女性の生き方

アファメーションとは?言葉で未来を創る実践方法

蓮彩聖基

アファメーションの本質を理解する

言葉で臨場感を高める技術

アファメーションとは、ゴールを達成している自分の臨場感を高めるための方法です。未来のある状態を「すでに事実である」とマインドの中で認識し、言葉で宣言する技術といえます。

なりたい自分になり、やりたいことを実現していくために、とても効果的な方法論のひとつです。

「引き寄せの法則」を知っている方にはおなじみかもしれませんが、アファメーションは単なる自己暗示ではありません。言語を使って臨場感を生成し、無意識レベルの自己イメージを書き換えていく技術なのです。

なぜ言葉が現実を変えるのか

私たちのマインドは「コンフォートゾーンを維持しよう」と働きます。コンフォートゾーンとは、ストレスを感じずに安心して過ごせる、慣れ親しんだ心理的な領域のことです。

つまり、現状を保とうとする力が常に作用しているのです。意識的に努力していても、内面が変わっていなければ、すぐに元の状態に戻ってしまいます。

脳は現実と想像の区別がつきにくいという特性を持っています。だからこそ、言葉と感情で臨場感を高めることで、無意識レベルの自己イメージを書き換えることができるのです。

マインドの仕組みを知る

内部表現モデルとは

マインドの中には、自分の世界観そのものともいえる内部表現モデルが存在します。これは全体性を持ったまとまりのある構造(ゲシュタルト)として成り立っています。

この内部表現には、次のような要素が含まれます。

  • ブリーフシステム(信念や価値観が集まった体系)
  • コンフォートゾーン(居心地のいい領域)
  • セルフイメージ(無意識の中の自分という認識)
  • セルフトーク(心の中で自分に語りかけている言葉)

これらの要素が相互に関連し合い、「今の自分」という全体としての一貫性を形成しています。

アファメーションで何が変わるのか

アファメーションを実践することで、この内部表現モデルに働きかけ、次のような変化を引き起こすことができます。

  • 信念の書き換え
  • セルフトークの修正
  • 習慣や態度の変化
  • コンフォートゾーンの拡張

無意識の自己イメージが変わることで、ゴールに向かう行動が努力ではなく自然な選択となっていきます。

認知的不協和を味方につける

臨場感が現実を決める

私たちのマインドには「認知的不協和」という機能があります。これは、2つの認識が一致していないときに生じる心理的な働きのことです。

内面と外の世界が矛盾したとき、人は自分にとって”真実”と感じる方を優先します。つまり、無意識がより臨場感を感じている世界が、現実として目の前に現れるのです。

たとえば、「豊かになりたい」と思っていても、実際には「お金がない自分」に慣れてしまっている場合、臨場感があるのは”お金がない状態”です。このような状態では認知的不協和が生じにくく、現実は変わりません。

新しい臨場感世界を構築する

アファメーションでは、この原理を逆方向に活用します。すなわち、「今の臨場感世界よりも新しい臨場感世界を構築する」のです。

その新しい世界に対して認知的不協和を起こし、ホメオスタシス(恒常性維持機能)を利用して変化を促します。

ホメオスタシスとは、内部環境を一定に安定させようとするメカニズムのことです。ゴール側の世界の臨場感が現状より高くなれば、ホメオスタシスはゴール側を維持しようと働き始めます。

アファメーションが効果を持つ理由は、言語を使って臨場感を生成する技術だからなのです。

アファメーションの書き方

基本の作り方

実際のアファメーションの作り方を解説します。

まずは、獲得したい臨場感の世界を「一人称・現在形」で記述します。ゴール設定を前提にそれに合致するアファメーションを作成するのが理想的ですが、最初は難しく考えなくても大丈夫です。

大切なのは、その言葉を読んだときに、すでにその状態が実現している自分を感じられることです。

アファメーション作成の11のルール

アファメーションを正しく実践するためには、次の11のルールに沿って言葉を作ることが重要です。

  1. 個人的であること(自分自身について書く)
  2. 肯定的であること(否定形を使わない)
  3. 現在形であること(すでに実現している形で書く)
  4. 達成を示すこと(可能性ではなく確信として書く)
  5. 比較をしないこと(他人基準を避ける)
  6. 動作を表す言葉を使うこと(映像が想起される表現)
  7. 感情を表す言葉を使うこと(行動の原動力となる感情)
  8. 正確であること(具体的で鮮明なイメージ)
  9. バランスをとること(人生の複数領域をカバー)
  10. 現実的であること(自分が受け入れられる範囲)
  11. 秘密にすること(他人に話さない)

これらのルールに沿って作ることで、無意識に深く届くアファメーションになります。

実践のポイント

効果的なタイミング

アファメーションは、毎日欠かさず行うのが理想です。特におすすめのタイミングは以下のとおりです。

朝起きてから

意識が覚醒し、無意識に情報が入りやすい状態です。一日のはじまりに理想の自分を思い描くことで、その日の行動や選択に影響を与えます。

夜寝る前

副交感神経が優位で、無意識に入りやすい時間です。眠りにつく直前の情報は、睡眠中に無意識に働きかけるといわれています。

日中のリラックスタイムに行っても構いません。何度でも繰り返すことで、日中のセルフトークの質も自然に変わっていきます。

五感を活用して臨場感を高める

アファメーションを通じて臨場感を高めるには、五感情報を活用しながら読むことがポイントです。

  • その状態のときに見える景色
  • 聞こえてくる音や声
  • 感じる温度や触感
  • 漂う香り

言葉から映像が生まれ、映像から感情が引き出されます。これらをイメージすることで、より深く無意識に届くのです。

言葉が未来を創る

ただの自己暗示ではない

アファメーションは、ただの自己暗示ではありません。それは、言語によって臨場感をつくり出し、未来を”今”の現実として体験する技術です。

この仕組みを理解することで、「どうやってアファメーションを作り、日常に取り入れていけばよいのか」が明確になるでしょう。

継続することで変化が起きる

アファメーションは一度やって終わりではありません。朝晩など定期的に繰り返すことで、無意識のコンフォートゾーンと自己イメージが徐々に書き換えられていきます。

最初は違和感があるかもしれません。それは、現状の自分とゴール側の自分との間に認知的不協和が起きている証拠です。その不協和を成長のエネルギーとして活用していくことで、あなたの内面は確実に変わっていきます。

あなたが心から望む未来を、言葉で描いてみてください。その言葉が、あなたの現実を創っていく力になります。

ABOUT ME
蓮彩 聖基 (はすたみ こうき)
蓮彩 聖基 (はすたみ こうき)
パーソナルコーチ
1997年 青森県生まれ。苫米地式コーチング認定コーチ養成講座 第7期修了。ドクター苫米地ワークス修了。田島大輔グランドマスターコーチに師事。認知科学者 苫米地英人博士より、無意識へ深く働きかける「内部表現の書き換え」や、コーチングの技術を習得。
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