自分の人生を取り戻す|他人軸から自分軸へ変わる生き方
「オートモード」で生きていませんか?
起床、準備、通勤、業務、帰宅、食事、就寝——毎日が同じパターンの繰り返しになると、私たちの脳は「オートモード」に入ります。これは脳が効率化を図るための自然な仕組みです。でも、このオートモードが続きすぎると、「今、私は何を感じているのか」「本当は何を望んでいるのか」という感覚が、どんどん薄れていくのです。「こうするべき」「これが常識」——いつの間にか、自分の選択基準が「私はどうしたい?」ではなく「どうするべき?」になっていないでしょうか。それが習慣になると、人生の中から「自分」という存在が消えていきます。
他者の視点で自分を見ていませんか?
「この服、周りからどう見られるかな」「こんなこと言ったら、変に思われないかな」——常に他者の視点を通して自分を見ている状態は、自分が「観察される客体」になってしまっているということです。本来、あなたは自分の人生を生きる「主体」のはず。なのに、他者の評価という鏡に映った自分だけを見て、人生を選択していないでしょうか。誰かに認められることは嬉しいことです。でも、承認を得ることが目的になると、自分の人生ではなく「承認される人生」を生きることになります。それは、まるで自分という舞台の主演女優ではなく、誰かの脚本を演じる代役のような生き方なのです。
脳は「重要だと思うもの」しか見えない
私たちの脳には、膨大な情報の中から「自分にとって重要なもの」だけを選び取る情報フィルターシステムが存在します。あなた自身が「自分の望み」や「自分の人生」を重要だと認識していなければ、脳はそれに関する情報をキャッチしません。つまり、自分の人生に関心が薄い状態では、自分の本当の望みや可能性に気づくことすらできないのです。だからこそ、「私の人生は、誰よりも私にとって重要だ」と決めることが、すべての始まりになります。
決定権を取り戻す
あなたの人生において、最終的な決定権を持っているのは誰でしょうか。親でも、パートナーでも、上司でもありません。最終的な決定権を持っているのは、いつだってあなた自身なのです。ただ、その決定権を長い間使っていないと、「自分で決める」という感覚そのものが鈍ってしまいます。今日、何を食べるか。誰と話すか。どんな表情で過ごすか。誰かの好みに合わせるのではなく、場の空気に流されるのではなく、「私はこれを選ぶ」と決める体験を積み重ねていく。日常の選択一つひとつが、「私が私の人生を決めている」という感覚を育てる練習になるのです。
まず自分が満ちていること
「自分を中心に置く」と聞くと、自己中心的な印象を持つかもしれません。でも、それは違います。自分を中心に置くとは、自分の感覚や望みを大切にしながら、他者とも調和して生きるということです。自分を犠牲にして他者を優先することは、一見美しく見えるかもしれません。でも、それは長くは続きません。満たされていない人は、本当の意味で他者を満たすことができないからです。枯れた井戸からは、水を汲むことができません。同じように、自分自身が枯渇している状態では、誰かに何かを与え続けることは難しいのです。自分を満たすこと、自分の望みに正直であること——それはわがままではなく、あなたが誰かを本当に愛し、支えるための土台なのです。
自分への問いかけから始める
「今、私はどう感じている?」一日の中で、何度でも構いません。嬉しい、悲しい、疲れた、ワクワクする、不安、安心。感情に良い悪いはありません。ただ、今自分がどう感じているのかを知ること。それが、自分との対話の第一歩です。そして、「私は、本当はどうしたい?」と問いかけてみてください。最初は答えが返ってこないかもしれません。長い間、この問いを自分にしてこなかったのですから、当然です。でも、問い続けることで、少しずつ答えが聞こえてきます。その内側の声を、大切に拾い上げてください。あなたの人生の舵を握るのは、誰でもない、あなた自身なのですから。
