心と感情

自分の価値を信じる力|20代女性が自尊心を高めて自由に生きるために

蓮彩聖基

あなたは、自分のことをどれだけ好きですか?

自分の価値を心から信じられていますか?

この問いに、すぐに「はい」と答えられる人は、実はそれほど多くありません。

特に20代の女性は、周りの評価や過去の実績、今できることばかりに目が向いてしまい、自分自身の価値を見失いがちです。

この記事では、自尊心を高めることがなぜ大切なのか、そしてどうすれば自分の価値を心から信じられるようになるのかをお伝えします。

自尊心とは、自分の存在そのものに価値を見出すこと

自尊心とは、自分自身の価値に対する評価のことです。

コーチングでは「セルフエスティーム」とも呼ばれています。

多くの人は、自分の価値を「過去の実績」や「今できること」で測ろうとします。

「良い大学を出たから価値がある」

「仕事で成果を出せているから価値がある」

「人に褒められるから価値がある」

でも、自尊心はそういった外部的な要因とは全く関係ありません。

自尊心とは、一人の人間として、宇宙の一部として、あなたが存在していること自体に価値があると認識することです。

何かを成し遂げたから価値があるのではなく、あなたがそこに存在しているだけで、すでに価値があるのです。

自尊心と傲慢さは、まったく違うもの

「自尊心を高める」と聞くと、こんな不安を感じる人がいるかもしれません。

「傲慢になってしまうのでは?」

「人を見下すようになるのでは?」

「うぬぼれた人間になるのでは?」

「自己中心的になるのでは?」

でも、それは大きな誤解です。

自尊心を高めることは、傲慢になることでも、人を見下すことでも、うぬぼれることでも、自己中心的になることでもありません。

自尊心とは、単純に自分自身が自分の価値を信じることです。

自分の価値を信じている人は、他人の価値も同じように尊重できます。

自分を大切にできる人は、他人も大切にできるのです。

むしろ、自尊心が低い状態のほうが、他人と比較したり、嫉妬したり、批判に敏感になったりしてしまいます。

社会が作った「女性らしさ」から自由になる

特に女性は、社会から多くの期待や制限を受けてきました。

「控えめであるべき」

「おとなしくするべき」

「家事や育児をするのが当たり前」

「目立ってはいけない」

「野心を持つのははしたない」

こうした言葉を、幼い頃から何度も聞かされてきた人も多いのではないでしょうか?

でも、これらはすべて社会が作り上げた「女性らしさ」という枠にすぎません。

あなたが自分の価値を信じ、自尊心を高く持つことは、決して間違っていません。

むしろ、自尊心を高く持てば持つほど、あなたはより幸せになれるし、豊かな人生を送れるようになります

あなたは、控えめである必要もないし、おとなしくする必要もありません。

あなたが心から望むことを、堂々と追いかけていいのです。

自尊心が低いと、本当のゴールが見えなくなる

自尊心が低い状態だと、こんなことが起こります。

自分の可能性を小さく見積もってしまう

他人の評価ばかりを気にして、自分の本当の望みがわからなくなる

失敗を過度に恐れて、挑戦できなくなる

「私なんかが」「私には無理」という言葉が口癖になる

他人と比較して、自分の価値を測ろうとする

これでは、あなたが本当に心から達成したいゴールが見えなくなってしまいます。

「本当はこうなりたい」という想いがあっても、「私には無理」という思い込みが邪魔をして、その可能性に気づくことすらできません。

一方で、自尊心が高い状態では、あなたは自分の可能性を信じられるようになります

他人の評価に左右されず、自分の内側から湧き上がる「こうなりたい」という想いに気づけるようになります。

そして、その想いを実現するために、自然と行動できるようになるのです。

自尊心を高める具体的な方法

では、どうすれば自尊心を高めることができるのでしょうか?

小さな成功体験を言葉にする

まずは、日々の小さな成功体験を言葉にして記録することから始めましょう。

「今日は朝早く起きられた」

「新しいことに挑戦できた」

「人に優しい言葉をかけられた」

どんなに小さなことでも構いません。

大切なのは、自分ができたことを認めてあげることです。

そして、その時に感じた感情や体の感覚も一緒に思い出してみてください。

「嬉しかった」「誇らしかった」「温かい気持ちになった」

こうした感情とともに体験を振り返ることで、脳はそれを深く記憶します。

これを繰り返すことで、「私にはできる」という自己評価が少しずつ育っていきます。

自分に優しい言葉をかける

あなたは、普段どんな言葉で自分に語りかけていますか?

「またできなかった」

「私はダメだ」

「どうせ無理」

こうした否定的な言葉ばかり使っていると、自尊心はどんどん下がってしまいます。

意識的に、自分に優しい言葉をかけてあげてください

「よく頑張った」

「私はできる」

「大丈夫、少しずつ進んでいる」

最初は照れくさく感じるかもしれませんが、続けることで自然と自分への評価が変わっていきます。

他人と比較するのをやめる

SNSを見ていると、他人の輝いている部分ばかりが目に入ってきます。

「あの人に比べて私は…」と比較してしまうと、自尊心はどんどん下がってしまいます。

でも、あなたの価値は、他人との比較では決まりません

あなたはあなたのままで、すでに十分価値のある存在です。

他人は他人、あなたはあなた。

比較するのではなく、自分自身の成長にだけ目を向けましょう。

自分の感情を大切にする

「こう感じてはいけない」

「こんなことで悲しむなんて弱い」

自分の感情を否定していませんか?

あなたが感じることはすべて、大切なメッセージです

悲しい時は悲しんでいいし、怒りたい時は怒っていい。

自分の感情を認めてあげることが、自分を大切にすることの第一歩です。

小さな決断を自分でする

「どうしよう」と迷った時、すぐに誰かに決めてもらっていませんか?

小さなことでもいいので、自分で決める習慣をつけましょう。

「今日のランチは何を食べるか」

「休日はどう過ごすか」

「どんな服を着るか」

こうした小さな決断を自分でできるようになると、「私は自分の人生を選択できる」という感覚が育ちます。

これが、自尊心を高めることにつながっていくのです。

自尊心が高まると起こること

自尊心が高まってくると、あなたの人生にこんな変化が訪れます。

他人の評価に左右されなくなる

他人の言葉に一喜一憂することが減り、自分の内側の声を信じられるようになります。

挑戦できるようになる

「私にはできる」という確信が持てるようになり、新しいことに挑戦する勇気が湧いてきます。

人間関係が健全になる

自分を大切にできるようになると、他人も大切にできるようになります。

依存や支配ではなく、お互いを尊重し合える関係が築けます。

幸福感が高まる

自分の存在そのものを肯定できるようになると、日々の小さなことにも幸せを感じられるようになります。

本当のゴールが見えてくる

他人の期待や社会の常識ではなく、あなた自身が心から望むゴールが見えるようになります。

そして、そのゴールに向かって自然と行動できるようになるのです。

自分を信じることから、すべてが始まる

自尊心を高めることは、人生で最も重要なことの一つです。

あなたが自分の価値を信じて、自分のことを好きになればなるほど、あなたはますます幸せを感じられるようになります。

過去の実績も、今できることも、他人からの評価も関係ありません。

あなたは、ただ存在しているだけで、すでに価値のある人間なのです

だから、社会が作った「女性らしさ」の枠に縛られる必要はありません。

控えめである必要も、おとなしくする必要も、家にいるべき理由もありません。

あなたは、自分の価値を高く持っていいし、自分が心から望むことを追いかけていいのです。

自尊心を高めることは、傲慢になることでも、自己中心的になることでもありません。

それは、自分自身を愛し、自分の可能性を信じることです。

今日から、自分に優しい言葉をかけてあげてください。

小さな成功体験を認めてあげてください。

他人と比較するのをやめて、自分の感情を大切にしてください。

そして、小さな決断を自分でしてみてください。

そうやって少しずつ、あなたの自尊心は育っていきます。

自分を信じる力が育てば、あなたはもっと自由に、もっと豊かに、もっと幸せに生きられるようになります。

本当の意味でのゴールが見えてきて、あなたらしい人生を歩めるようになるのです。

あなたには、その価値があります。

あなたには、その力があります。

さあ、今日から自分の価値を信じて、一歩を踏み出してみませんか?

ABOUT ME
蓮彩 聖基 <br>(はすたみ こうき)
蓮彩 聖基
(はすたみ こうき)
パーソナルコーチ
1997年 青森県生まれ
苫米地式コーチング認定コーチ養成講座 第7期修了
ドクター苫米地ワークス修了
田島大輔グランドマスターコーチに師事
認知科学者 苫米地英人博士より、
無意識へ深く働きかける「内部表現の書き換え」や、コーチングの技術を習得
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