期限を設けないゴール設定|可能性を閉じない生き方
ゴールに期限をつけたくなる心理
「いつまでに達成する」という期限を設けることで、自分自身に鞭を打っているような感覚になりませんか?
多くの人は目標や夢を語るとき、「半年以内に」「1年以内に」といった期限を加えたがります。期限を設定することで、やらなければいけないという緊迫感が生まれ、それが行動を促すと考えているからです。
確かに、外部から与えられる締め切り——仕事の納期や試験日など——は存在します。それらは現実として対応する必要があるでしょう。
しかし、自分自身が設定するゴールに対して期限を設けることは、実は違った意味を持っています。
ゴールは現状の外側に設定するもの
ゴール設定の本質は、現状の外側に心からやりたいこと、成し遂げたいことを置くことにあります。
現状の外側とは、今のコンフォートゾーンの外の世界です。見えない、分からない、未知の領域なのです。そもそも見えない世界に対して、「いつまでに」と期限を設定できるでしょうか?
未知の世界に期限を加えることの問題
現状の外側は未知の世界です。その未知の世界に対して期限を加えることは、自分自身にとってストレスや焦りの原因になってしまいます。
ゴールというのは「現状の外」という性質を内包しています。そこに期限を設定することで、逆にマインドがネガティブに働いてしまうリスクがあるのです。
期限設定がもたらす2つの問題
義務感に変わってしまう
期限を設定すると、「やりたい」が「やらなければならない」に変わってしまいます。
本来、ゴールは100%心からやりたいことです。それが義務感に変わった瞬間、ゴールではなくなってしまいます。
心からの望みが、いつの間にか自分を縛る鎖になってしまう。これが期限設定の最初の問題です。
本当にその期間をかけてしまう
もう一つの問題は、設定した期限通りに時間をかけてしまうということです。
例えば、あることを「半年以内に」と設定したとします。本当は3ヶ月で終わるかもしれないのに、「半年以内」という臨場感が無意識に働きます。
半年以内にやればいいと自分が許容しているわけですから、2週間以内にやらなければという切迫感は生まれません。その結果、本当に半年近くかけてしまうのです。
中長期の期限設定が可能性を狭める
3年以内と言った瞬間に3年かかる
これが短期的なものであれば、まだ影響は小さいかもしれません。
しかし、中長期で「3年以内」「5年以内」と設定してしまうと、本来1年でできることも、本当に3年4年とかけてしまうのです。
なぜなら、3年以内ということを自分が許容しているからです。無意識が創造的にその期限に向かって働いてしまいます。
人間のクリエイティビティは想像をはるかに超える
人間の想像力やクリエイティビティはものすごい力を持っています。それは、特別な才能を持った一部の人だけの話ではありません。
確かに、本を一冊丸暗記できる人や、一瞬見ただけで映像を再現できる人もいます。でも、そういった特殊な能力がなくても、すべての人が大きな可能性を秘めているのです。
3年以内と思っていても、1ヶ月でできるかもしれない。それは誰にも分かりません。
分からないということは、逆に言えば「私たちの可能性はものすごいから、測れない」ということなのです。
あなたの可能性を低く見積もってはいけない
期限を設定することは、自分の可能性に上限を設けることでもあります。
「3年以内」と言った瞬間、「3年かかるもの」として無意識が処理を始めます。もっと早くできる可能性があるのに、わざわざその可能性を閉じてしまうのです。
あなたの可能性は、あなたが思っているよりもはるかに大きい。
少し厳しい言い方になりますが、多くの人が思っている「自分の可能性」は、本当の可能性のほんの一部にすぎません。
無限の可能性は数値では測れない
可能性が引き出されるのはゴールを設定したとき
私たちの可能性は、ゴールを設定することで引き出されます。そして、その可能性は無限大です。
どれだけ可能性があるか——それ自体が無限大なので、数値で表すことはできません。測定することもできません。
しかし、無限大の可能性があることは確かなのです。
変化を目の当たりにしてきた事実
ゴール設定やブリーフシステムの変化、コンフォートゾーンの移行を通して、過去の自分を大きく超えていく人をたくさん見てきました。
過去の現状にいた自分から、信じられないほど変わっていく姿を何度も目の当たりにすると、確信せずにはいられません。
人間の可能性は、本当にすごいのです。
想像力も、自分自身について思うよりも、はるかにあります。あなたの心の中、マインドの中には、計り知れない可能性が眠っているのです。
短期的なタスクと長期的なゴールの違い
現状の外側のゴールを設定してから見えてくるもの
現状の外側にゴールを設定すると、今やるべきことが見えてきます。必要な方法や、取り組むべきことが明らかになってくるのです。
これは逆の順序です。ゴールがあるからこそ、やるべきことが見えてくる。
そして見えてきたタスクを一つずつこなしていく。それはゴール実現にとって必要なことであり、サブゴールとしても扱えます。
短期的なタスクには期限があってもいい
短期的なタスク——「いついつまでにこれをやる」というレベルのもの——には、期限を設けても構いません。
数日や1週間程度の期限であれば、人生レベルでの時間の使い方としては誤差の範疇です。
重要なのは、ゴールそのものに期限を設けないということです。
ゴールへの期限と日々のタスクへの期限は別物
ゴールは現状の外側にあるものです。見えない、分からない、未知の世界に対して期限を設定することは適切ではありません。
一方で、ゴールを設定したことで見えてきた日々のタスクには、必要に応じて期限を設けることができます。
この2つを混同しないことが大切です。
現状の外側にゴールを設定する意味
現状の内側にゴールを置くともったいない理由
現状の内側にゴールを設定してしまうと、今の状態をますます強めてしまいます。これは非常にもったいないことです。
なぜなら、あなたの可能性は、今あなたが思っているよりもはるかに大きいからです。
現状の延長線上に目標を置くと、達成方法が見えています。達成方法が見えているということは、今の自分を大きく変える必要がないということです。
どんどんゴールを設定していく
だからこそ、現状の外側にどんどんゴールを設定していくことが大切になります。
ただし、何でもやればいいというわけではありません。
100%やりたいことでなければゴールではない
当然ですが、自分がやりたいことでなければなりません。100%心からやりたいこと。
- 「誰かが言っていたから」
- 「なんとなく良さそうだから」
- 「周りがやっているから」
そういうものは、ゴールではありません。自分が心から望んでいること——それだけがゴールになり得るのです。
心からのゴールなら無意識が向かっていく
100%やりたいゴールを現状の外側に設定すると、無意識はその方向へ向かおうとします。
本当にゴールを設定したのであれば、そちらに行きたいと感じるはずです。たとえ現状の外側で今は見えなかったとしても、無意識はそちらへ進もうとするのです。
あなたの無限の可能性を信じて
期限に縛られず、自分が本当にやりたいことを、現状の外側に設定する。それが、あなたの無限の可能性を引き出す第一歩です。期限があなたの可能性を狭めているとしたら、とてももったいないことです。
あなたの可能性は、あなたが思っているよりもずっと大きい。
その可能性を信じて、期限という制約を手放してみてください。現状の外側に心からのゴールを置いたとき、あなたの無意識は自然とその方向へ動き始めます。
