女性の生き方

夢を諦めそうなあなたへ。その想いを絶対に手放さないでほしい理由

蓮彩聖基

心の奥に灯っている火を、どうか消さないで

あなたの胸の中に、ひっそりと灯っている火があるかもしれません。「もっと自由に生きたい」「本当の自分として輝きたい」「誰かの役に立ちたい」——そんな想いです。その火は、とても静かで、周りの人には見えないかもしれません。でも、その火こそが、あなたの未来を、そして世界の未来を変える光になるのです。どうか、その想いを「大したことない」と思わないでください。あなたが今抱いている志は、未来のあなたへの贈り物であり、未来の誰かへの希望でもあるのです。

種はその姿からは想像できない力を秘めている

一粒の種を見たことがありますか? 小さくて、地味で、何の変哲もないように見えます。でも、その中には大きな木になる力がすべて詰まっています。あなたが今抱いている志も同じようなものです。今はまだ形になっていなくても、それは未来の大きな実りのすべてを内包しているのです。周囲からは「現実的じゃない」と言われるかもしれません。自分でも「できるわけがない」と思ってしまうかもしれません。でも、種が自分の可能性を疑ったりするでしょうか? 種はただ、自分が何になるかを知っているのです。

志の大きさが見える世界を決める

人間のマインドには、興味深い性質があります。自分が目指すものの大きさに応じて、見える世界が変わるということです。志が大きければ大きいほど、その志を実現するために必要な情報や人、チャンスが見えてきます。逆に、志を下げてしまうと、本来見えるはずだったものが見えなくなってしまいます。たとえば、あなたが「世界中の女性が、自分らしく輝ける社会を創りたい」という志を持っているとします。この志を持ち続けていると、関連する本、出会うべき人、参加すべき場所、活かせる経験——そういったものが自然と目に入ってくるようになります。でも、「やっぱり自分には無理だ」と志を下げた瞬間、それらは視界から消えてしまうのです。これは、脳が「重要だと認識したもの」だけを意識に上げるという性質によるものです。志を持つことで、脳は自動的にその実現に必要な情報を集め始めます。

「現実的になりなさい」という言葉の正体

「もっと現実を見なさい」この言葉を、あなたも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。この言葉をかける人の多くは、悪意があるわけではありません。あなたを傷つけたくない、失敗してほしくない、という愛情からくることもあります。しかし、知っておいてほしいことがあります。「現実的」という言葉は、その人の経験や信念の範囲内でしか語られていないということです。かつて「人間が空を飛ぶなんて非現実的だ」と言われていました。「地球が丸いなんて馬鹿げている」と言われていました。歴史を変えてきたのは、いつも「非現実的」と呼ばれた人々でした。あなたの夢を否定する人は、あなたのことを想っている場合もあれば、自分の選択を正当化したいという気持ちから口にしている場合もあります。いずれにしても、それは「その人の世界観」であって、あなたの可能性を測る基準にはなり得ないのです。

蓮の花は泥の中から生まれる

蓮の花をご存じでしょうか。蓮は、泥の中から生まれます。濁った水の底、暗くて汚れた場所——そこから茎を伸ばし、水面を突き抜けて、美しい花を咲かせます。泥水がなければ、蓮は育ちません。あの美しさは、泥があってこそ生まれるものなのです。あなたが今いる場所が、たとえ辛い環境であったとしても、経済的に厳しい状況であったとしても、周囲に理解者がいなかったとしても——それは志の価値を下げる理由にはなりません。むしろ、その状況を知っているからこそ、同じ境遇の人の気持ちがわかる。だからこそ、あなたにしか届けられないものがあるのです。今の状況は、一時的な通過点に過ぎません。大切なのは、その中であなたが何を見つめ、何を大切にし、何に向かっているかです。

あなたの志は、あなただけのものではない

ここで、視点を高いところに移してみましょう。あなたが抱いている志——それは、本当にあなただけのためのものでしょうか?「もっと自由に生きたい」という想いの奥には、同じように苦しんでいる人への共感があるかもしれません。「こんな世界を創りたい」という願いの根底には、未来の誰かへの愛があるかもしれません。あなたの志が実現することで、救われる人、勇気をもらえる人、希望を見出す人がいます。池に一粒の石を投げると、波紋が広がっていきます。最初の波紋は小さいかもしれません。でも、その波は確実に池全体に広がっていきます。あなたが志を持ち、それに向かって生きることで生まれる変化も同じです。あなたが変わると、あなたの周りにいる人が影響を受けます。その人がまた変わり、さらにその周りの人に影響を与えます。だから、「私なんかが」と思わないでください。あなただからこそ、届けられるものがあるのです。

自分の内なる声を信じる

志を守り続けるために、大切なことがあります。周りの声に惑わされそうになったとき、静かに自分の内側に耳を傾けてみてください。「本当にやりたいことは何?」「なぜ、それをやりたいと思ったの?」「それが実現したら、どんな気持ち?」——この問いに答えてくれるのは、あなた自身しかいません。外側の基準や他人の評価ではなく、あなたの内なる声を信頼してください。その声は、あなたの本質を知っています。そして、その志が実現した世界を、できるだけリアルに想像してみてください。その時、あなたはどんな場所にいますか? どんな表情をしていますか? 周りにはどんな人がいますか? 何が聞こえますか? どんな気持ちですか? 五感すべてを使って、その世界を感じてみてください。この想像を繰り返すと、志が単なる「夢」から「未来の現実」へと変わっていきます。そして、その現実に向かうための道が、自然と見えてくるようになるのです。

あなたを応援してくれる人と過ごす

志を持ち続けるために、環境も大切です。あなたの可能性を信じてくれる人、挑戦を応援してくれる人——そういう人と時間を過ごすようにしてください。逆に、あなたの志を否定する人、「無理だ」と言う人からは、少し距離を置くことも大切です。人は、一緒にいる人の影響を受けます。自分の志にふさわしい環境を、自分で選んでいくことが大切なのです。そして、もう一つ大切なこと。自分の夢を、誰にでも簡単に話す必要はありません。心の中で大切に育てている種を、土から掘り返して人に見せる必要はないのです。信頼できる人、応援してくれる人にだけ、あなたの志を分かち合ってください。

あなたの中にある光を、世界へ

あなたが今、志を抱いているということ——それ自体が、すでに特別なことなのです。多くの人は、忙しさの中で自分の想いを忘れてしまいます。社会の常識に合わせることで、本当の願いを見失ってしまいます。あなたの胸の中には、確かな火が灯っています。その火を、どうか消さないでください。諦めないでください。難しいことは何もありません。志を持ち続けることが、すでに行動なのです。そして、持ち続ける人だけが、いつかそれを形にすることができます。あなたの中にある光は、あなただけのものではありません。それは、この世界が必要としている光です。その光を、どうか大切に守り続けてください。あなたの志が、未来の誰かの希望になることを、私は心から確信しています。

ABOUT ME
蓮彩 聖基 (はすたみ こうき)
蓮彩 聖基 (はすたみ こうき)
パーソナルコーチ
1997年 青森県生まれ。苫米地式コーチング認定コーチ養成講座 第7期修了。ドクター苫米地ワークス修了。田島大輔グランドマスターコーチに師事。認知科学者 苫米地英人博士より、無意識へ深く働きかける「内部表現の書き換え」や、コーチングの技術を習得。
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