心と感情

あなたが使う言葉が、あなた自身をつくっている

蓮彩聖基

毎日、自分にどんな言葉をかけていますか?

「私には無理」「どうせできない」「また失敗した」

こんな言葉を何気なく使っているなら、少し注意深く考えてみる必要があります。

なぜなら、あなたが日常的に使う言葉が、あなた自身の未来を決めているからです。

言葉はあなたの状態をつくる

セルフトークがあなたをつくる

私たちは1日に数万回も、心の中で自分自身に語りかけています。

このセルフトークは、単なる独り言ではありません。あなたの思考、感情、そして行動すべてに影響を与える、とても大切なものなのです。

「私ならできる」と言い続ける人と、「どうせ無理」と言い続ける人では、同じ状況に直面しても、まったく違う結果を生み出します。

言葉は脳に働きかけ、セルフイメージをつくり、行動を変えていくのです。

ゴールを達成した自分なら何と言う?

想像してみてください。

あなたが心から望むゴールを達成した未来の自分は、今のあなたと同じ言葉を使っているでしょうか?

おそらく違うはずです。

成功している未来のあなたは、「私にはできる」「必ず方法がある」「これは成長のチャンス」という言葉を自然に使っているはずです。

だからこそ、今からその言葉を使い始めることが大切なのです。

「不可能」という言葉が成長を止めてしまう

脳は言葉に従って動く

「絶対無理」「不可能だ」と言った瞬間、脳は可能性の探索をやめてしまいます。

これは脳の仕組みによるものです。脳は効率を重視するため、「無理」と判断したものには、それ以上のエネルギーを使わないようにできています。

つまり、「できない」と決めつけた瞬間に、本当にできる方法が見えなくなってしまうのです。

前提を変えれば世界が変わる

反対に、「できる方法は必ずある」という前提で動き始めると、脳は可能性を探し続けます。

すぐに答えが見つからなくても、諦めずに探し続ける。新しい情報に敏感になる。チャンスに気づきやすくなる。

同じ現実を生きていても、見える世界がまったく違ってくるのです。

継続することで信念が書き換わる

最初は違和感があって当然

ポジティブな言葉を使い始めたばかりの頃は、違和感があるかもしれません。

「私にはできる」と言っても、心がついてこない。

それは当たり前のことです。なぜなら、長年使ってきたネガティブな言葉のパターンが、あなたの信念として定着しているからです。

ネガティブが出たら修正する

大切なのは、ネガティブな言葉が出た瞬間に気づき、修正することです。

「あ、今ネガティブなことを言った」

「でも、これは本来の私じゃない」

「本当の私なら、こう言うはず」

この繰り返しが、あなたのブリーフシステム(信念の体系)を少しずつ書き換えていきます。

最初は意識的な作業が必要ですが、続けていくうちに、ポジティブな言葉が自然と出てくるようになるのです。

今日から始められる言葉の使い方

まず、自分がどんな言葉を使っているか観察してみましょう。

次に、ネガティブな言葉をポジティブな言葉に置き換える練習を始めます。

「できない」→「どうすればできるだろう?」

「無理」→「方法を探してみよう」

「また失敗した」→「ここから学べることは何だろう?」

小さな変化の積み重ねが、あなた自身を変え、人生を変えていきます。

言葉を変えれば、思考が変わる。思考が変われば、行動が変わる。行動が変われば、現実が変わるのです。

あなたが使う言葉が、あなたの未来をつくっています。

今日から、未来の自分が使う言葉を、今のあなたも使い始めてみませんか?

ABOUT ME
蓮彩 聖基 <br>(はすたみ こうき)
蓮彩 聖基
(はすたみ こうき)
パーソナルコーチ
1997年 青森県生まれ
苫米地式コーチング認定コーチ養成講座 第7期修了
ドクター苫米地ワークス修了
田島大輔グランドマスターコーチに師事
認知科学者 苫米地英人博士より、
無意識へ深く働きかける「内部表現の書き換え」や、コーチングの技術を習得
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