女性の生き方

エフィカシーを高めて人生を変える|自分を信じる女性になる方法

蓮彩聖基

心の中の声が、あなたの現実を創っている

「どうせ私なんて…」

この言葉を、心の中で何度つぶやいたことがあるでしょうか?

新しいことに挑戦しようとしたとき。誰かに褒められたとき。素敵な未来を想像しようとしたとき。

気づけば、自分を小さくする言葉が浮かんでしまう。

実はこの「どうせ私なんて」という言葉は、単なる謙遜ではありません。あなたの可能性にブレーキをかけ、本当に叶えたい未来から遠ざけてしまう言葉なのです。

なぜ私たちは自分を低く見積もってしまうのか

1日に数万回のセルフトーク

私たちの心には、1日に数万回ものセルフトークと呼ばれる心の声が流れています。

セルフトークとは、自分自身に対して心の中で語りかけている言葉全般のこと。

この声はほとんどが無意識に働いていて、多くの人は自分がどんな言葉を自分にかけているか気づいていません。

ネガティブに注目しやすい脳の性質

人間の脳は、本能的にネガティブな情報に注目しやすい性質を持っています。

これは「ネガティビティ・バイアス」と呼ばれ、危険を察知して身を守るための生存本能です。

しかし現代では、この本能が「自分にはできない」という思い込みを強化してしまうことがあります。

セルフトークが自己イメージを形作る

セルフトークは単なる独り言ではありません。

言葉は映像を生み、映像は感情を呼び起こします。

この言葉・映像・感情という思考の軸が繰り返されることで、私たちのセルフイメージ(自分はこういう人間だという無意識の認識)が形成されていきます。

たとえば「私は人前で話すのが苦手」というセルフトークを繰り返していると、過去にうまく話せなかった場面が思い浮かび、不安や緊張の感情が湧いてきます。

するとその感覚が「私はこういう人間だ」という自己認識として定着していくのです。

エフィカシーとは何か

自分のゴール達成能力への自己評価

ここで知っておいてほしい大切な概念があります。それがエフィカシーです。

エフィカシーとは、自分のゴールを達成する能力が自分にはあるという自己評価のこと。

単なる「自信」や「ポジティブ思考」とは違います。根拠がなくても、方法がわからなくても、「私ならできる」と心の底から思える力。それがエフィカシーなのです。

エフィカシーと自信の違い

「自信」は一般的に、過去の実績や経験に基づいています。「前にうまくいったから、今回もできるだろう」という感覚です。

一方でエフィカシーは、過去の実績とは関係なく、まだ達成したことのないゴールに対しても「私にはできる」と確信できる状態を指します。

特に、現状の延長線上にはない大きな変化を求めるときに、このエフィカシーの高さが決定的に重要になります。

エフィカシーが低いと何が起きるのか

見える世界が変わってしまう

エフィカシーが低い状態では、こんなことが起こります。

  • チャンスが目の前にあっても気づけない
  • 挑戦する前から「どうせダメだ」と諦めてしまう
  • 失敗を「やっぱり私には能力がなかった」という証拠にしてしまう
  • 自分の評価に合わない良い情報を無意識に排除してしまう

エフィカシーが低いと、「私にはできない」という前提で情報を処理するため、本当は目の前にある可能性やチャンスが見えなくなってしまいます。

エフィカシーが高いとどうなるのか

一方、エフィカシーが高い状態では、同じ状況でもまったく違う反応になります。

  • 「できるかどうか」ではなく「どうやってやるか」を考える
  • 失敗しても「ここから何を学べるか」と捉えられる
  • 周囲の人からも信頼されやすくなる
  • 必要な情報やチャンスが自然と目に入ってくる

同じ現実を見ているのに、エフィカシーの高さによって見える世界がまったく違う。

これが人生の質を大きく左右しているのです。

直感と行動をつなぐエフィカシーの働き

直感を打ち消してしまう心の声

ふと「これをやってみたい」と感じる瞬間がありますよね。

転職、起業、新しい趣味、気になる人への一歩…。心がワクワクして「これだ!」と感じる。

でも次の瞬間、「いや、私には無理かも」「失敗したらどうしよう」という声が聞こえてきて、せっかくの直感を打ち消してしまう。

この現象は、まさにエフィカシーの低さが原因です。

直感は無意識からのメッセージ

直感は、あなたの無意識が膨大な情報を処理した結果、意識に上げてくれたメッセージです。しかしエフィカシーが低いと、その直感を信じて行動に移すことができません。

エフィカシーを高めることで、直感を受け取り、それを信じ、行動に移すまでの流れがスムーズになります。

「ピンときた!」から「やってみよう」までの距離が、グッと短くなるのです。

エフィカシーを高めるために必要なこと

セルフトークを観察する

まずは気づくことから

最初のステップは、自分の内なる声に気づくことです。

特に意識してほしいのは、こんな場面です。

  • 朝、鏡を見たときに何を思うか
  • 仕事でうまくいかなかったとき、心の中で何と言っているか
  • 誰かに褒められたとき、どんな反応をしているか
  • 新しいことを始めようとしたとき、最初に浮かぶ言葉は何か

自分を責めないこと

大切なのは、「こんなこと思っちゃダメだ」と自分を責めないこと。

まずは「あ、今私は自分に『どうせ無理』って言ってるな」と気づくだけで大丈夫です。

気づくことができれば、変えることができます。

言葉を置き換える練習

否定を可能性に変える

自分のネガティブなセルフトークに気づいたら、次はそれを少しずつ置き換えていきます。

  • 「私には無理」→「私にもできる方法があるはず」
  • 「失敗したらどうしよう」→「うまくいったらどうなるかな」
  • 「あの人みたいにはなれない」→「私らしいやり方がある」

無理にポジティブにしなくていい

ここで大切なのは、無理やりポジティブにしなくていいということ。

「絶対できる!」と思えなくても、「できるかもしれない」くらいの言葉で十分です。

未来の自分を先に体験する

ビジュアライゼーションとは

エフィカシーを高める最も効果的な方法が、ビジュアライゼーションです。

ビジュアライゼーションとは、視覚だけでなく五感と感情を総動員して、未来をリアルに体験する技術です。

単なる空想ではなく、無意識に働きかけて現実を変える方法として知られています。

五感を使ってリアルに感じる

たとえば「好きな仕事で活躍している自分」をイメージするなら…

  • 視覚:どんな場所にいる? どんな服を着ている?
  • 聴覚:周りからどんな言葉をかけられている?
  • 触覚:どんな手触りを感じている?
  • 嗅覚:その場所にはどんな香りがある?
  • 感情:達成感、誇らしさ、喜び…どんな気持ちが湧いている?

感情を伴う体験が無意識を変える

五感を使ってリアルに想像すると、心の中に強い感情が生まれます。

この感情を伴った体験が、無意識に「すでに起こったこと」として記録されます。これを情動記憶といいます。

すると不思議なことに、その未来に向かう行動が「努力」ではなく「自然なこと」に変わっていきます。

成功体験を積み重ねる

大きなことをする必要はない

いきなり大きなことをやる必要はありません。

  • 気になるカフェに一人で入ってみる
  • 興味のあるイベントに申し込んでみる
  • 「ありがとう」と言われたら、素直に「嬉しい」と返してみる

こうした「できた」という体験を積み重ねることで、エフィカシーは着実に育っていきます。

セルフトークでセルフイメージを更新する

成功したときには「自分らしい」と言葉にしてみてください。

うまくいかなかったときは「自分らしくない。次はこうしよう」と言い換える。

このセルフトークの習慣が、セルフイメージを少しずつ更新していきます。

あなたの可能性は、あなたが思っているよりずっと大きい

「私なんて」は過去が作った幻想

「どうせ私なんて」という言葉は、過去の経験から作られた思い込みです。

子どもの頃に言われた言葉、失敗したときの記憶、比較されて傷ついた経験…。それらが積み重なって「私はこういう人間だ」という自己イメージを形作っています。

でもそれは過去の情報から作られた幻想であって、あなたの本当の可能性とは関係ありません。

エフィカシーはいつからでも育てられる

エフィカシーは、生まれつきのものではありません。毎日の言葉の選び方、イメージの仕方、経験の積み重ねで、いつからでも育てることができます。

今日から、自分にかける言葉を少しだけ変えてみてください。

「どうせ私なんて」ではなく、「私ならできる」へ。

その変化が、やがて大きな未来を開いていきます。あなたの中には、まだ気づいていない無限の可能性が眠っているのです。

ABOUT ME
蓮彩 聖基 (はすたみ こうき)
蓮彩 聖基 (はすたみ こうき)
パーソナルコーチ
1997年 青森県生まれ。苫米地式コーチング認定コーチ養成講座 第7期修了。ドクター苫米地ワークス修了。田島大輔グランドマスターコーチに師事。認知科学者 苫米地英人博士より、無意識へ深く働きかける「内部表現の書き換え」や、コーチングの技術を習得。
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