない。そんな経験はありませんか?

実は、私たちのマインドには重要な法則があります。それは、臨場感とリアリティを持てない未来は、現実にならないということです。

頭では「こうなりたい」と思っていても、その未来の自分に対して鮮明なイメージや強いリアリティを感じられなければ、マインドはそれを「本当の未来」として認識してくれません。だからこそ、なりたい自分を明確にし、それを映像化して臨場感を高めていくことが必要なのです。

なりたい自分を構成する要素とは

なりたい自分を実現するためには、単に「こうなりたい」と漠然と思うだけでは不十分です。新しい自分を具体的に描き、統合していく必要があります。

セルフイメージを明確にする

セルフイメージとは、無意識が抱いている「自分らしさ」のことです。

  • どんな性格で、どんな価値観を持っているのか
  • どんな能力や強みがあるのか
  • どんな人として周囲から認識されているのか

こうした要素が、あなたの無意識の中で「自分」という像を形作っています。

ブリーフシステム(信念)を見直す

あなたが持っている信念も、なりたい自分を実現する上で重要な要素です。

  • 「私にはできる」という信念なのか、「私には無理」という信念なのか
  • 「お金は豊かさの象徴」なのか、「お金は汚いもの」なのか
  • 「挑戦は楽しい」のか、「失敗は怖い」のか

こうした信念が、あなたの行動や選択を左右しています。

コンフォートゾーンを描く

コンフォートゾーンとは、あなたが心地よく過ごせる環境のことです。

新しいあなたは、どんな場所にいて、どんな人たちと関わり、財布にはいくら入っていて、どんな日常を送っているのでしょうか?こうした具体的なイメージをもつことで、未来の自分がよりリアルになっていきます。

セルフトークと習慣を考える

なりたい自分は、どんな言葉を自分にかけているでしょうか?どんな習慣を持っているでしょうか?

  • 朝起きて最初に考えることは?
  • 困難に直面したときにどんな言葉を自分にかけるのか?
  • どんな行動を当たり前のようにしているのか?

こうした細部まで描くことで、臨場感が一気に高まります。

未来の自分にフォーカスする

なりたい自分を描いたら、次に重要なのはその未来の自分にフォーカスし続けることです。

現状の外にゴールを設定する

ゴールは、「現状の外側」に設定することが大切です。今の自分の延長線上ではなく、大きく飛躍した未来の姿を思い描きましょう。

そして、そのゴールを達成している時の自分に意識をロックオンするのです。その未来の自分を基準に考え、行動することで、自然と現状を飛び出し、ゴールに向かって進んでいけるようになります。

臨場感を高め続ける

未来の自分への臨場感が強ければ強いほど、マインドはその未来を「本当の現実」として認識します。

  • ビジュアライゼーション(映像化)を繰り返す
  • その時の感情や感覚を味わう
  • 五感を使って未来をリアルに感じる

こうした実践を通じて、なりたい自分への臨場感を日々強めていきましょう。

「変化」ではなく「進化」を求める

ここで大切なのは、「変化」ではなく「進化」を求めるということです。

変化とは、今の自分から少し変わることです。しかし、それでは日常レベルの小さな変化にとどまってしまう可能性があります。

一方、進化とは、過去の自分や先代の当たり前を大きく超えていくことです。それは、まるで別の生命体になるくらいのスケールで自分を捉え直すことを意味します。

進化とは何か

進化とは、これまでの常識や当たり前を超えて、全く新しい自分になることです。

  • 親や周囲の期待を超える
  • 過去の自分の限界を超える
  • 社会の常識を超える

そのくらい大きなスケールで未来を描くことで、本当の意味でなりたい自分を実現できるのです。

統合された新しい自分へ

セルフイメージ、信念、コンフォートゾーン、セルフトーク、習慣——これらすべてを統合し、一つの「未来の自分」として描くこと。それがゲシュタルト(全体としてのまとまり)を形成するということです。

新しい自分のゲシュタルトに臨場感を持つことで、マインドは自然とその方向に進み始めます。努力や我慢ではなく、自然な流れとして、あなたはなりたい自分へと進化していくのです。

今日から始める一歩

なりたい自分を実現するために、まずは以下のことから始めてみましょう。

  1. なりたい自分を具体的に描く:セルフイメージ、信念、コンフォートゾーン、習慣などを明確にする
  2. 臨場感を高める:ビジュアライゼーションやアファメーションで未来をリアルに感じる
  3. 進化を求める:小さな変化ではなく、大きな進化を目指す

あなたのマインドは、臨場感を持った未来を現実にする力を持っています。なりたい自分を明確にし、その未来にフォーカスし続けることで、あなたは必ず進化していけるのです。

ABOUT ME
蓮彩 聖基 <br>(はすたみ こうき)
蓮彩 聖基
(はすたみ こうき)
パーソナルコーチ
1997年 青森県生まれ
苫米地式コーチング認定コーチ養成講座 第7期修了
ドクター苫米地ワークス修了
田島大輔グランドマスターコーチに師事
認知科学者 苫米地英人博士より、
無意識へ深く働きかける「内部表現の書き換え」や、コーチングの技術を習得
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