女性の生き方

ビジョンボードの作り方|臨場感で夢を叶える視覚化の方法

蓮彩聖基

夢を叶えるために必要なのは「マインドの使い方」

夢やゴールを実現させるために大切なのは、脳と心(マインド)の仕組みを理解し、正しく活用することです。

マインドとは、脳と心を合わせた概念のこと。私たちの思考、感情、信念、セルフイメージ、記憶、判断、行動のすべてがマインドの働きによって決まります。

そして、マインドは誰でも同じ基本機能を持っています。つまり、正しい使い方を知れば、誰でも再現性を持って夢やゴールを実現できるということなのです。

ゴール実現に効果的な2つの方法

マインドに働きかける代表的な方法として、次の2つがあります。

  • アファメーション:言葉を使って臨場感を上げる方法。「私は〇〇です」と現在形で宣言し、その状態を無意識に刻み込む
  • ビジュアライゼーション:映像を使って未来を体験する方法。五感を総動員して、ゴールを達成した自分をリアルにイメージする

どちらも効果的な方法で、継続することで現実化していきます。

しかし、「頭の中でイメージするのが苦手」「言葉だけでは臨場感が持てない」という方も多いのではないでしょうか。

そんな方におすすめなのが、今回ご紹介するビジョンボードです。

ビジョンボードとは

初心者にも取り組みやすい視覚化の方法

ビジョンボードとは、自分の「理想の姿」「欲しいもの」「やりたいこと」を1枚のボードにまとめたものです。

雑誌やSNSから写真や画像を切り抜き、ボードに貼り付けることで、1つの世界観(ゲシュタルト)を表現できます。

ゲシュタルトとは、全体性を持ったまとまりのある構造のこと。ビジョンボードを作ることで、あなたの理想の未来が一つのまとまりとして目に見える形になるのです。

ビジュアライゼーションとの違い

ビジュアライゼーションは、マインドの中だけで五感を使って未来をイメージします。

一方、ビジョンボードは実際の写真や画像を用いるので、視覚的にイメージしやすく、臨場感が高まりやすいのが特徴です。

「イメージするのが苦手」という方でも、目の前に具体的な画像があれば、その世界を感じやすくなります。

また、毎日目にする場所に置いておけば、意識しなくても自然とゴールへの臨場感が高まっていきます。

ビジョンボードの作り方

具体的なビジョンボードの作り方を3つのステップでご紹介します。

Step1:素材を集める

まずは、ビジョンボードに貼る素材を集めていきましょう。

雑誌やSNSから集める

「なりたい姿」「欲しいもの」「やりたいこと」に関連する写真や画像を集めます。

  • ファッション雑誌、ライフスタイル雑誌、旅行雑誌など
  • Pinterest、Instagramなどの画像
  • 憧れの人の写真、行きたい場所の風景、理想の部屋のインテリア

「これを見ると心がときめく」「こんな未来を生きたい」と感じるものを直感で選んでください。

PCやスマホで作成してもOK

デジタルで作成することもできます。Canvaなどのツールを使えば、簡単にコラージュを作ることができます。

ただし、最終的にはプリントアウトして現物化すると効果が高まります。実際に手で触れる、目で見える形にすることで、より臨場感が増すからです。

集める素材の例

具体的にどんな素材を集めればいいか、例をご紹介します。

  • キャリア:理想の働き方、憧れの職場環境、尊敬する人の言葉
  • ライフスタイル:住みたい部屋、理想の一日の過ごし方
  • 人間関係:大切な人との時間、理想のパートナーシップ
  • 趣味・自己表現:やってみたいこと、チャレンジしたいこと
  • 健康・美容:なりたい自分の姿、心地よい身体の状態
  • 旅行・体験:行きたい場所、見たい景色、したい体験

人生のさまざまな領域からバランスよく集めると、より豊かなビジョンボードになります。

Step2:ボードに貼る

素材が集まったら、ボードに貼っていきます。

自由にレイアウトする

集めた素材をボードに自由に配置していきましょう。コルクボード、画用紙、フォトフレームなど、好きな素材を使ってOKです。

配置に正解はありません。世界観が伝わるように、あなたの感覚でレイアウトしてください。

直感を大切にする

「どれを選べばいいかわからない」と迷ったときは、心が動いたものを優先してください。

頭で考えるよりも、直感を大切にすることがポイントです。「なんとなく好き」「見ていると気分が上がる」という感覚を信じましょう。

無意識は、あなたの本当の望みを知っています。直感で選んだものには、あなたの本心が反映されているのです。

Step3:完成後の使い方

ビジョンボードは、作っただけでは効果を発揮しません。使い方が最も重要です。

毎日目にする場所に置く

完成したビジョンボードは、毎日自然と目に入る場所に置きましょう。

  • デスクの前
  • ベッドサイド
  • リビングの壁
  • スマホの待ち受け画面

朝起きたとき、夜寝る前など、リラックスした状態で眺める習慣をつけるのがおすすめです。

実現済みの感覚で眺める

ここが最も大切なポイントです。

ビジョンボードを眺めるときは、「すでに実現している」という臨場感をもって見てください。

「いつか叶うといいな」という希望ではなく、「もう叶っている」「今、この生活をしている」という感覚で眺めるのです。

希望や憧れのままでは、それは「まだ手に入っていないもの」として無意識に認識されてしまいます。「今、持っている」「今、やっている」という感覚を意識することで、無意識の書き換えが起こります。

年月の制約を外す

ビジョンボードを作るとき、「今年中に」「来年までに」という期限をつけたくなるかもしれません。

しかし、時間的な制約をつけてしまうと、義務感やプレッシャーでストレスに変わることがあります。

時間を気にせず自由に描く

ビジョンボードでは、時間的な制約を外して自由に未来を描きましょう。

「いつまでに」ではなく、「こうなりたい」という純粋な望みにフォーカスしてください。

今の自分には難しいと思えることでもOKです。現状の延長線上にないゴールこそ、本当のゴールなのです。

毎日の視覚化が実現を近づける

期限を決めなくても、ビジョンボードを通じて毎日視覚化することで、実現へと自然に近づいていきます。

大切なのは「いつまでに」ではなく、「その未来にどれだけ臨場感を持てるか」なのです。

実現の鍵は「臨場感」

なぜビジョンボードで夢が叶うのでしょうか?その鍵は臨場感にあります。

脳は現実とイメージを区別できない

私たちの脳は、「リアルに感じたイメージ」と「現実の体験」を区別することが苦手です。

臨場感の高いイメージを繰り返すことで、脳はそれを「現実」として認識し始めます。

認知的不協和が働く

「すでに叶っている」という感覚で眺めると、脳は認知的不協和を起こします。

認知的不協和とは、2つの認識が一致していないときに生じる不快感のことです。「叶っている自分」と「まだ叶っていない現実」の間に矛盾が生じるのです。

脳はこの矛盾を解消しようとして、現実を理想に近づける方向に働き始めます。必要な情報が目に入るようになり、自然と行動が変わっていくのです。

臨場感を高める眺め方

ビジョンボードを眺めるときは、次の感覚を意識してください。

  • すでに叶っている
  • すでに持っている
  • すでにやっている

この感覚を味わうことが、夢を現実に引き寄せる最も重要なポイントです。

ビジョンボードの効果

ビジョンボードを活用することで、次のような効果が期待できます。

イメージが鮮明になる

言葉だけでは曖昧になりがちな未来像が、視覚化することで明確になります。「こうなりたい」という漠然とした想いが、具体的なイメージとして定着していきます。

世界観が一目でわかる

ビジョンボードを見れば、あなたが目指している世界観が一目でわかります。複数の要素が一つのまとまり(ゲシュタルト)として表現されることで、全体像を把握しやすくなります。

臨場感が自然と高まる

毎日目にすることで、意識しなくても臨場感が高まっていきます。朝起きて最初に目にする、夜寝る前に眺める——そんな習慣が、無意識レベルでの変化を促します。

ゴールが自然と実現に近づく

臨場感が高まると、脳がゴールに関連する情報を自動的にキャッチするようになります。スコトーマ(心理的盲点)が外れ、チャンスや必要な情報が見えるようになるのです。

夢を現実に引き寄せるために

ビジョンボードは、「夢や理想を具体的に視覚化する」「臨場感を高める」という2つの効果を兼ね備えた強力なツールです。

この記事のポイント

  • ビジョンボードは初心者にも取り組みやすい視覚化の方法
  • 雑誌やSNSから「なりたい姿」を集めてボードに貼る
  • 直感を大切にして、心が動くものを選ぶ
  • 時間的な制約を外して自由に未来を描く
  • 「すでに叶っている」という臨場感で眺めることが最も大切
  • 毎日見ることで無意識が変化し、現実が動き始める

作っただけで終わらせず、毎日「すでに叶っている」感覚で眺め続けること。それが、あなたの夢を現実に引き寄せる最もシンプルで確実な方法です。

ぜひ今日から、あなただけのビジョンボードを作ってみてください。理想の未来を目に見える形にすることで、その未来は確実にあなたに近づいてきます。

ABOUT ME
蓮彩 聖基 (はすたみ こうき)
蓮彩 聖基 (はすたみ こうき)
パーソナルコーチ
1997年 青森県生まれ。苫米地式コーチング認定コーチ養成講座 第7期修了。ドクター苫米地ワークス修了。田島大輔グランドマスターコーチに師事。認知科学者 苫米地英人博士より、無意識へ深く働きかける「内部表現の書き換え」や、コーチングの技術を習得。
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