自己実現

人生の大きな決断に迷ったとき|未来の自分に聞いてみる判断法

kokihasutami

知識と抽象化が決断の土台になる

人生の岐路に立ったとき、「どちらを選べばいいんだろう」と迷うことは誰にでもあります。日常的な小さな選択ではなく、自分にとって本当に重要な決断を迫られたとき、あなたはどのように判断していますか?

大きな決断をするためには、まず知識が必要です。知識がなければ、考える材料そのものが限られてしまい、狭い視野の中でしか判断できません。

そして、その知識を抽象化する能力も大切です。目の前の現象や状況を一段高い視点から捉え直し、シンプルに整理することで、本質が見えてきます。

日頃から知識を蓄えておく

だからこそ、日常的に学び続けることが重要なのです。自己成長や学びは、バランスホイールの中でも人生を豊かにする大切な領域。知識を蓄え、抽象化する力を磨いておくことで、いざという時に冷静な判断ができるようになります。

それでも迷うときの判断基準

知識があって、抽象化もできて、それでもやっぱり迷ってしまう……そんな大きな決断を迫られたとき、どうすればいいのでしょうか?

未来のゴールを達成した自分に聞いてみる

ひとつ目の方法は、未来のゴールを達成した自分だったら、どう判断するかを考えてみることです。

あなたが目指しているゴールを達成した未来の自分は、今のあなたとは明らかに違う存在です。より成長し、より自由で、より幸せな自分。その未来の自分に、今の選択について問いかけてみるのです。

「ゴールを達成している私だったら、この選択をどう判断するだろう?」

未来の自分の視点で考えることで、ゴールに直結する判断が見えてきます。なぜなら、その未来の自分はすでにゴールを前提として生きているから。その視点からの判断は、自然とあなたをゴールへ近づけてくれるのです。

尊敬する人やロールモデルに聞いてみる

ふたつ目の方法は、自分のロールモデルとなる人だったら、どう判断するかを考えることです。

  • 自分が尊敬する人
  • お手本にしている人
  • その分野の先駆者や著名人
  • 歴史上の偉人

こうした人たちの力を借りるのです。「この人だったら、どんな風に考えて、どう行動するだろう?」と想像してみてください。

主観から抜け出すための視点

もちろん、これはあなたの頭の中での想像かもしれません。でも、自分の主観から一度抜け出すことができるのです。

違った視点を取り入れることで、今まで見えなかった考え方や可能性が見えてくることがあります。

ロールモデルの選び方

ここで大切なのは、本当に情報的に優れた人を選ぶことです。

身近な近場の人ではなく、明らかに抽象度が高く、IQが高く、情報空間において優れている人物を選んでください。

すでに亡くなっている歴史上の人物でもかまいません。「この人だったらどう思うか、どう考えるか、どう判断するか」という基準を持つことが、あなたの判断を助けてくれます。

迷ったときに使える判断の軸

人生の大きな決断に迷ったとき、この2つの方法を思い出してみてください。

  1. 未来のゴールを達成した自分だったら、どう判断するか?
  2. 尊敬する人やロールモデルだったら、どう判断するか?

これらの視点を取り入れることで、あなたの決断はより明確に、よりゴールに近づくものになっていきます。

知識を蓄え、抽象化する力を磨き、そしていざというときにはこうした判断軸を使ってみる。そうすることで、あなたは自信を持って人生の選択ができるようになるのです。

ABOUT ME
蓮彩 聖基 <br>(はすたみ こうき)
蓮彩 聖基
(はすたみ こうき)
パーソナルコーチ
1997年 青森県生まれ
苫米地式コーチング認定コーチ養成講座 第7期修了
ドクター苫米地ワークス修了
田島大輔グランドマスターコーチに師事
認知科学者 苫米地英人博士より、
無意識へ深く働きかける「内部表現の書き換え」や、コーチングの技術を習得
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