自己実現

「自分らしさがわからない」と悩むあなたへ|本当の自分を見つける方法

kokihasutami

「自分らしさって何だろう?」という問いの正体

「自分らしさがわからない」

そんな風に悩んだことはありませんか?

周りからは「自分らしく生きればいいんだよ」と言われても、その「自分らしさ」が一体何なのか、わからなくて立ち止まってしまう。

多くの人が語る「自分らしさ」とは

「自分らしさは何ですか?」と聞かれた時、多くの人はこんな風に答えます。

  • 「私は人見知りをします」
  • 「元気で明るい性格です」
  • 「誰にでも分け隔てなく接することができます」
  • 「こういうことが好きです」

つまり、自分の性格や特性を「自分らしさ」として語っているのです。

良くも悪くも「これが私」と受け入れて、それでいいんだと思っている。

しかしその「自分らしさ」は、本当にあなた自身が選んだものでしょうか?

「自分らしさ」の正体|それは結果に過ぎない

実は、多くの人が「自分らしさ」だと思っているものは、ブリーフシステム(信念体系)やセルフイメージのことなのです。

自分らしさはどうやって作られるのか

あなたが「私ってこういう人間だ」と思っているセルフイメージは、どこから来たのでしょうか。

それは、幼い頃から周りの環境によって作り上げられてきたものなのです。

セルフイメージが形成されるプロセス

  1. 幼少期に親からかけられた言葉
  • 「あなたは内気な子ね」
  • 「おっちょこちょいだから気をつけなさい」
  1. 先生や周りの大人から言われたこと
  • 「もっと積極的にならないと」
  • 「あなたは優しい子ね」
  1. これらの言葉を無意識に受け入れる
  2. 信念として定着し、セルフイメージに組み込まれる
  3. その前提でセルフトーク(自己対話)を繰り返す

そして一度組み込まれてしまうと、私たちは無意識のうちに、そのセルフイメージを前提にした自己対話を何万回も繰り返すのです。

「自分らしさ」は生まれ持ったものではない

つまり、あなたが思っている「自分らしさ」は、生まれ持った性質や性格ではありません

外部の環境によって作り上げられ、いつの間にか受け入れてしまったものなのです。

だから、みんなが思っている「自分らしさ」は、本当のあなたではないのです。

本当の「自分らしさ」とは何か

では、本当の自分らしさとは何でしょうか?

ゴールを達成した時の自分こそが本当の自分

本当の自分らしさとは、あなたが心から達成したいゴールを実現した時の自分です。

ゴールを達成した時の自分、その世界を見ている自分こそが、あなたが本当になりたい「自分らしい自分」なのです。

「自分らしさ」は可能性を制限する

今あなたが思っている「自分らしさ」は、実は可能性を制限している概念かもしれません。

例えば、こんな経験はありませんか?

  • 「私は時間を守れない人間だから」と遅刻を繰り返す
  • 「私は人見知りだから」と新しい出会いを避ける
  • 「私は不器用だから」と挑戦する前に諦める

良くも悪くも「これが自分」と受け入れることで、無意識がその通りの行動を選択してしまうのです。

時間を守れない自分を「自分らしさ」として受け入れてしまうと、その思考そのものが無意識において、時間を守れない行動を選ばせてしまうのです。

「自分らしさ」に縛られない生き方

自分らしさは偶然の結果

今の「自分らしさ」は、幼い頃からの偶然の結果に過ぎません

たまたま出会った親や教師から、どのような言葉をかけられてきたか。

そのランダムな積み重ねが、今の「自分らしさ」を作っているのです。

自分らしさという概念を捨てる勇気

だからこそ、「自分らしさ」という概念に縛られる必要はないのです。

今のあなたが思っている「自分らしさ」は、あなたが好きなように組み込んでいくことができます。

新しい自分を創造する方法

理想の自分を定義する

まず、あなたが理想とする自分はどんな人かを定義しましょう。

問いかけるべき質問

  • 理想的な自分は、どんなセルフトークをしているか?
  • どんな生活をしているか?
  • どんな習慣を持っているか?
  • どんな態度(アティテュード)で日々を過ごしているか?

セルフトークを変える

理想の自分に合致するように、日々のセルフトークを意識的に変えていきます

セルフトークの例

変更前:

  • 「私には無理かもしれない」
  • 「どうせ失敗するだろう」
  • 「私はこういう人間だから」

変更後:

  • 「私には可能性がある」
  • 「挑戦することで成長できる」
  • 「私は理想の自分になっていく」

ハビット(習慣)とアティテュード(態度)を整える

未来の理想的な自分に合致するように、無意識の行動や習慣も考えていきます。

そして、セルフトークもその未来の自分に合わせていくことで、コンフォートゾーンがどんどん変わっていきます。

新しいセルフイメージの創造

こうして、新しい「自分らしさ」すなわち新しいセルフイメージができあがるのです。

ただし、セルフイメージは確固たるものではありません。

流動的で、常に更新可能なものなのです。

ゴールがあるからこそ自分が明確になる

現状の外にゴールを設定する

「こういう風になりたいな」という漠然とした思いも大切ですが、現状の外にゴールを設定することで、より明確になります

ゴールがあることによって、それに対しての意味付けが変わってくるからです。

ゴールに合致する自分になる

ゴールを達成したいのであれば、ゴールに合致する自分になっていく必要があります

そうすることで、「どんな自分が理想的か」「理想的な自分はどんな人か」が絞れてくるのです。

ゴールに合致する自分、ゴールを前提とする自分になっていくからです。

「自分らしさ探し」は必要ない

自分らしさは探すものではない

「自分らしさがわからない」「自分らしさとは何だろう」と悩んでいるのであれば、その概念自体を捨ててしまった方がいいのです。

なぜなら、固定された「自分らしさ」なんて、そもそも存在しないからです。

自分らしさは流動的で変更可能

セルフイメージは流動的で、変更可能です。

今のあなたの性格や特性だって、変えられるものなのです。

それを理解すれば、「自分らしさって何だろう」と悩む必要もないし、「自分らしさを探す旅」に出る必要もありません。

やるべきことは明確

そんな時間があるのなら、現状の外にゴールを設定して、自分自身を高めていく方がよっぽど有意義です。

ゴールに合致するような行動をしていく方が、あなたの人生を前に進めるのです。

自分らしさは幻想である

一見良さそうに聞こえるけれど

「自分らしさ」という言葉は、一見すると良いような言葉に聞こえます。

でも実際には、本質的には意味のない概念、意味のない言葉なのです。

少なくとも、私たちの人生にとっては。

なぜ意味がないのか

なぜなら、自分らしさなんて幻想に過ぎないからです。

今のあなたの「自分らしさ」は、環境によって作られた偶然の結果であり、あなた自身が本当に望んで選んだものではないかもしれません。

自分らしさより大切なこと|ゴールの世界へ

ゴールを設定する

現状の外にゴールを設定しましょう。

そして、そのゴールを達成した時の自分が見ているであろう世界をイメージするのです。

臨場感を高める

ゴールを達成した自分が見ている世界に対して、臨場感をどんどん上げていきます

方法なんてわからなくていいのです。

達成感や喜びを先取りして感じながら、新しい自分を作っていくのです。

現状の外へ飛び出す

そうすることで、どんどん現状の外に飛び出していくことができます。

「自分らしさ」は、逆に足枷になるのです。

新しい一歩へ

「自分らしさがわからない」と悩む必要はありません。

なぜなら、固定された「自分らしさ」なんて、そもそも存在しないからです。

今のあなたの「自分らしさ」は、環境によって作られた偶然の結果であり、いつでも更新可能なものです。

大切なのは、現状の外にゴールを設定し、そのゴールを達成した自分になっていくこと

その過程で、新しいセルフイメージが育ち、本当の意味で「なりたい自分」になっていけるのです。

「自分らしさ探し」をやめて、ゴールに向かって歩き出しましょう

そこにこそ、あなたが本当に求めている自分が待っているのです。

ABOUT ME
蓮彩 聖基 <br>(はすたみ こうき)
蓮彩 聖基
(はすたみ こうき)
パーソナルコーチ
1997年 青森県生まれ
苫米地式コーチング認定コーチ養成講座 第7期修了
ドクター苫米地ワークス修了
田島大輔グランドマスターコーチに師事
認知科学者 苫米地英人博士より、
無意識へ深く働きかける「内部表現の書き換え」や、コーチングの技術を習得
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