女性の生き方

決められない自分を変える|優柔不断から抜け出す思考法

蓮彩聖基

「正解」を探し続けるから決められない

優柔不断とは、いくつかの選択肢を前にして「どれが正しいのか」という確信が持てない状態のことです。今日のランチを何にしようかという軽い選択から、人生の方向性を左右するような重大な決断まで、私たちは日々さまざまな選択を迫られています。そしてその選択が自分にとって重要であればあるほど、「間違えたくない」という気持ちが強くなり、決断を先延ばしにしてしまうのです。しかし、あなたが求めている「絶対に正しい選択」というものは、本当に存在するのでしょうか?

不安や恐れが判断を曇らせる

決断できない状態に陥るとき、多くの場合、心の中では不安や恐れといった情動が渦巻いています。「失敗したらどうしよう」「間違った選択だったと後で気づいたらどうしよう」という思いが膨らむほど、私たちの思考は狭まっていきます。これは脳の仕組みとして当然のことなのです。強い情動に支配されているとき、論理的な思考を司る前頭前野の働きが抑えられてしまいます。つまり、慎重になればなるほど、冷静な判断ができなくなるという皮肉な状態に陥ってしまう可能性があるのです。まず確認してほしいのは、目の前の選択に対して自分の感情が過度に反応していないかどうかということです。不安や恐れに飲み込まれた状態では、本来の判断力を発揮することはできません。

どの道を選んでもゴールにはたどり着ける

ここで知っておいてほしい真実があります。100パーセント正しい選択というものは、この世に存在しないのです。人生は一度の選択で決まるものではなく、選択の連続によって形作られていきます。今日の選択、明日の選択、そのまた次の選択と、私たちは絶えず道を選び続けています。たとえ一度の選択が遠回りに見えたとしても、次の選択でまた軌道修正することができます。迷路を想像してみてください。行き止まりにぶつかっても、戻って別の道を進めば、最終的にはゴールにたどり着けるのです。大切なのは、一つの選択に固執することではなく、ゴールに向かい続けるという姿勢なのです。

迷っている時点でどちらも正解

もう一つ、覚えておいてほしいことがあります。あなたが二つの選択肢の間で迷っているということは、どちらの選択肢もあなたにとって同じくらいの価値があるということなのです。もし明らかに一方が優れていれば、迷う必要などありません。つまり、迷っている時点で、どちらを選んでも大きな差はないということです。それならば、いつまでも迷い続けるよりも、「これでいい」と自分で決めて前に進むほうが、はるかに建設的ではないでしょうか。優柔不断でいることの本当のリスクは、間違った選択をすることではありません。選択しないまま時間だけが過ぎていくことなのです。

確信は「持つ」と決めるもの

決められる人と決められない人の違いは何でしょうか? それは「確信が自然に湧いてくるのを待つか」「自分で確信を持つと決めるか」の違いです。不確定な未来に対して、100パーセントの確信など誰にも持てません。それでも決められる人は、合理的に考えて「これが最も良さそうだ」と思えるものに対して、自ら確信を持つことを選んでいるのです。待っていても確信は降ってきません。自分で「これでいく」と決めた瞬間に、確信は生まれるのです。そして不安や恐れといった感情は、その決断には必要のないものです。感情を脇に置いて、論理的に、合理的に判断する。そしてその判断を信じて進む。たとえその道が遠回りに見えたとしても、あなたはいつでも次の選択で軌道修正できます。だからこそ、迷い続けることに時間を費やすのではなく、「これでいい」と自分で決めて一歩を踏み出してみてください。その一歩が、あなたを望む未来へと確実に近づけてくれるのです。

ABOUT ME
蓮彩 聖基 (はすたみ こうき)
蓮彩 聖基 (はすたみ こうき)
パーソナルコーチ
1997年 青森県生まれ。苫米地式コーチング認定コーチ養成講座 第7期修了。ドクター苫米地ワークス修了。田島大輔グランドマスターコーチに師事。認知科学者 苫米地英人博士より、無意識へ深く働きかける「内部表現の書き換え」や、コーチングの技術を習得。
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