自己実現

眠っている可能性を解き放つ|世界があなたを待っている

蓮彩聖基

あなたの内側で眠る光

あなたの中に眠っている力があります。

まだ表に現れていない才能や、誰かを幸せにするアイデア、社会に届けるべき想い。それらは静かに、あなたの内側で目覚めの時を待っているのです。

世界は今、あなたの可能性を必要としています。あなたが勇気を出して一歩を踏み出すとき、それを受け取る誰かがどこかで待っています。

なぜ私たちは可能性を閉じ込めてしまうのか

「私には無理」という思い込み

多くの方が、自分の可能性に蓋をしています。

  • 「私にはそんな才能はない」
  • 「もっとすごい人がいるから」
  • 「失敗したらどうしよう」

という声が、心の中で繰り返されていませんか?

この声は、あなたの本質ではありません。過去の体験や周囲から受け取った言葉が積み重なり、無意識のうちに形成された「自分はこういう人間だ」という認識にすぎないのです。

幼い頃に「あなたには無理よ」と言われた記憶。挑戦して上手くいかなかった経験。そうした体験が、今のあなたの行動を制限しています。

見えない檻の中にいる

私たちは、自分でも気づかないうちに「心地よい領域」の中に閉じこもっています。

そこは安全で、失敗のリスクがなく、誰にも批判されない場所。けれど同時に、新しい可能性との出会いがない場所でもあります。

この領域の外に出ようとすると、心がざわざわと落ち着かなくなります。「やっぱりやめておこう」「まだ準備ができていない」という声が聞こえてきます。

これは、あなたを守ろうとする心の働きなのです。新しいことへの挑戦を「危険」と判断し、元の安全な場所に戻そうとしているのです。

けれど、この声に従い続ける限り、あなたの可能性は眠ったままになってしまいます。

可能性が開花するとき

種は暗闘から芽吹く

種が芽を出すには、土の中の暗い場所で過ごす時間が必要です。

やがて種は殻を破り、土を押しのけて光の方へ伸びていきます。その瞬間、種は「種」であることをやめ、「芽」として新しい存在になるのです。

あなたの可能性も同じです。今はまだ見えない場所にあるかもしれません。けれど、それは「ない」のではなく、「まだ芽吹いていない」だけなのです。

芽吹くためには、殻を破る勇気が必要です。土を押しのける力が必要です。そしてその力は、すでにあなたの中にあります。

世界とあなたはつながっている

一人の人間が自分の可能性を解き放つとき、その影響は周囲に波紋のように広がっていきます。

あなたが本来の力を発揮して生きると、それを見た誰かが「私もできるかもしれない」と感じます。あなたが届けた言葉や行動が、誰かの人生を変えるきっかけになります。

逆もまた真実です。

あなたが可能性を閉じ込めたままでいると、世界はあなたから受け取るはずだったものを受け取れないのです。それは、あなただけの損失ではなく、世界全体の損失でもあります。

眠っている可能性の目覚めさせ方

自分に語りかける言葉を変える

私たちは一日に何万回も、心の中で自分自身に語りかけています。

「私には無理」「どうせ失敗する」「もっとできる人がいる」という言葉を繰り返していると、無意識はそれを事実として受け取ります。そして、その言葉通りの現実を創り出そうとするのです。

まずは、自分に語りかける言葉を少しずつ変えてみてください。

「私には可能性がある」「やってみる価値がある」「私だからこそできることがある」という言葉を、意識的に選んでみるのです。

最初は違和感があるかもしれません。けれど、繰り返すうちに、その言葉はあなたの一部になっていきます。

未来の自分を先取りする

目を閉じて、あなたの可能性が開花した未来を想像してみてください。

  • どんな場所にいますか?
  • どんな人たちと一緒にいますか?
  • どんな表情をしていますか?
  • どんな感情を味わっていますか?

その未来をできるだけ鮮明に、五感を使って体験してみてください。光、音、香り、温度、そして心に広がる喜びや充実感を感じてみるのです。

私たちの脳は、現実の体験と鮮明なイメージの区別がつきにくいという特性を持っています。だからこそ、未来を先取りして体験することで、その未来に向かう行動が自然と生まれてくるのです。

心地よい領域を少しずつ広げる

可能性を解き放つために、いきなり大きな飛躍をする必要はありません。

むしろ、無理をして一気に変わろうとすると、心は強い抵抗を感じ、元の場所に戻ろうとします。

大切なのは、心地よいと感じられる領域を少しずつ広げていくことです。

昨日よりほんの少しだけ勇気を出してみる。今まで話しかけなかった人に声をかけてみる。やったことのないことに挑戦してみる。そうした積み重ねが、あなたの可能性の器を大きくしていきます。

勇気とは何か

恐れがないことではない

勇気とは、恐れを感じないことではありません。

恐れを感じながらも、それでも一歩を踏み出すこと。震える足で前に進むこと。それが本当の勇気です。

新しいことに挑戦するとき、不安や緊張を感じるのは自然なことです。それは、あなたが成長しようとしている証拠でもあります。

不安を感じたとき、「これは成長のサインだ」と受け止めてみてください。心がざわざわするのは、あなたが今まさに心地よい領域の外に踏み出そうとしているからなのです。

あなたには選ぶ力がある

恐れに従って元の場所に戻るか、恐れを感じながらも前に進むか。その選択は、いつもあなたの手の中にあります。

誰かに強制されてではなく、自分の意志で選ぶ。その選択こそが、あなたの人生を創っていくのです。

今日からできること

可能性を言葉にする

あなたの中に眠っている可能性を、言葉にしてみてください。

  • 「本当はこんなことがしたい」
  • 「こんな自分になりたい」
  • 「こんなことで誰かの役に立ちたい」

という想いを、紙に書き出してみるのです。

まだぼんやりとしていても構いません。言葉にすることで、可能性は少しずつ形を持ち始めます。

周囲の声を選ぶ

あなたの夢や可能性を否定する声に、耳を傾けすぎないでください。

「そんなの無理だよ」「やめておいた方がいい」という言葉は、多くの場合、あなたを心配してくれている人から発せられます。けれど、その言葉はその人自身の信念や価値観の表れであり、あなたの可能性の限界を示すものではありません。

あなたを応援してくれる人、あなたの可能性を信じてくれる人と時間を過ごすことを意識してみてください。

今日、ひとつだけ

今日一日で、可能性に向かって何かひとつだけ行動してみてください。

どんなに小さなことでも構いません。調べる、連絡する、試してみる。その一歩が、次の一歩につながります。

世界はあなたを待っている

あなたの可能性は、あなただけのものではありません。

それは、世界に届けられるのを待っている贈り物です。あなたが勇気を出して解き放つとき、その贈り物は必要としている誰かのもとに届きます。

あなたにしか持っていない視点があります。あなたにしか語れない言葉があります。あなたにしかできない貢献があります。

それを世界に届けることを、自分に許してあげてください。

今日から、可能性の蓋を少しずつ開けていきましょう。世界は、あなたの光を待っています。

ABOUT ME
蓮彩 聖基 (はすたみ こうき)
蓮彩 聖基 (はすたみ こうき)
パーソナルコーチ
1997年 青森県生まれ。苫米地式コーチング認定コーチ養成講座 第7期修了。ドクター苫米地ワークス修了。田島大輔グランドマスターコーチに師事。認知科学者 苫米地英人博士より、無意識へ深く働きかける「内部表現の書き換え」や、コーチングの技術を習得。
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