心と感情

自分を責めるのは今日で終わり。これからは、自分を褒める天才になりましょう

蓮彩聖基

その厳しさは、あなたが一生懸命な証拠

「ああ、またやってしまった」

「もっと上手く言えたはずなのに」

一日の終わりに、一人反省会を開いてしまうことはありませんか?

布団に入ってからも、昼間の些細な失敗が頭を離れず、自分自身に厳しい言葉を浴びせてしまう。

真面目で、責任感が強いあなただからこそ、自分への合格ラインを高く設定してしまっているのです。

しかし、あなたが自分を責めてしまうのは、あなたが「もっと良くなりたい」と願っているからです。

どうでもいいと思っていることに対して、人は悩みませんし、自分を責めたりもしません。

その苦しさは、あなたの向上心の裏返しであり、あなたが人生に対して誠実であることの証明なのです。

完璧主義という重たい鎧を脱ぎ捨てる

私たちは、知らず知らずのうちに「完璧な私」を演じようとしてしまいます。

仕事も完璧、家事も完璧、そして人間関係も円滑に。

そんなスーパーウーマンを目指して、少しでもできないことがあると減点法で自分を評価してはいませんか?

しかし、その「完璧」は誰が決めた基準でしょうか?

あなたが勝手に作り上げた、実体のない幻影かもしれません。

「できたこと」に目を向ける眼差し

今日一日を振り返ってみてください。

できなかったことではなく、あなたが当たり前のようにこなしたことを思い返してみましょう。

  • 朝、眠い目をこすって起きたこと
  • 誰かに笑顔で挨拶をしたこと
  • 家族や同僚のために気を使ったこと
  • 疲れているのに、メイクを落としてスキンケアをしたこと

これらは決して「当たり前」のことではありません。

あなたの意志と努力があったからこそ、成し遂げられた「成果」なのです。

自分を責める天才になる必要はありません。

あるもの、できたものを見つける「自分を褒める天才」になりましょう。

自分自身への言葉が未来を創る

あなたが自分にかける言葉は、あなたが思っている以上に強力な力を持っています。

「私なんてダメだ」と繰り返せば、心はその通りに萎縮し、本当に力を発揮できなくなってしまいます。

逆に、根拠がなくても「私、よくやってる」「私って最高」と褒め続けていれば、心は明るい方向へと導かれます。

これは魔法のようなものではなく、私たちが本来持っているマインドの仕組みなのです。

親友に接するように自分に接する

もし、あなたの大切な親友が落ち込んでいたら、あなたはなんと言葉をかけますか?

「そんなこともできないの?」と責めるでしょうか?

絶対にそんなことはしないはずです。

「十分頑張ってるよ」「そのままで素敵だよ」と、温かい言葉をかけるでしょう。

これからは、その優しさをあなた自身に向けてあげてください。

誰かに褒められるのを待つ必要はありません。

あなたがあなたを認め、褒め称えることで、枯れることのない自信が内側から湧いてきます。

幸福な勘違いが人生を加速させる

「自分を褒める天才」とは、物事をポジティブに解釈する達人のことです。

失敗したとしても、「この経験でまた賢くなった」と自分を褒める。

休んでしまったとしても、「体を大切にできる私は偉い」と自分を褒める。

一見すると都合の良い解釈に見えるかもしれません。

しかし、その「幸福な勘違い」こそが、あなたの人生を軽やかにし、輝かせる鍵なのです。

あなたの価値は揺らがない

何かができたから素晴らしいのではありません。

何かができなかったからダメなのでもありません。

あなたがそこに存在し、今日という日を懸命に生きたこと。

それだけで、あなたは称賛に値する存在なのです。

自分を褒めることに、遠慮も謙遜もいりません。

これからは、息をするように自分を褒めてください。

鏡に映る自分に向かって、微笑みかけることから始めましょう。

ABOUT ME
蓮彩 聖基 (はすたみ こうき)
蓮彩 聖基 (はすたみ こうき)
パーソナルコーチ
1997年 青森県生まれ。苫米地式コーチング認定コーチ養成講座 第7期修了。ドクター苫米地ワークス修了。田島大輔グランドマスターコーチに師事。認知科学者 苫米地英人博士より、無意識へ深く働きかける「内部表現の書き換え」や、コーチングの技術を習得。
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