女性の生き方

人生を動かすゴール設定|現状の外側に踏み出す方法

蓮彩聖基

「達成できそうなゴール」では人生は変わらない

あなたは今、どんなゴールを持っていますか?

  • 今の仕事でもう少し成果を出したい
  • 貯金を増やしたい
  • 健康的な生活を送りたい

どれも素晴らしい目標です。ですが、もしそのゴールが「今の自分のまま」でも達成できそうなものだとしたら、それは本当の意味でのゴールとは言えません。

なぜなら、達成方法がすでに見えているゴールは、あなたの可能性を引き出す力を持っていないからです。

現状の延長線上にあるゴールの限界

私たちは無意識のうちに、「達成できそうな範囲」でゴールを設定してしまいがちです。

失敗したくない、傷つきたくない、周囲から浮きたくない。そんな気持ちが働いて、知らず知らずのうちに現状の範囲にゴールを置いてしまうのです。

でも、それでは何も変わりません。今の自分を大きく変える必要がないゴールは、脳にとって「わざわざ頑張る理由がない」ものとして処理されてしまいます。

結果として、エネルギーも創造性も生まれず、いつの間にか忘れ去られていく。そんな経験はありませんか?

「現状の外側」に設定する意味

本当に人生を動かすゴールは、今の自分には達成方法がわからないものです。

  • どうやって叶えるのかわからない
  • 今の自分には到底無理に思える

そう感じるゴールこそが、あなたの中に眠っている力を目覚めさせます。

達成方法がわからないからこそ、脳は必死に方法を探し始めます。今まで見えなかった情報やチャンスに気づくようになり、自然と行動が変わっていくのです。

これは根性論ではありません。私たちの脳は、設定されたゴールに向かって無意識に情報を集め、行動を促す仕組みを持っています。その仕組みを最大限に活かすためには、「現状の外側」にゴールを置くことが不可欠なのです。

心から望むゴールだけが、あなたを動かす

「やらなければならない」では創造性は生まれない

ゴール設定において、もう一つ大切なことがあります。

それは、そのゴールが心から望むものであるかどうかということです。

  • 親が期待しているから
  • 社会的に成功と見なされるから
  • 周囲に認められたいから

こうした理由で設定されたゴールは、どれだけ素晴らしく見えても、あなたの本当の力を引き出すことはできません。

なぜなら、他人から与えられたゴールや義務感で設定したゴールに向かおうとすると、無意識が抵抗を始めるからです。

  • もう少し準備してから
  • 今は忙しいから
  • 本当にこれでいいのかな

そんな言い訳が次々と浮かんできて、いつの間にか行動が止まってしまう。これは怠けているのではなく、心の奥底で「これは本当に私が望んでいることではない」と感じているからなのです。

本音の欲求に耳を傾ける

では、心から望むゴールとはどのように見つければいいのでしょうか。

それは、誰の目も気にせず、お金や時間の制約もなかったとしたら、何をしたいかを問いかけることから始まります。

「馬鹿げている」「現実的じゃない」と思うことでも構いません。むしろ、そう感じるものこそが、あなたの本当の望みである可能性が高いのです。

私たちは長い間、「現実的であること」「常識的であること」を求められてきました。その結果、本当の望みを心の奥底に押し込めてしまっていることがあります。

でも、その押し込められた望みこそが、あなたの人生を大きく動かす原動力になるのです。

一つの領域だけでは、本当の豊かさは得られない

偏ったゴール設定がもたらすもの

ここで多くの人が陥りやすい落とし穴についてお伝えします。

それは、ゴールを一つの領域にだけ設定してしまうということです。

たとえば、仕事での成功だけを追い求めて、健康や人間関係をおろそかにしてしまう。あるいは、パートナーシップだけに全てを賭けて、自分自身の成長を忘れてしまう。

一つの領域が満たされても、他の領域が空っぽのままでは、本当の意味での充実感は得られません。

さらに危険なのは、その一つの領域で何かうまくいかないことが起きた時、人生全体が崩れ落ちたように感じてしまうことです。

バランスホイールという考え方

だからこそ、人生の複数の領域にバランスよくゴールを設定することが大切なのです。

この考え方は「バランスホイール」と呼ばれています。

人生を車輪に例えると、仕事、健康、家族、趣味、学び、経済、人間関係、社会貢献など、それぞれが車輪のスポークのような役割を果たしています。

全てのスポークがバランスよく満たされていれば、車輪はスムーズに転がります。でも、一つのスポークだけが長く、他が短ければ、車輪は歪み、ガタガタと進みにくくなってしまうのです。

複数の領域にゴールを持つ効果

複数の領域にゴールを持つことには、もう一つ大きなメリットがあります。

それは、どこかで停滞しても、他の領域からエネルギーを補えるということです。

仕事で壁にぶつかった時、趣味や人間関係から活力を得られる。健康に不安を感じた時、家族との絆が支えになる。

一つの領域に全てを賭けていると、そこでつまずいた時に立ち直る術がありません。でも、複数の領域で充実感を感じていれば、困難な時期も乗り越えていける力が生まれるのです。

見えない情報が見えるようになる瞬間

ゴールが「重要な情報」を決める

現状の外側にゴールを設定し、それが心から望むものであり、複数の領域でバランスが取れている。この条件が揃った時、あなたの中で何が起こるのでしょうか。

まず、今まで見えなかった情報やチャンスが見えるようになります

私たちの脳は、毎秒膨大な量の情報を処理していますが、そのすべてを意識に上げているわけではありません。「自分にとって重要だ」と判断された情報だけが、認識されるようになっているのです。

つまり、ゴールを設定することで、そのゴールに関連する情報が「重要」と認識され、今まで素通りしていた情報に気づけるようになるのです。

「チャンスがない」のではなく「見えていない」だけ

  • 私にはチャンスがない
  • 出会いがない
  • 情報がない

そう感じることがあるかもしれません。でも、多くの場合、チャンスや情報は目の前にあるのに、脳が「重要ではない」と判断して、認識の外に追いやってしまっているだけなのです。

ゴールを明確にすることで、その見えない壁が取り払われていきます。今まで見過ごしていた人との縁、気づかなかった学びの機会、素通りしていた情報。

それらが急に目に飛び込んでくるようになる。それは魔法ではなく、あなたの脳が本来持っている力が発揮された結果なのです。

未来のあなたは、今のあなたが決める

ゴールの臨場感を高める

ゴールを設定したら、それで終わりではありません。大切なのは、そのゴールを達成した時の自分の世界をリアルに感じることです。

ゴールを達成した時、

  • あなたはどんな場所にいますか?
  • 誰と一緒にいますか?
  • 何を感じていますか?

五感を使って、その世界をできるだけ鮮明にイメージしてみてください。見える景色、聞こえる音、肌で感じる空気、心に広がる感情。

そのイメージが鮮明になればなるほど、あなたの無意識は「これが私の現実だ」と認識し始めます。そして、その現実に向かって自然と行動を促してくれるようになるのです。

変化を恐れなくていい

現状の外側にゴールを設定すると、必ず居心地の悪さを感じる瞬間が訪れます。

それは、今の自分と未来の自分との間にギャップがあるからです。そのギャップは時に不安や恐れとして感じられることがあります。

でも、その居心地の悪さこそが、あなたが変わろうとしている証拠なのです。

その感覚を避けずに、ゴールの世界の臨場感を高め続けることで、やがて新しい自分が「当たり前の自分」になっていきます。

あなたの可能性は、あなたが思っているよりずっと大きい

あなたの中には、まだ発揮されていない可能性が眠っています。それは、今の環境や状況、過去の経験によって制限されるものではありません。

現状の外側にゴールを設定し、心から望むものを追い求め、人生の複数の領域でバランスを取る。その時、あなたの本当の力が目覚め始めます。

どうか、「現実的なゴール」に自分を閉じ込めないでください。あなたの人生は、あなたが思い描く未来によって創られていくのですから。

ABOUT ME
蓮彩 聖基 (はすたみ こうき)
蓮彩 聖基 (はすたみ こうき)
パーソナルコーチ
1997年 青森県生まれ。苫米地式コーチング認定コーチ養成講座 第7期修了。ドクター苫米地ワークス修了。田島大輔グランドマスターコーチに師事。認知科学者 苫米地英人博士より、無意識へ深く働きかける「内部表現の書き換え」や、コーチングの技術を習得。
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