「時間がない」が口癖のあなたへ|忙しさから抜け出す思考転換法

kokihasutami

現代人が抱える「時間がない」という呪縛

「時間がない」
「忙しい」
「やることが多すぎる」

こんな言葉が口癖になっていませんか?

私たち現代人は、SNS、ニュース、広告、さまざまな音や情報に常に晒されています。

街を歩けば広告が目に入り、車の音、電車の音、人々の声。カフェに入ってもさまざまな音が聞こえてくる。

常に膨大な情報の中で、五感が刺激を受け続けている状態なのです。

静寂が教えてくれること

普段都会に住んでいて田舎や自然豊かな場所に旅行すると、心がリフレッシュされる経験をしたことはありませんか?

空気が新鮮で、静かで、心から落ち着ける。

それは、静寂の中に落ち着きやリラックス、安心感を感じられるからです。

裏を返せば、それだけ私たちは日常的にものすごい量の情報にさらされているということなのです。

「忙しい=すごい」という危険な錯覚

忙しさを美徳とする社会

現代社会では、忙しくしている人がすごい、という価値観が根強くあります。

  • 常に仕事に追われている
  • 締め切りに追われている
  • 何か見えない何かに追われている

こうした状態を「頑張っている証拠」だと、多くの人が錯覚してしまっているのです。

暇=ダメという思い込み

逆に、リラックスしている人や時間に余裕がある人を見ると、「暇なんだね」と否定的に捉えてしまう。

忙しくバリバリ働く人が素晴らしくて、余裕がある人はダメという思い込みです。

そして「時間がない」「忙しい」が口癖になっていってしまいます。

「時間がない」というセルフトークの危険性

セルフトークが現実を創る

もしあなたが、忙しい毎日から抜け出したいと思っているなら、まず「時間がない」というセルフトークをやめる必要があります

セルフトークとは、無意識の自己対話のこと。

私たちは1日に数万回もの思考を繰り返しており、その中で無意識に自分自身に語りかけているのです。

「時間がない」のループ

「時間がない」と無意識に独り言のように言っている。

人に対しても「私は今、時間がない」と繰り返し言っている。

そうすると、それがどんどん当たり前になってしまうのです。

「時間がない」という現実を、自分でどんどん強化してしまっているのです。

そのループから抜け出せなくなってしまうのです。

セルフトークに気づき、修正する

それでいいのなら構いませんが、もし抜け出したいと思っているなら、そのセルフトークに気づき、修正する必要があります

「時間がない」ではなく、別の言葉を選ぶのです。

時間は「ない」のではなく「創る」もの

生産性を上げれば時間は生まれる

考えてみてください。

常に時間に追われているより、自分自身の生産性を上げて高いパフォーマンスを発揮できたらどうでしょう?

具体的な例

  • 今1時間でやっている作業を30分で終わらせることができたら?
  • その分の時間が浮きますよね
  • 時間は「ある」わけです
  • 余るわけです

浮いた時間で新しいタスクに取り組むのもいいし、違う仕事をするのもいい。

「時間がない」のは、自分自身のパフォーマンスをもっと上げられる余地があるということなのです。

クロックサイクルを上げる

クロックサイクルとは、自分自身の体感速度のこと。

今、目の前のことを1時間でやっているとします。

それを30分でやれば、2分の1になり、生産性は倍になります。

生産性を上げる視点

  1. 単純作業を効率化する
  • 無駄な動きを省く
  • ツールを活用する
  • ルーティンを最適化する
  1. 処理速度を上げる
  • タイピング速度を上げる
  • 意思決定を早くする
  • 頭の回転を速くする
  1. 同時並列的に考える
  • 思考の並列処理
  • 一つのことをしながら次のことを考える

例えば、タイピングが速い人は、同じ文章を書くのに時間がかからない。それだけ生産性が高いということです。

タイピング速度を倍にして、さらに思考速度も倍にすれば、その時点で4倍の生産性です。

本気でやる姿勢が大事

ただし、これは本気でやるという姿勢が必要です。

だらだらやっていて「時間がない」と言っているのは、本末転倒です。

新しいセルフイメージを持つ

「時間がない」から「時間に余裕がある」へ

まず、「時間がない」と言うのをやめましょう。

そして、こんなセルフイメージを持ってください

望ましいセルフイメージ

  • 時間に余裕がある自分
  • 高いパフォーマンスを発揮している自分
  • 生産性を上げて、圧倒的に他の誰よりも成果を出している自分

そうすると、それが現実になるのです。

セルフトークがセルフイメージを作ります。そしてコンフォートゾーンをつくります。

「時間がない自分」がコンフォートゾーンになっているなら、それを変える必要があるのです。

忘れてはいけないこと|リラックスの重要性

余白がなければ創造性は生まれない

ただし、忘れてはいけないことがあります。

私たちは常に膨大な情報にさらされている現代において、リラックスする時間をしっかり自分の1日の中、人生の中に作る必要があるのです。

クリエイティビティには余裕が必要

なぜなら、心に余裕がない、余白がないと、クリエイティビティは働かないからです。

目の前のタスクに全力で取り組むのはもちろん大事です。

しかし、心に余裕がないと、次の良いアイデアやクリエイティブな発想は生まれないのです。

作業とクリエイティビティの違い

目の前に出てくる作業をただこなしているだけなら、それはコンピューターと同じです。

私たちは創造性を発揮する必要があるのです。

私たちがやるべきことは、ゴールの実現です。

そのためには、作業をこなすだけでなく、創造的に考え、新しい可能性を見出していく必要があるのです。

時間に追われない生き方を実現する

ステップ1|セルフトークを変える

まず、「時間がない」「忙しい」というセルフトークに気づき、やめましょう。

代わりに、こう言ってみてください。

  • 「私には時間がある」
  • 「私は効率的に物事を進められる」
  • 「私は高いパフォーマンスを発揮している」

ステップ2|生産性を具体的に上げる

次に、実際に生産性を上げる取り組みをしましょう。

具体的なアクション

  • タイピング速度を測定し、練習する
  • 時間がかかっている作業を洗い出し、効率化する
  • ツールやテクノロジーを活用する
  • 頭の回転を速くする訓練をする

ステップ3|リラックスの時間を確保する

そして、意識的にリラックスする時間を作りましょう

リラックスの時間の例

  • 朝の静かな時間に瞑想する
  • 散歩やストレッチで体をほぐす
  • 好きな音楽を聴く
  • 自然の中で過ごす
  • 何もしない時間を持つ

この余白の時間があるからこそ、創造的なアイデアが生まれ、本当に大切なことに気づけるのです。

ステップ4|新しいセルフイメージを定着させる

最後に、「時間に余裕があり、高いパフォーマンスを発揮している自分」というセルフイメージを、毎日イメージして定着させていきましょう。

朝起きた時、寝る前、日中の隙間時間に、理想の自分を思い描くのです。

本当の豊かさとは

「時間がない」という呪縛から解放されると、見える世界が変わります。

本当の豊かさとは、忙しさではなく、余裕を持って自分らしく生きることです。

時間に追われるのではなく、時間を創り出し、自分の人生を主体的に生きる。

そんな生き方を、今日から始めてみませんか?

「時間がない」というセルフトークをやめて、「私には時間がある」と言ってみる。

それだけで、あなたの現実は少しずつ変わり始めるのです。

ABOUT ME
蓮彩 聖基 <br>(はすたみ こうき)
蓮彩 聖基
(はすたみ こうき)
パーソナルコーチ
1997年 青森県生まれ
苫米地式コーチング認定コーチ養成講座 第7期修了
ドクター苫米地ワークス修了
田島大輔グランドマスターコーチに師事
認知科学者 苫米地英人博士より、
無意識へ深く働きかける「内部表現の書き換え」や、コーチングの技術を習得
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