自己実現

なぜ行動しても続かないのか|脳の仕組みを味方につける方法

kokihasutami

なぜ、行動しても続かないのか?

「今度こそ、続けよう」そう決意したのに、気づいたらまた元の生活に戻っている。そんな経験はありませんか?

ダイエット、新しい習慣、副業——何度チャレンジしても、なぜか続かない。

「私には意志の力がないのかな…」そう思ってしまうかもしれません。でも、違うんです。続かないのは、あなたの意志が弱いからではありません。

脳の仕組み、特に「ホメオスタシス(恒常性維持機能)」が、あなたを現状に引き戻しているだけなんです。

でも、安心してください。この脳の仕組みは、逆向きに使うこともできるんです。

今日は、理想の自分を脳に教えて、自然と変化していく方法をお伝えします。

新しい世界の臨場感・リアリティを上げる

マインドはコンフォートゾーンの臨場感、リアリティが高いところを求め維持をしようと働きます。ですからゴールを実現していく際には新しい世界、自分が理想とするようなところのイメージ、臨場感、リアリティを上げていく必要があります。

コンフォートゾーンって、何?

コンフォートゾーンというのは、

  • 夏、暑いときに「暑い」って言って、みんな冷房をつける
  • 外が暑くて、すぐ冷房の効いた部屋に入りたい

そのように、自分にとって居心地のいい空間——のことです。

情報空間に拡がっているコンフォートゾーン

コンフォートゾーンは物理空間だけはなく、情報空間にまで拡がっているのです。つまりマインドの世界、自分の中の世界——そこまでコンフォートゾーンは広がっているんです。

情報空間は、イメージの世界

情報空間という言葉はあまり馴染みのある言葉ではないかもしれません。自分のイメージの世界のことと認識していただいて大丈夫です。

自分の信念であったり、セルフイメージであったり、セルフトークであったり——そのような情報的なものにもコンフォートゾーンはあるのです。

理想の自分だったら、どうあるべきか?

未来側の自分だったら、理想的な自分だったら、じゃあ今、こうあるべき——ゴールを前提として、こうあるべきというのが、なんとなく分かってくるんです。

これはそんなに年月のかかることではありません。ゴールを設定して、少し考えればわかってくるようなものです。

そこの自分であったら、どういうことに慣れ親しんでいるか?

そこの自分であったら、どういうことに慣れ親しんでいるかな?と考えてみてください。

  • どういうことを喋って
  • どういう振る舞いをして
  • どういう姿で
  • どういう価値観で
  • どういう習慣があって
  • どういう喋り方で

今のコンフォートゾーンが、居心地悪くなる

そうすると、今のこのコンフォートゾーンが、居心地悪くなってくるのです。

ダイエットの例で、分かりやすく説明します

多くの人がやりがちなのは、すぐ行動してしまうこと

ダイエットをしようと思ったときに、多くの人がやりがちなのは、すぐに行動してしまうことなのです。すぐに行動してしまうから、無意識は反射的引き戻してきます。

すぐに行動をしても元のコンフォートゾーンのリアリティが強いので、引き戻しに合います。ですから、新しいコンフォートゾーンのリアリティを先につくることが大切なのです。

ステップ1:理想の体型をイメージする

まず、理想の体型をイメージします。

インスタグラムや、SNSなどで、「自分はこういうスタイルがいいな」みたいなのを、画像で拾うわけです。

AIで顔を自分に変える

今だったら、生成AIがありますから、顔だけ自分のに変えてみるのも良いかもしれませんね。その方が、臨場感を上げることができます。

ステップ2:それを無意識に教えてあげる

理想の体型のイメージができるようになったら、無意識の中にこれが自分の真実の姿なんだよという風に教えてあげるのです。

それには、アファメーションという方法論もあります。

アファメーションとは?

アファメーションとは肯定的な文章を、現在進行形の1人称で書き自分自身に対して唱えるものです。

  • 「私は、スリムな体型で自信を持って生き生きと海辺を歩いています。」

のように、現在進行形で1人称で情動を揺さぶるような表現をします。

ステップ3:五感をフルに使って、その映像を体感する

次は、その「生き生きと歩いてる自分の映像」を、頭の中で、本当に今まさに自分が歩いてるくらいに臨場感を感じてください。——

  • 海の音を聞きながら
  • 自分が実際に水着を着ながら
  • 自分が実際に砂の上を歩きながら

砂の上を歩いてる時の砂に足が沈んでいる感覚さえも、リアルに思い描いてください。

五感をフルに使う

つまりイメージの中で感覚を研ぎ澄まし、五感をフル動員して臨場感を感じるのです。

  • 空気が少し湿ってる感じ
  • サラサラ砂の上を歩いてる感覚
  • 何か、飲み物を持ちながら
  • 横で友達と一緒に喋りながら歩いてる
  • 少し日差しが熱い
  • 海の音を聞きながら
  • 海の香りを感じながら
  • 喋ってる声も聞きながら

これくらい、今自分が本当に体験しているくらいに臨場感を高めてください。周りの人たちがみんな見てくる——そんな、視線を感じてるような感覚も良いでしょう。

それぐらい、本当に今、まさに歩いてる感覚で

それぐらい、本当に今、自分がまさに歩いてる——すごくスタイルよくて、スリムな自分の臨場感を上げて、リアリティを上げていくのです。

これは1度だけではなく、たくさん、何回もやるのです。そのように何度も訓練をしていくと脳は本当にその自分が真実の自分だと思い、行動と結果にエネルギーが注がれるのです。

なぜ、すぐに引き戻されてしまうのか?

すぐに行動してしまうから、引き戻される

おさらいですが、自己イメージやコンフォートゾーンを変えることなくすぐに腹筋を始めたり、すぐに食事制限をしたり行動をしてしまうから、結局引き戻しになってしまうわけです。

自分の中の自己イメージ通りに、戻ってしまうのです。

新しい自己イメージを作っていく

大切なのは新しい自己イメージを先に作っていくことです。それが、コンフォートゾーンになっていきます。

これが、やっぱり大事なんです。

このプロセスがうまくいくと

このプロセスをうまくできると、つまりこのようにマインドを上手に扱えるようになると、無意識は新しいそのリアリティの高い自分へとなりたいわけです。

なぜなら、それがが真実だからです。自分にとってのコンフォートゾーンだからですね。そうすると、無意識のホメオスタシスが働いてくれます。それも自動的にです。

ごく自然と、そちらへ行ける

ですので、ごく自然と、そちらにいけるのです。——今までみたいに、「なんかよく分からないけど、引き戻し合ってしまった」ということには基本なりませんし、もうやりたくて仕方なくなるのです。

それが、マインドを上手に使うということなんです。


ビジュアライゼーションを成功させる3つのポイント

ポイント1:五感を使う

マインドん中に五感を使って臨場感高く、思い描きましょう。

映画のスクリーンを見るのではなく、本当にやっている感覚

映画のスクリーンの中でそういう自分をみるというよりも、自分が本当に今、その姿で理想の姿で生きてる。それを頭の中でイメージをする。それぐらいの強い体感が必要になってきます。

ポイント2:今の物理的世界を超える臨場感を作る

今の物理的世界を超える臨場感を作る必要があります。なぜなら、この今の物理的世界にいる自分——これは現に物理的にいるのでとても臨場感が強いのです。

だからこそ、この物理的世界の臨場感は超えなければいけないのです。

リラックスして体を緩める

物理的な臨場感の世界を超えるためには、ビジュアライゼーションをやる時リラックスして身体的な緊張感を解く必要があります。

そうしないと、もし例えばどこか痛かったり痒かったり、身体が強張っていたりした時に意識がそちらへ向いてしまうのです。なのでイメージの世界、想像の世界には行くにくくなってしまうのです。

ポイント3:朝起きた時と夜寝る前がベスト

ビジュアライゼーションはいつ、どのタイミングで実践すれば良いでしょうか、それは、朝起きた時や、夜寝る前です。

朝起きた時、寝る前というのは意識が穏やかで物理的身体もリラックスしていることが多いので、結果として物理的な空間の臨場感を下げやすいですし、意識がほとんど覚醒していないため、イメージの世界へ行きやすいのです。

ホメオスタシスを逆向きに使えば、自然と変わっていく

ごく自然と、そういう風な世界になっていく

このように、ホメオスタシスを逆向きに働かせることができれば、ごく自然と理想的な世界を実現していくことができます。新しい世界を獲得していくみたいな感覚になるわけです。

頑張って努力するわけではない

頑張って、一生懸命努力をしてそこの世界を手にいれるわけではなく、ごく自然と当たり前のようになり、なっていくことができるのです。

流れに身を任せる

あとは、その流れに自分が身を任せていけば大丈夫です。これをやると、当然、3日坊主ではなくなります。挫折なんかはないわけです。

挫折って、何?

なぜなら、無意識にとっては新しいコンフォートゾーンの方に行くだけなのです。そこで挫折というのは、先ほどまでのプロセスをやめた時ですよね。

つまり、自分がビジュアライゼーションやアファメーションを途中で辞めたり、諦めたりしてしまった時でしょう。

まとめ:脳の仕組みを味方につける

様々なゴールで試してみてください

今日解説をしたプロセスであり、方法論は様々なゴールで実践してみてくださいね。また、ちょっとしたことでも大丈夫です。ちょっと痩せたいとかスタイルよくしたいとか、こういう服を着たいとか——それもコンフォートゾーンの一部なので同じようにやれば良いです。

  • こういう車に乗りたい
  • こういう男の人と付き合いたい

このようなものでもOKです。

いろんなことで、試してみてください。

あなたの可能性は、無限大です

ホメオスタシスを味方につけて、新しい自分を作っていく。それが、もう挫折しない、3日坊主にならない秘訣です。

あなたの可能性は、無限大です。さあ、今日から、新しい自分を作り始めましょうね。

ABOUT ME
蓮彩 聖基 <br>(はすたみ こうき)
蓮彩 聖基
(はすたみ こうき)
パーソナルコーチ
1997年 青森県生まれ
苫米地式コーチング認定コーチ養成講座 第7期修了
ドクター苫米地ワークス修了
田島大輔グランドマスターコーチに師事
認知科学者 苫米地英人博士より、
無意識へ深く働きかける「内部表現の書き換え」や、コーチングの技術を習得
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