ライブ前の緊張で眠れない夜の過ごし方|本番前の不安を和らげる方法
緊張の正体はコンフォートゾーンの外にいること
ライブの前夜、明日のステージのことを考えただけで眠れなくなる。そんな経験をされたことはありませんか。なぜ緊張してしまうのでしょうか。それは、ステージそのものに慣れていなかったり、「絶対に成功させなければ」と自分を追い込んでしまっていたり、何かしらのプレッシャーを感じていたりするからです。つまり、いつもとは違う状態に自分を置いてしまっている。これこそが、コンフォートゾーンの外に出てしまっているということなのです。コンフォートゾーンとは、人がストレスを感じずに自然体でいられる領域のことです。この領域の中にいるとき、私たちは本来の力を発揮することができます。ですが、明日のライブをイメージしただけで心がざわつくのであれば、それはその場所がまだあなたにとって心地よい場所になっていないということなのです。
緊張状態では本来の力を発揮できない
緊張している状態では、身体全体が硬直してしまいます。練習のときには自分の狙った音を出せていたのに、本番になると声がこわばったり、指先がいつも通りに動かなかったり、なぜかわからないけれど声が裏返ってしまったり。頭が真っ白になって、思わぬミスをしてしまうこともあるかもしれません。これらは、コンフォートゾーンの外にいるときに起こる現象なのです。コンフォートゾーンの外では、脳の機能が鈍り、本来の力を十分に発揮することができません。だからこそ、本番で「いつも通り」のパフォーマンスをするためには、その場所や状態を自分にとって心地よい場所にしておく必要があるのです。
ステージを居心地よい場所に変える
大切なのは、ライブの直前に不安を和らげようとすることだけではありません。そもそも緊張しないような状態を、日頃からつくっておくことなのです。そのための方法が、ビジュアライゼーションです。私たちは、まだ実現していない未来を頭の中でイメージすることができます。このイメージの力を使って、ステージでパフォーマンスしている自分を何度も何度もリハーサルしておくのです。観客の顔、照明の当たり方、会場の空気感。その中で自分が演奏している姿を、自分の視点から、今まさにやっているかのようにリアルに体験してください。楽団であればみんなで演奏している様子を、歌手であれば聴衆の前で歌っている様子を、五感を使って鮮明に描くのです。これを日常的に繰り返していくと、無意識はその世界に慣れていきます。すると、実際にステージに立ったときも「いつも通り」の感覚でパフォーマンスができるようになるのです。
それでも緊張したときは自分を信じる言葉をかける
日頃からビジュアライゼーションを続けていても、それでも緊張してしまう瞬間はあるかもしれません。特別なプレッシャーがかかる大きなステージに立つこともあるでしょう。そんなとき、大切になるのがセルフトークです。「私なら大丈夫」と自分に語りかけてあげてください。なぜなら、あなたは今まで頭の中で何度もリハーサルをしてきたからです。トレーニングを積み重ねてきたからです。あとはそれをやるだけ。自分を信じてあげること、自分に確信を持つことが大切なのです。失敗のイメージやネガティブな想像で頭がいっぱいになってしまうと、ますますコンフォートゾーンの外に追いやられてしまいます。自分自身をネガティブな想念で覆ってしまうと、想定していなかったことが起きたときに対処できなくなってしまうのです。だからこそ、日頃からマインドを整えておくことが何より大切なのです。緊張は、その場所に慣れていないというサインです。だからこそ、ビジュアライゼーションを通じて、ステージをあなたのコンフォートゾーンにしていってくださいね。そうすれば、本番で輝くあなたは、いつも通りのあなたなのですから。
