自己実現

「できること」で選ばないで。あなたが本当に輝くために大切な「やりたい」という気持ち

蓮彩聖基

毎日の仕事や生活の中で、「私にはこれくらいの仕事が合っているかな」「今のスキルで転職できるのはこのあたりかな」と、無意識に自分の限界を決めてしまってはいませんか?

20代という時期は、周りの友人が昇進したり結婚したりと、環境の変化が大きく、焦りを感じやすい時期でもあります。

「もっと成長したいけれど、失敗するのが怖い」「私には特別な才能なんてないし……」

もし、そんなふうに感じて足踏みしているのなら、少しだけ思考のスイッチを切り替えてみませんか?

この記事では、あなたの人生を劇的に変えるための「ゴールの設定方法」について、脳と心の仕組みに基づいた視点からお話しします。

過去や実績にとらわれず、あなたが心から望む未来をつかみ取るためのヒントになれば嬉しいです。

「できるかどうか」よりも「やりたいかどうか」

私たちは小さい頃から、テストの点数や通知表、部活動の実績など、「過去の結果」によって評価されることに慣れすぎています。

そのため、自分の将来を考えるときも、つい履歴書を眺めるように「今まで何をしてきたか(=できること)」を基準にしてしまいがちです。

過去はあなたの未来を決めない

でも、少し考えてみてください。

もし、過去に経験したことや、今持っているスキルだけで未来が決まってしまうとしたら、私たちは「昨日の続き」しか生きられないことになります。それでは、本当の意味での成長や、想像を超えるような変化は起こりません。

実は、心の仕組みの観点から見ると「時間は未来から現在、そして過去へと流れている」と考えます。

川の流れをイメージしてみてください。上流(未来)から流れてきた水が、あなたの目の前(現在)を通り、下流(過去)へと流れ去っていきます。
下流に流れていった水(過去)は、これから上流から流れてくる水(未来)には一切影響を与えませんよね?

つまり、「過去に何があったか」「今なにができるか」は、あなたの未来には関係がないのです。

脳は「やりたい」と思った瞬間に才能を探し始める

「やりたいことがあるけれど、私には無理かも」

そう思うのは、今の自分の能力(過去の自分)で判断しているからです。でも、私たちの脳には、素晴らしい機能が備わっています。

それは、ゴールを先に決めると、その方法を後から必死に探し出すという機能です。

例えば、「絶対にあのブランドの新作バッグが欲しい!」と強烈に思ったとします。

すると不思議なことに、街中でそのバッグを持っている人が目に飛び込んできたリ、たまたま臨時収入が入る方法を思いついたりした経験はありませんか?

これは、脳が「重要だ」と認識した情報だけをピックアップするフィルターのような機能を持っているからです。

「できること」の範囲で考えているうちは、脳はこのサーチ機能を使いません。

けれど、「心からやりたい!」とゴールを決めた瞬間、脳は眠っていた可能性をフル稼働させ、今まで見えなかった「達成する方法」を見つけ出してくれるのです。

「できない」というブレーキの外し方

「やりたいことをやればいい」と言われても、どうしても不安がよぎることもあるでしょう。

「そんなの現実的じゃないよ」
「失敗したらどうするの?」

そんな声が聞こえてくるかもしれません。

周囲の声は「過去のあなた」へのアドバイス

親や友人、職場の先輩から「あなたには無理だよ」「もっと現実を見なさい」と言われることがあるかもしれません。

彼らは決して意地悪で言っているのではなく、あなたのことを心配してくれている優しい人たちです。

しかし、彼らが見ているのは「過去のあなた」です。

「今までこれくらいだったから、これからもこれくらいだろう」という、過去のデータに基づいたアドバイスにすぎません。

未来のあなたがどうなっているかは、誰にもわからないのです。

ですから、周囲の「できない」という声は、あくまで参考程度に受け流してしまって大丈夫です。

あなたの人生の操縦席に座れるのは、あなただけなのですから。

子どものような「夢中」が最強のエンジン

思い出してみてください。子どもの頃、時間を忘れて遊びに没頭したことはありませんか?

「できるかどうか」なんて考えず、ただ「やりたいからやる」「楽しいからやる」。その純粋なエネルギーこそが、現状を大きく突破する鍵になります。

大人になると、つい「損得」や「効率」、「世間体」で物事を判断してしまいがちです。

でも、理屈で考えた「やらなければならない目標」よりも、心がワクワクする「やりたいゴール」の方が、圧倒的に高いパフォーマンスを発揮できることがわかっています。

  • 理由なんてなくていい
  • 誰かに自慢できるような立派なことじゃなくていい
  • 今の自分とかけ離れていてもいい

ただ純粋に、「こうなったら最高に幸せ!」と思える未来を思い描いてみましょう。

未来の自分に恋をする

ゴールを設定するときは、今の現状からは想像もつかないくらい、大きな夢を描いてみてください。

「今の年収のままなら、これくらいの生活かな」という延長線上ではなく、「もし何の制限もなかったら、どんな私になりたい?」と自分に問いかけてみましょう。

制限を外して想像してみる

もし、お金も時間も能力も、すべてが自由だとしたら、あなたは何をしていますか?

  • 海外と日本を行き来するライフスタイル?
  • 自分の感性を生かしたブランドの立ち上げ?
  • 大好きな趣味を仕事にして、多くの人を笑顔にすること?

想像するだけでニヤニヤしてしまうような、心拍数が少し上がるような、そんな未来をゴールに設定します。

そうすれば、あなたの脳は「今のままじゃいられない!」と焦り出し、その未来にふさわしい自分になろうと、自動的に変化を始めます。これを私たちは、コンフォートゾーン(快適な領域)の移行と言ったりします。

今、ここから新しい私を始める

「やりたいこと」をゴールにすると、今まで見えていなかったチャンスが見えるようになります。
今まで「関係ない」とスルーしていた情報が、宝の山に見えてくるはずです。

それはまるで、新しい景色が見える眼鏡を手に入れたようなもの。

過去の失敗も、挫折も、コンプレックスも、すべては未来の物語を面白くするための「伏線」に変わります。

「あの時の辛い経験があったから、今の幸せな私がいる」と言える日が必ず来ます。

だから、過去の自分に遠慮する必要はありません。あなたはいつからでも、どこへでも行けるのです。

まとめ

人生を変えるのに、遅すぎるということはありません。あなたは、これからどんな色にも染まれる素晴らしい可能性を持っています。

「できること」を探して小さくまとまるのではなく、「やりたいこと」を掲げて、大胆に未来を迎えに行きましょう。

  1. 時間は未来から流れてくる:過去は未来に影響しません。
  2. 「やりたい」が脳を動かす:ゴールを決めれば、方法は後から見つかります。
  3. 周囲の声は気にしない:ドリームキラーは過去のあなたしか知りません。
  4. ワクワクを基準にする:理屈よりも、心のときめきを信じましょう。

あなたが心から望むゴールに向かって、軽やかに一歩を踏み出せることを、心から応援しています。

ABOUT ME
蓮彩 聖基 <br>(はすたみ こうき)
蓮彩 聖基
(はすたみ こうき)
パーソナルコーチ
1997年 青森県生まれ
苫米地式コーチング認定コーチ養成講座 第7期修了
ドクター苫米地ワークス修了
田島大輔グランドマスターコーチに師事
認知科学者 苫米地英人博士より、
無意識へ深く働きかける「内部表現の書き換え」や、コーチングの技術を習得
Recommend
こんな記事も読まれています!
記事URLをコピーしました