自己実現

ゴール実現を妨げる「壁」を乗り越えるための思考法

kokihasutami

あなたは今、心から望むゴールに向かって歩んでいるでしょうか。それとも、何か見えない壁に阻まれているように感じているでしょうか。

実は、ゴール実現の過程で感じる「停滞」や「抵抗」には、理由があるのです。

ゴール達成を阻む2つの抵抗

外からの抵抗-ドリームキラーとは

あなたがゴールに向かって動き始めたとき、周囲の人々から「現実的じゃない」「無理だよ」といった言葉をかけられたことはありませんか。

これはドリームキラーと呼ばれる人たちです。彼らは決して悪意があるわけではありません。あなたが変化することで、彼らのコンフォートゾーン(慣れ親しんだ心地よい環境)が揺らぐことを、無意識に恐れているのです。

特に身近な家族や友人ほど、この傾向が強く現れます。なぜなら、あなたとの関係性が変わることへの不安があるからなのです。

内からの抵抗-ホメオスタシスの働き

外部からの抵抗だけではありません。私たち自身の中にも、現状を維持しようとする力が働いています。

これはホメオスタシス(恒常性維持機能)という、もともとは体温や血糖値を一定に保つための生理学的な仕組みです。しかし人間の脳は進化し、この機能が心理的な領域にまで広がっているのです。

つまり、あなたが「いつもの自分」から抜け出そうとすると、無意識が元の状態に戻そうと働きかけてしまうのです。

現状の外側にゴールを設定する重要性

「現状の外側」とは何か

コーチングでは、現状の外側のゴール設定が非常に重要としています。

現状とは、今のあなたが大きく変わらなくても達成できる範囲のこと。つまり「現状の外側」とは、今の延長線上では達成方法がわからない、少し「非現実的」とも思えるようなゴールを指します。

なぜ現状の外側のゴールが必要なのか

達成方法がすべてわかってしまうゴールでは、真の成長は起こりません。むしろ、現状に自分を縛りつけてしまうことになるのです。

現状の外側のゴールを設定することで、スコトーマ(心理的盲点)が外れ、これまで見えていなかった新しい情報や可能性が認識できるようになります。これはRAS(網様体賦活系)という脳の情報フィルター機能が、ゴールに応じて重要性を変えるからなのです。

抵抗を乗り越える具体的な方法

ドリームキラーへの対処法

ドリームキラーの言葉を真に受ける必要はありません。以下のポイントを意識してください。

  • あなたの取り組みは、科学的な根拠に基づいているという自信を持つ
  • 理解を得られない相手には、大きなゴールを話さない
  • 彼らの言葉は、あなたが成長している証だと捉える

自分の中の抵抗を超える方法

自分自身の停滞を超えるには、常にこう自問してください。

「今、ゴールに向かうためにできる、これまで一度もやったことのない行動は何か?」

この挑戦こそが、新しい人脈、情報、アイデアを引き寄せる鍵となるかもしれません。現状の常識の範囲内で考えている限り、本当の変化は起こりません。

成長し続けるためのゴール再設定

ゴールに近づいてきたら、それは新しい現状になったということ。そこで満足せず、さらに高いゴールを再設定し続けることが大切なのです。

このゴールの再設定を繰り返すことで、エネルギーを絶やすことなく、加速的に成長していくことができます。

あなたの中にある「なりたい自分」は、決して遠い夢ではありません。科学的なアプローチで、一歩ずつ確実に近づいていけるのです。

ABOUT ME
蓮彩 聖基 <br>(はすたみ こうき)
蓮彩 聖基
(はすたみ こうき)
パーソナルコーチ
1997年 青森県生まれ
苫米地式コーチング認定コーチ養成講座 第7期修了
ドクター苫米地ワークス修了
田島大輔グランドマスターコーチに師事
認知科学者 苫米地英人博士より、
無意識へ深く働きかける「内部表現の書き換え」や、コーチングの技術を習得
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