20代後半で迷う「やりがいか給料か」という選択|本当の答えはゴールの中にある
20代後半、あなたは今どんな気持ちでいますか?
大学を卒業して数年。気づけば社会人としての経験も積み重なり、「このままでいいのかな」という想いが心の中でささやき始める時期。それが20代後半です。
最初の就職では、内定をもらった企業の中から「良さそうな会社」を選び、なんとなくの方向性で歩み始めた方も多いのではないでしょうか。でも今、ふと立ち止まって考えてみると、「本当にこの仕事が自分のやりたいことなのかな」と疑問が湧いてくるのです。
そんな時、多くの人が悩むのが「やりがいか、給料か」という選択です。
「やりがい」って、本当は何なんだろう?
転職を考える時、「今の仕事にやりがいを感じられないから」という理由を挙げる方は少なくありません。でも、ここで一度立ち止まって考えてみてほしいのです。
仕事のやりがいって、何から生まれるのでしょうか?
仕事とは本質的に、社会に価値を提供することです。営業であれば誰かの役に立つ商品を届け、クリエイターであれば人々に感動や気づきを与える。そうした価値提供に対して、お金という形で対価を受け取るのが仕事の仕組みです。
でも、ここで大切なのは「今の環境だけで、やりがいを探そうとしていないか」ということ。
限られた経験の中で、答えを出そうとしていませんか?
大学を卒業して今の会社しか知らない。他の業種や働き方をほとんど経験していない。そんな限られた世界の中で「やりがいがあるか、ないか」を判断するのは、実はとても難しいことなのです。
与えられた部署で、与えられた仕事をこなす日々。その中で「やりがい」を見つけようとしても、それは本当の意味での「やりたいこと」ではないかもしれません。
「我慢量=給料」だと思っていませんか?
正直に考えてみてください。今の仕事を「やりたいこと」として心からやっていますか? それとも、お給料のために我慢してやっていませんか?
- 苦手な上司との人間関係
- 本当はやりたくない業務
- 理不尽だと感じるルールや慣習
こうしたことを我慢して、その対価として給料をもらっている。そんな構図になっていないでしょうか。
もしそうなら、転職先を「給料が良いから」「会社の調子が良いから」「知り合いが働いているから」という理由だけで選んでも、また同じパターンを繰り返してしまう可能性があります。なぜなら、それはすべて「現状の延長」の選択だからです。
本当のやりがいは、ゴールが教えてくれる
では、どうすればいいのでしょうか?
答えは、現状の外側にゴールを設定することです。
「やりがい」とは、あなたが本当に心からやりたいことをやっている時に自然と湧き上がってくるものです。つまり、ゴールに向かって進んでいる実感こそが、本当のやりがいなのです。
ゴールとは、あなたが心から達成したいこと
現状の外側にゴールを設定するとは、今の自分の延長線上では到達できない、本気で叶えたい未来を描くことです。
- 今の環境では想像もつかないような働き方
- 本当はやってみたかった分野への挑戦
- 心の奥底で「こうなりたい」と思い続けていた姿
そういった本音のゴールを持つことで、あなたの選択の基準が変わります。「この仕事はゴールに合っているか?」「この選択は、なりたい自分に近づけるか?」という視点で考えられるようになるのです。
職業と自己実現は、別次元の話
ここで大切なのは、職業の中だけで自己実現を求めなくていいということです。
仕事とは社会に価値を提供すること。一方、自己実現とはゴールを達成している自分を実現すること。これらは別の次元の話なのです。
職業とファイナンス活動を分けて考える
もしあなたのゴールが、今の職業では叶えられないものだとしても、それは問題ではありません。お金を稼ぐための「ファイナンス活動」と、本当にやりたい「職業」を分けて考えればいいのです。
例えば、アルバイトや副業で生活費を稼ぎながら、本当にやりたいことに挑戦する。そういう生き方も、立派な選択肢の一つです。
せっかくの転機だからこそ、大きく考えて
20代後半というのは、人生の大切な転機です。今までの延長で考えるのではなく、もっと広く、もっと大きく、ゴールという視点で考えてみてください。
「やりがいか給料か」ではなく、「私のゴールは何か? そのゴールに近づける選択は何か?」と問いかけてみるのです。
あなたの本音は、どこにありますか?
- 本当はどんな自分になりたいのか
- どんな働き方をしたいのか
- どんな人生を送りたいのか
この問いに対する答えが、あなたの本当のやりがいへとつながっていきます。
ゴールが見えれば、すべてがやりがいになる
現状の外側にゴールを設定して、それが本気でやりたいことと繋がれば、そこから先はすべてがやりがいのある行動になります。お金を稼ぐことも、スキルを磨くことも、人と出会うことも、すべてがゴールへの一歩だからです。
20代後半の今だからこそ、目の前の選択肢だけで判断せず、ゴールという大きな視点で人生を考えてみませんか?
本当のやりがいは、あなたのゴールの中にあります。そしてそのゴールは、誰かが決めるものではなく、あなた自身の心の奥底にある本音から生まれるものなのです。
