諦めかけた夢を取り戻す|年齢も環境も関係ない、私だけのゴールの見つけ方
あの頃、あなたは何になりたかったですか?
幼稚園の頃、小学校の頃、あなたは将来どんな自分になりたいと思っていましたか?
お花屋さん、ケーキ屋さん、お医者さん、宇宙飛行士。絵を描く人、歌う人、世界中を旅する人。
きっと誰もが、将来やりたいこと、なりたい自分を自由に思い描いていたはずです。
その頃の私たちには「現実的かどうか」なんて基準はありませんでした。ただ純粋に「やりたい」「なりたい」という気持ちだけで、キラキラした未来を想像していたのです。
でも、いつの間にかその夢は小さくなり、心の奥に押し込められてしまった。そんな経験をしている方は多いのではないでしょうか。
この記事では、一度は諦めかけた夢をもう一度取り戻すための考え方と、正しいゴール設定の方法についてお伝えしていきます。
夢が小さくなっていく本当の理由
「現実的になりなさい」という言葉の影響
成長するにつれて、私たちは周囲の大人からさまざまな言葉を受け取ります。
「もっと現実を見なさい」「そんなの無理に決まっている」「安定した仕事に就きなさい」
これらの言葉は、多くの場合、悪意から発せられたものではありません。親や先生、周囲の大人たちは「あなたのため」を思って言っているのです。
でも、その言葉が繰り返されることで、私たちの中には少しずつ変化が起きていきます。
セルフトークが変わっていく
私たちは1日に数万回も、心の中で自分自身に語りかけています。これをセルフトークと呼びます。
「現実的になりなさい」という言葉を何度も聞くうちに、それは自分自身への語りかけに変わっていきます。
「私には無理かもしれない」「もっと堅実に考えなきゃ」「夢ばかり見ていてはダメだ」
こうしたセルフトークが繰り返されることで、セルフイメージ、つまり「自分はこういう人間だ」という無意識の認識が形成されていくのです。

セルフイメージが行動を決める
セルフイメージは、私たちの行動に直接影響を与えます。
「私はチャレンジできる人間だ」というセルフイメージを持っていれば、新しいことに挑戦する行動が自然と取れます。
一方で「私には大きなことは無理」というセルフイメージを持っていると、挑戦する前から諦めてしまうことが多くなります。
つまり、子供の頃に自由に描いていた夢が小さくなっていったのは、セルフトークの変化によってセルフイメージが書き換えられてしまったからなのです。

親のコンフォートゾーンを受け継いでしまう仕組み
コンフォートゾーンとは何か
コンフォートゾーンとは、その人がストレスを感じずに安心して過ごせる、慣れ親しんだ空間や領域のことです。
物理的な場所だけでなく、精神的な領域も含まれます。
「こういう生活が普通」「このくらいの収入が自分にふさわしい」「この程度の挑戦なら大丈夫」
こうした感覚がコンフォートゾーンをつくっています。

子供は親のコンフォートゾーンの中で育つ
子供時代、私たちは長い時間を親と一緒に過ごします。
親がどんな生活をしているか、何を大切にしているか、何を「良い」と考え、何を「悪い」と考えているか。そうした親の価値観や信念に囲まれて育っていきます。
これはとても自然なことです。でも同時に、親のコンフォートゾーンを無意識のうちに自分のものとして受け入れてしまうことにもなります。
ブリーフシステムの形成
親から繰り返し言われた言葉、教えられた価値観、示された行動パターン。これらが積み重なって、私たちの中にブリーフシステム(信念の体系)が形成されていきます。
ブリーフシステムとは、信念や価値観、世界観などが組み合わさってひとつの体系をつくっているものです。
たとえば「安定が一番大事」という信念があると、それに関連して「冒険は危険だ」「変化は避けるべきだ」「みんなと同じが安心」といった信念が連鎖的に形成されていきます。
これらの信念は互いに補強し合い、ひとつの世界観をつくり上げていくのです。

自覚なく「常識」として生きている
ブリーフシステムのやっかいなところは、多くの場合、本人が自覚していないということです。
「これが普通」「これが常識」「当たり前のこと」として、無意識のうちに行動や選択の基準になっています。
だから「なぜ夢を諦めたのか」と聞かれても、明確な理由が思い浮かばないことも多いのです。なんとなく「無理だと思った」「現実的じゃないと感じた」という曖昧な理由しか出てこない。
それは、ブリーフシステムが無意識のレベルで働いているからなのです。
社会の期待に応える自分をつくってしまう
大人になるほど強まる社会の影響
成長するにつれて、私たちは親だけでなく、学校、職場、メディア、社会全体からさまざまなメッセージを受け取るようになります。
「女性はこうあるべき」「この年齢ならこうしているべき」「成功とはこういうもの」「幸せとはこういう状態」
こうした見えない枠組みの中で、私たちは知らず知らずのうちに「社会にとって都合のいい自分」をつくり上げてしまいます。
本当の自分が見えなくなる
社会の期待に応えようとするあまり、本当にやりたいことが見えなくなってしまう。
「私は何がしたいんだろう」「本当はどうなりたいんだろう」
そう問いかけても、答えが出てこない。出てきたとしても、「でも現実的に無理だよね」とすぐに打ち消してしまう。
これは、あなたが弱いからでも、意志が弱いからでもありません。長年かけて形成されてきたセルフイメージやブリーフシステムが、そのように働いているだけなのです。
諦めた夢は、実は今も生きている
ふとした瞬間に顔を出す「やりたいこと」
忘れてしまったと思っていた夢や、諦めたはずのゴール。それは本当に消えてしまったのでしょうか?
将来のことを考えたとき、何か新しいことを見たとき、誰かの挑戦を目にしたとき。
心がざわつく感覚、胸が熱くなる感覚、「いいな」と思う気持ち。
それは、あなたの中にまだ生きているゴールの原石です。
大人になっても、ふとした瞬間に「こういうことがやりたい」「こんな風になりたい」という気持ちが湧いてくることがありますよね。
その気持ちを大切にしてほしいのです。
スコトーマが可能性を隠している
スコトーマとは、心理的な盲点のことです。
私たちの目には膨大な情報が映っていますが、その中から「自分にとって重要」と判断された情報だけが意識に上がってきます。重要でないと判断された情報は、存在していても「見えない」状態になるのです。
たとえば、新しいバッグを買った後に同じバッグを持っている人がやたらと目につくようになった経験はありませんか?
これは、バッグが急に増えたわけではありません。以前から同じバッグを持っている人はいたのに、自分にとって重要ではなかったから見えていなかっただけなのです。
同じことが、夢や可能性についても起きています。
「自分には無理」というセルフイメージを持っていると、目の前にチャンスがあっても、それが見えなくなってしまうのです。

年齢も性別も関係ない
「もう遅い」「今さら無理」「この年齢では」
そんな風に思っていませんか?
ゴールに年齢制限はありません。30代でも、40代でも、50代でも、いつからでも新しいゴールを設定することができます。
性別も関係ありません。「女性だから」という理由で何かを諦める必要はないのです。
あなたが「やりたい」と感じる気持ちは、何歳になっても、どんな環境にいても、大切にしていいものです。
正しいゴール設定の3つの原則
ここからは、正しいゴールの設定方法についてお伝えしていきます。
多くの人がゴール設定を正しくできていないために、なかなか前に進めない、変わりたいのに変われないという状態に陥っています。
正しくゴールを設定できれば、やるべきことは明確になり、人生は自然と動き始めます。
原則1:現状の外側に設定する
これが最も重要な原則です。
多くの人は「今の自分ができそうなこと」「ちょっと頑張ればできること」を目標にしてしまいます。
「今より少し収入を上げたい」「今の仕事でもう少し成果を出したい」「今の生活をもう少し良くしたい」
こうした目標は一見すると現実的で良いことのように思えますよね。でも、これらはすべて現状の範囲内の話なのです。
現状の内側のゴールは現状維持を強化する
現状の内側にゴールを設定すると、何が起こるでしょうか?
実は、現状維持が強化されてしまうのです。
今の自分のセルフイメージ、今のコンフォートゾーン、今のブリーフシステム。それらが「正しいもの」として確認され、より強固になっていきます。
スコトーマも強化されます。現状の延長線上にあるものしか見えなくなり、本当の可能性はますます見えなくなっていくのです。
本当のゴールとは
本当のゴールとは、今の自分の延長線上では達成できないもの。達成方法が見えないもの。自己イメージの大きな変化を必要とするもの。
自分でも達成できるかわからない。ちょっと怖いくらい大きい。でも、それでも成し遂げたいと心から思える。
そういうものが、現状の外側にあるゴールです。
「達成方法がわからない」というと不安に感じるかもしれません。でも、達成方法がすぐに見えるものは、実は現状の延長に過ぎないのです。
本物のゴールは、達成方法がわからないからこそ、本物なのです。
現状の外に出ると何が起こるか
現状の外側にゴールを設定すると、不思議なことが起こり始めます。
まず、スコトーマが外れ始めます。今まで見えていなかった情報やチャンスが、突然目に入るようになります。
「こんな方法があったのか」「この人に相談すればいいのか」「ここに情報があったのか」
それは、新しい情報が現れたわけではありません。以前からあったものが、ゴールを設定したことで「重要なもの」として認識されるようになったのです。
そして、ゴールに向かう行動が自然と取れるようになっていきます。努力や根性で動くのではなく、「そうするのが当たり前」という感覚で動けるようになるのです。
原則2:職業ではなく「何を成し遂げたいか」で考える
2つ目の原則は、ゴールの設定の仕方に関するものです。
多くの人は職業をゴールにしてしまいがちです。
「弁護士になりたい」「医者になりたい」「起業家になりたい」「〇〇会社に入りたい」
こうした目標を持つこと自体は悪いことではありません。でも、職業はあくまで手段であり、ただの肩書きの一つです。
「なりたい」ではなく「成し遂げたい」
本当に大切なのは「その職業を得て、何をしたいのか」ということ。
弁護士になって何を成し遂げたいのか。医者になって誰を助けたいのか。起業家になって社会にどんな価値を提供したいのか。
「〇〇になりたい」という発想から、「〇〇を成し遂げたい」という発想に切り替えてみてください。
たとえば「弁護士になりたい」ではなく「困っている人が正当な権利を守れる社会をつくりたい」。
「起業家になりたい」ではなく「女性がもっと自由に働ける環境をつくりたい」。
成し遂げたいことが明確になれば、そのために必要な職業や資格は逆算的に決まっていきます。
逆向きに考える
多くの人は「まず資格を取って、それから何かしよう」と考えます。
でも、本来の正しい順序は逆です。
「何かを成し遂げたい」という強い思いがあって、そのために「この資格が必要だ」「この職業に就く必要がある」と逆算的に決まっていく。
順序が逆になると、資格を取ること自体が目的になってしまい、取った後に「で、何するんだっけ?」となってしまうことがあります。
あなたが心から成し遂げたいことは何ですか?
その問いから始めてみてください。
原則3:バランスよく設定する
3つ目の原則は、ゴールのバランスについてです。
仕事のことだけ、お金のことだけ、結婚や家庭のことだけ。一つの領域にゴールが偏っていませんか?
現代社会では、お金や仕事での成功が強調されがちです。女性の場合は、結婚や家庭に関することが強調されることも多いですよね。
でも、人生は一つの領域だけで成り立っているわけではありません。
バランスホイールという考え方
人生のゴールを設定する際に役立つのが、バランスホイール(人生の輪)という考え方です。
これは、人生をいくつかの領域に分けて考え、それぞれの領域でバランスよくゴールを持とうという考え方です。
典型的な8つの領域は以下の通りです。
- 仕事・キャリア:どんな仕事をして、どんな成果を出したいか
- 健康・美容:どんな心身の状態でいたいか
- 家族・パートナーシップ:どんな家族関係、パートナーシップを築きたいか
- 趣味・自己表現:どんなことで自分を表現したいか
- 学び・成長:何を学び、どう成長したいか
- お金・経済:どんな経済状態でいたいか
- 人間関係・友人:どんな人たちと、どんな関係を築きたいか
- 社会貢献・使命:社会にどんな貢献をしたいか
なぜバランスが大切なのか
人生は車輪のようなものです。
すべての領域がバランスよく満たされていると、車輪はスムーズに前進します。でも、一つの領域だけが大きくて他が欠けていると、車輪は歪んでガタガタと走りにくくなってしまいます。
たとえば、仕事では大成功しているけれど、健康を害してしまった。お金はたくさんあるけれど、大切な人間関係が壊れてしまった。
一つの領域だけが満たされている状態では、本当の意味での豊かさは得られません。そして、その唯一頼りにしていた領域で挫折したとき、人生全体が崩れたように感じてしまうのです。
健康は見落とされがち
特に見落とされがちなのが健康の領域です。
体が元気で、心も安定しているとき、私たちはそれを当たり前だと思ってしまいます。でも、健康を損なってしまうと、仕事も、人間関係も、お金を稼ぐことも、すべてが困難になります。
自分の体は一つしかありません。その体が病気になってしまったら、他のどんな素晴らしいゴールも追いかけることができなくなってしまいます。
健康は、他のすべての領域の土台なのです。
一つに偏らない
多くの人は、社会からの圧力もあって、特定の領域にばかり意識を向けてしまいがちです。
「まずはお金を稼がなきゃ」「とにかく仕事で成功しなきゃ」「早く結婚しなきゃ」
もちろん、それぞれの領域は大切です。でも、一つの領域だけに集中しすぎると、他の領域がおろそかになり、結果的に人生全体のバランスが崩れてしまいます。
8つの領域すべてにおいて、自分なりのゴールを持つことを意識してみてください。

ゴールを達成するために必要なこと
正しくゴールを設定できたら、次はそのゴールに向かって進んでいく段階です。
ここで重要になるのが、エフィカシーという概念です。
エフィカシーとは何か
エフィカシーとは「ゴールを達成する自己能力の自己評価」のこと。
簡単に言うと「私にはこのゴールを達成する力がある」と自分自身がどれだけ信じているか、ということです。
ここで大切なのは「自己評価」という部分です。他人からどう評価されているかではなく、自分自身が自分をどう評価しているかが重要なのです。
自信とは違う
エフィカシーは、一般的な「自信」とは少し違います。
自信は、過去の実績や経験に基づいていることが多いです。「これは前にもできたから、今回もできるだろう」という感覚ですね。
でも、エフィカシーは、現状の外側にあるゴールに対しても発揮されます。まだ達成したことがない、達成方法もわからない、でも「私にはできる」と確信している。
それがエフィカシーです。
根拠がなくていい
「でも、根拠がないのに『できる』なんて思えない」
そう感じる方もいるかもしれません。でも、エフィカシーに根拠は必要ありません。
むしろ、根拠があるものは現状の延長です。過去の経験や実績という「根拠」があるということは、それは今の自分のコンフォートゾーンの範囲内だということです。
現状の外側のゴールに対しては、根拠なんてあるはずがありません。だって、まだ経験したことがないのですから。
根拠がなくても「私にはできる」と確信できるかどうか。それがエフィカシーの本質なのです。
エフィカシーを高める方法
では、どうすればエフィカシーを高めることができるのでしょうか?
いくつかの方法をご紹介します。
セルフトークを整える
毎日、心の中で自分にどんな言葉をかけていますか?
「私には無理」「どうせダメ」「また失敗する」
こうしたネガティブなセルフトークは、エフィカシーを下げてしまいます。
意識的に「私にはできる」「私は成長している」「私には価値がある」というポジティブなセルフトークに変えていきましょう。
最初は違和感があるかもしれません。でも、繰り返すことで少しずつ自然になっていきます。
ゴール達成している自分をイメージする
ゴールを達成している自分を、ありありとイメージしてみてください。
どんな場所にいますか?どんな服を着ていますか?どんな表情をしていますか?周りにはどんな人がいますか?どんな気持ちですか?
五感をフルに使って、できるだけリアルにイメージすることが大切です。
これをビジュアライゼーションと呼びます。
私たちの無意識は、現実と想像の区別がつきにくいという特性を持っています。リアルにイメージすることで、無意識にとっては「すでに体験したこと」のように感じられるのです。
過去の成功体験を思い出す
どんな小さなことでも構いません。過去に何かを達成した経験、うまくいった経験を思い出してみてください。
その時の気持ち、達成感、喜び。そうした感情を今、再び味わってみてください。
「私はこれを達成した」という体験が、エフィカシーを高める土台になります。
応援してくれる環境に身を置く
周囲にドリームキラー(夢を否定する人)がいると、エフィカシーは下がりやすくなります。
「そんなの無理だよ」「やめておいた方がいい」「もっと現実を見なよ」
こうした言葉を繰り返し聞くことで、自分でも「やっぱり無理かも」と思ってしまうのです。
できるだけ、あなたの夢を応援してくれる人、ポジティブな言葉をかけてくれる人と過ごす時間を増やしましょう。

ゴール側の世界をコンフォートゾーンにする
もう一つ大切なことは、ゴール側の世界を自分のコンフォートゾーンにしていくことです。
コンフォートゾーンとは、その人が安心して過ごせる慣れ親しんだ領域のこと。多くの人にとって、現状がコンフォートゾーンになっています。
でも、ゴール側の世界がコンフォートゾーンの外側にあるままだと、無意識がブレーキをかけてしまいます。「そこは危険な場所だ」「そこにいる自分は自分らしくない」と感じてしまうのです。
臨場感を高める
ゴール側の世界をコンフォートゾーンにするには、その世界に対する臨場感を高めることが大切です。
ビジュアライゼーションを通じて、ゴール達成している自分の一日をリアルにイメージする。
アファメーション(肯定的な宣言)を通じて、すでにゴールを達成している自分として言葉を発する。
こうした実践を繰り返すことで、ゴール側の世界が「自分にとって自然な場所」「居心地のいい場所」として感じられるようになっていきます。
ホメオスタシスを味方につける
私たちの体と心には、ホメオスタシス(恒常性維持機能)という仕組みがあります。これは「今の状態を維持しようとする力」のことです。
体温が上がれば下げようとし、血糖値が上がれば下げようとする。同じように、心理的にも「いつもの状態」を維持しようとします。
だから、変わろうとしても三日坊主で終わってしまったり、せっかく始めた習慣が続かなかったりするのです。
でも、ホメオスタシスは敵ではありません。むしろ、味方につけることができます。
ゴール側の世界の臨場感が現状よりも高くなれば、ホメオスタシスはゴール側を「維持すべき状態」として認識し始めます。
そうすると、ゴールに向かう行動が「努力」ではなく「自然なこと」になるのです。

これからの時代、女性だからこそ
最後に、女性として生きるあなたへのメッセージです。
「女性だから」という理由で、何かを諦める必要はありません。
これまでの社会では、女性に対してさまざまな制限や期待がありました。「女性はこうあるべき」「女性にはこれは向いていない」「女性はこの程度で十分」。
そうした見えない枠組みの中で、多くの女性が自分の可能性を狭めてきました。
これからの時代は違う
でも、時代は確実に変わっています。
女性がより自由に生き方を選択できる時代になってきています。女性が社会のさまざまな場面で活躍する時代になってきています。
もちろん、まだまだ課題はあります。でも、だからこそ、あなたのような存在が必要なのです。
熱い思いを持ち続けてほしい
あなたの中にある「やりたいこと」「成し遂げたいこと」を大切にしてください。
それは女性だからとか、年齢がいくつだからとか、そういうことに関係なく、あなた自身の人生において価値のあるものです。
その熱い思いを持ち続けること。諦めないこと。自分自身を信じること。
それが、あなたの人生を動かし始める力になります。
今日からできる小さな一歩
ゴールを正しく設定できれば、やるべきことは明確になっていきます。
今日、まずできることは何でしょうか?
自分の心の声に耳を傾ける
静かな時間をつくって、自分自身に問いかけてみてください。
「本当はどうなりたい?」「心からやりたいことは何?」「もし何でもできるとしたら、何をする?」
最初は答えが出てこないかもしれません。長年抑え込んできた声は、簡単には聞こえてこないかもしれません。
でも、問いかけ続けることで、少しずつ自分の本当の気持ちが見えてくるはずです。
ゴールを心の中に設定する
現状の外側に、心から成し遂げたいゴールを設定してみてください。
達成方法がわからなくても大丈夫です。むしろ、わからないくらい大きなゴールでいいのです。
そのゴールを持っている自分を、毎日少しずつイメージしてみてください。
「私にはできる」と自分に言い聞かせる
エフィカシーを高めるために、自分自身に肯定的な言葉をかける習慣をつけましょう。
「私にはこのゴールを達成する力がある」「私は変わることができる」「私の未来は明るい」
根拠がなくても構いません。言葉にして、繰り返すことで、少しずつセルフイメージが変わっていきます。
今この瞬間から
あなたが諦めかけた夢、忘れてしまった夢、心の奥に押し込めてしまった夢。
それは今もあなたの中に生きています。
今この瞬間から、その夢をもう一度取り戻すことができます。年齢も、環境も、過去も関係ありません。
あなたが「私はこうなる」と決めたその瞬間から、あなたの人生は新しい方向へ動き始めるのです。
📚合わせて読みたい関連記事


