好きな人を前にすると出る無意識の行動
態度に出るパターン
好きな人ができた時、積極的にアプローチできる人もいれば、緊張して空回りしてしまう人もいます。
代表的な例
- 好意がわかりやすく態度に出てしまう
- 逆に避けるように行動してしまう
こうした態度は、意識していなくても繰り返し現れるのです。
アティテュードとは何か
定義
アティテュード とは「無意識の態度・行動の傾向」のことです。
具体例
- 好きな人ができた時に、毎回同じ態度を取ってしまう
- 自分の望まない態度でも、無意識に出てしまう
無意識の態度がもたらす影響
冷たい態度のリスク
無意識に冷たく接してしまうと、相手は「嫌われたのかな?」と感じるかもしれません。
悪影響の可能性
- 軽い誤解ならまだ良い
- 不快感にまでつながれば、恋が実りにくくなる
アティテュードの正体 ― 情動記憶
情動記憶とは?
情動記憶 とは、強い感情を伴って刻まれた記憶のことです。
感情の種類と影響
- ポジティブな感情 → 信念形成にプラス
- ネガティブな感情 → 信念形成にマイナス
無意識への影響
過去の体験と感情が組み合わさることで、無意識の態度や行動(アティテュード)が決まっていきます。
ネガティブな情動記憶が行動を縛る
回避行動のメカニズム
嫌な経験を繰り返したくないために、無意識は避ける方向で働きます。
具体的な例
- 初恋で告白したが振られてしまった
- 大きなショックで立ち直るのに時間がかかった
ネガティブ思考の連鎖
このようなセルフトークが無意識を強化し、自己イメージを固定してしまうのです。
アティテュードは書き換えられる
変化の可能性
出来上がってしまったアティテュードも、書き換えることができます。
書き換えの前提
- 冷たい態度は望む結果を生まない
- 無意識の領域を書き換える必要がある
書き換えの具体的な方法
ステップ1:理想の自分を思い描く
好きな相手に対して、どんな態度をとっている自分が理想かを考えます。
ステップ2:鮮明に映像化する
理想の自分を繰り返し映像化することで、無意識にとって「当たり前の自分」になっていきます。
ステップ3:五感と感情を伴わせる
映像化の際は、音や感触、感情も一緒にイメージします。臨場感が高まり、無意識に強く刻まれていきます。
実践のポイント
初めは難しくても大丈夫
古い自己イメージが邪魔をするため、最初はスムーズにイメージできないこともあります。
続けることで変化が生まれる
- 根気よく繰り返すことで、新しい映像が自然に馴染む
- 慣れると無意識の行動が変わり、望む態度が出せるようになる
ゴールを前提にする
- 好きな人と一緒になりたい
- 好きな人に幸せになってほしい
この前提で振る舞う自分をイメージすると効果的です。
まとめ
本記事の要点
- アティテュード = 無意識の態度や行動の傾向
- 正体は過去の 情動記憶 による影響
- ネガティブ体験は無意識の回避行動を生み出す
- ビジュアライゼーション によって望む態度に書き換えることができる
無意識を書き換えることで、自然と相手との関係性をより良いものにしていけるのです。
ABOUT ME

1997年 青森県生まれ
苫米地式コーチング認定コーチ養成講座 第7期修了
ドクター苫米地ワークス修了
田島大輔グランドマスターコーチに師事
認知科学者 苫米地英人博士より、
無意識へ深く働きかける「内部表現の書き換え」や、コーチングの技術を習得