コーチングの基本

エフィカシーを高める本当の意味とは?根拠のない自信があなたの未来を変える

kokihasutami

「自分には自信がない」「過去の失敗が頭から離れない」――そんな思いを抱えていませんか?

実は、あなたが本当に望む未来を手に入れるために必要なのは、過去の実績や根拠ではありません。むしろ、「根拠のない自信」こそが、あなたを理想の自分へと導く鍵となるのです。

今回は、コーチング理論における重要な概念「エフィカシー」について、お伝えします。

エフィカシーとは何か?

自分の可能性を信じる力

エフィカシーとは、ゴールを達成する自己能力の自己評価のことです。

一般的な自己肯定感とは異なり、特に「現状の外側にある大きなゴール」に対して、「私には絶対にできる」と確信できる力を指します。

この確信度が高ければ高いほど、あなたは理想の未来へとスムーズに進んでいけるのです。

なぜエフィカシーが必要なのか

想像してみてください。今のあなたが驚くような、ワクワクするような大きなゴールを思い描いたとき――「どうせ私には無理」と思ってしまったら、そのゴールに向かって歩き出すことさえできませんよね。

エフィカシーは、あなたが本当に望む人生を生きるための土台なのです。

「根拠のない自信」が未来をつくる

過去に縛られない生き方

多くの人は、自分の価値を過去の実績や経験で測ろうとします。履歴書に書けるような「事実」や「根拠」がないと、自信を持てないと感じてしまうのです。

でも、考えてみてください。あなたの未来は、過去の延長線上にあるわけではありません。

過去にどんな経験をしてきたとしても、それは「これからのあなた」とは関係がないのです。

未来思考への転換

根拠とは「過去の事実」を意味します。つまり、根拠に基づいた自信は、過去の枠組みの中でしか自分を評価できていないということです。

本当に大切なのは、まだ実現していない未来の自分を信じる力。これこそが、エフィカシーの本質なのです。

今日この瞬間から、過去思考を手放し、完全に未来に意識を向けてみましょう。

エフィカシーを高く保つために

失敗の記憶に引きずられない

私たちの脳は、成功体験よりも失敗体験の方を記憶に残しやすい傾向があります。そのため、無意識のうちに「あのときできなかったから、今回もできないかも」と思ってしまうことがあります。

でも、その記憶はもう手放していいのです。

過去の失敗は、未来のあなたの可能性とは何の関係もありません。

他者の評価を気にしない

社会は往々にして、あなたの過去しか見てくれません。学歴、実績――これらはすべて「過去」です。

あなたが大きなゴールを語ったとき、周囲が信じてくれないこともあるでしょう。でも、それは他者があなたの未来を見る力を持っていないだけなのです。

エフィカシーは、あなた自身の内側にある評価。他者の意見に左右される必要はありません。

未来の自分を信じる

ゴール設定とエフィカシーの関係

大きなゴールを設定するには高いエフィカシーが必要であり、高いエフィカシーを持つには大きなゴールが必要――この二つは相互に影響し合っています。

だからこそ、難しく考えすぎる必要はありません。「私にはできる」「私はもっと成長できる」と、自分に語りかけることから始めてみてください。

今日から実践できること

まずは、自分の中にある「できない理由」を手放してみましょう。

そして、こう自分に問いかけてみてください。

「もし、過去の経験や失敗が一切関係ないとしたら、私は何を実現したい?」

その答えが、あなたの本当のゴールであり、あなたが持つべきエフィカシーの方向性を示してくれるはずです。

おわりに

エフィカシーは、特別な才能や経験がなくても、誰もが持つことができる力です。

過去にとらわれず、根拠なんて気にせず、あなたが心から望む未来の自分を信じてください。「私には絶対にできる」――その確信こそが、あなたを理想の人生へと導いてくれるのです。

ABOUT ME
蓮彩 聖基 <br>(はすたみ こうき)
蓮彩 聖基
(はすたみ こうき)
パーソナルコーチ
1997年 青森県生まれ
苫米地式コーチング認定コーチ養成講座 第7期修了
ドクター苫米地ワークス修了
田島大輔グランドマスターコーチに師事
認知科学者 苫米地英人博士より、
無意識へ深く働きかける「内部表現の書き換え」や、コーチングの技術を習得
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