女性の生き方

人への悪口が自分に返ってくる理由|セルフトークの仕組み

蓮彩聖基

セルフトークは「自分への言葉」だけではない

人に言った言葉も自分に言っている

セルフトークというと、心の中で自分に語りかける言葉だけを想像するかもしれません。

しかし、実はそれだけではありません。人に対して言った言葉も、セルフトークの一部なのです。

誰かに向けて発した言葉は、自分の頭で考え、自分の口から言語化しています。そして、その言葉は自分の耳にも届いています。

つまり、人に言った言葉は、もう一度自分に回ってくるのです。

セルフトークを構成する3つの要素

私たちが思考する時には、3つの要素が同時に働いています。

  1. 言葉:頭の中で使う内なる言語
  2. 映像:言葉から浮かぶイメージや記憶
  3. 感情:映像に伴って生まれる気持ち

たとえば、電車の中で嫌な経験をしたとしましょう。家に帰ってからその出来事を思い出す時、「今日は嫌だったな」という言葉が浮かび、その時の映像が蘇り、不快な感情も一緒に出てきます。

この言葉・映像・感情のセットが、セルフトークなのです。

悪口を言うと何が起こるのか

言葉の出所は自分のマインド

誰かの悪口を言う時、その言葉はどこから生まれているでしょうか。

相手に向けて言っているようで、実際にはすべて自分のマインドの中から生まれています。悪口の元になる言葉、そのイメージ、付随する感覚。これらはすべて、あなた自身の内側から出てきているのです。

自分の耳で聞いているという事実

口から発せられた言葉は、相手に届くと同時に、自分の耳にも届いています。

つまり、悪口を言えば言うほど、その言葉を一番多く聞いているのは自分自身なのです。

独り言も同じです。誰にも聞かれていないと思っていても、あなた自身はしっかりと聞いています。そして、その言葉は映像と感情を伴って、マインドに刻まれていきます。

セルフトークがセルフイメージを形成する

なぜ言葉に注意が必要なのか

セルフトークが重要な理由は、それがセルフイメージを形成するからです。

セルフイメージとは、自分の無意識が自分自身のことをどう認識しているか、「自分らしさ」とも言えるものです。

「私なんてダメなんだ」というセルフトークを繰り返していると、どうなるでしょうか。

言葉として「ダメなんだ」と言っているだけのつもりでも、その言葉に伴う映像や感情も一緒に体験しています。落ち込むような感覚、無力感、自己否定の気持ち。それらがセットで繰り返されることで、本当に「ダメな自分」というセルフイメージが形成されてしまうのです。

人への言葉も自分のセルフイメージに影響する

これは他人への言葉も同じです。

誰かの悪口を言う時、その言葉を発している自分がいます。批判的な言葉、否定的な表現、攻撃的なニュアンス。これらはすべて、自分のマインドを通過しています。

その結果、批判的で否定的なセルフトークが習慣化され、それがセルフイメージにも影響を与えていくのです。

日常の小さな言葉が積み重なる

「最悪」という言葉の影響

日常の中で、無意識に使っている言葉はありませんか。

  • 誰かとぶつかった時の「最悪」
  • 予定が狂った時の「ついてない」
  • 思い通りにならない時の「なんでこんなことばっかり」

これらの言葉は、一見小さなことのように思えます。

しかし、これらの言葉は記憶として脳に保存されます。そして、繰り返されるたびにセルフイメージに組み込まれ、強化されていくのです。

ネガティブな言葉がセルフイメージを作る

小さなネガティブな言葉の積み重ねが、あなたのセルフイメージを少しずつネガティブな方向へ形作っていきます。

  • 「ついてない自分」
  • 「悪いことばかり起こる自分」
  • 「うまくいかない自分」

こうしたセルフイメージが形成されると、それに合った現実を無意識が作り出そうとします。脳にはセルフイメージと現実を一致させようとする性質があるからです。

今日から意識したい言葉との向き合い方

自分が使っている言葉を観察する

まずは、自分がどんな言葉を使っているか観察してみてください。

  • 人に対してどんな言葉を使っていますか?
  • 独り言でどんなことを言っていますか?
  • 心の中で自分にどんな言葉をかけていますか?

気づくことが、変化の第一歩です。

ネガティブな言葉を使いそうになった時

ネガティブな言葉を言いそうになったら、一度立ち止まってみてください。

その言葉を発した時、自分の耳にも届くということを思い出してください。そして、その言葉が自分のセルフイメージにどんな影響を与えるか、考えてみてください。

小さな変化から始める

いきなりすべてを変える必要はありません。

  • 「最悪」という言葉を使う頻度を減らしてみる
  • 人の良いところに目を向ける言葉を増やしてみる
  • 自分を励ます言葉を意識的に使ってみる

小さな変化の積み重ねが、やがてセルフイメージを変えていきます。

言葉はあなた自身を作っている

あなたの言葉があなたを形作る

セルフトークは、あなたが思っている以上に強力です。

人への言葉も、独り言も、心の中のつぶやきも。すべてがあなたのセルフイメージを形成しています。どんな言葉を使うかは、どんな自分になるかに直結しています。

気づいた瞬間から変わり始められる

今日から、自分が使っている言葉に意識を向けてみてください。

その言葉が、あなた自身をどんな人にしているのか。気づいた瞬間から、あなたは変わり始めることができます。

言葉を変えることは、自分を変えることです。そして、自分を変えることは、人生を変えることにつながっていくのです。

ABOUT ME
蓮彩 聖基 (はすたみ こうき)
蓮彩 聖基 (はすたみ こうき)
パーソナルコーチ
1997年 青森県生まれ。苫米地式コーチング認定コーチ養成講座 第7期修了。ドクター苫米地ワークス修了。田島大輔グランドマスターコーチに師事。認知科学者 苫米地英人博士より、無意識へ深く働きかける「内部表現の書き換え」や、コーチングの技術を習得。
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