女性の生き方

キャリアって何?|本当に大切なのは未来への想いだった

蓮彩聖基

「キャリア」という言葉が持つ見えない檻

キャリアとは何か?本来の意味を問い直す

キャリアという言葉を聞いて、あなたはどんなイメージを持ちますか?

多くの人が思い浮かべるのは、こんなものではないでしょうか。

  • 履歴書に書ける職歴
  • 社会的な肩書きや役職
  • これまでの実績や経験の積み重ね
  • 年収や昇進の履歴

確かに、これらは一般的に「キャリア」と呼ばれています。けれども、この捉え方には大きな落とし穴があるのです。

過去の延長線上にしか未来を描けなくなる罠

現代社会では、キャリアは「これまでの実績」として扱われます。まるで、過去の積み重ねだけが未来の可能性を決めるかのように。

この考え方に従うと、私たちは無意識のうちにこんな思考パターンに陥ってしまいます。

  • 「私にはこれといった実績がないから」
  • 「今の肩書きでは、やりたいことができない」
  • 「転職回数が多いから、一貫性がない」

これらの悩みに共通しているのは、過去や現在の状況が未来を決めてしまうという思い込みです。

過去の実績や現在の肩書きという「これまでの自分」に縛られ、本当にやりたいことが見えなくなってしまうのです。

なぜ私たちはキャリアに縛られるのか

人間の脳は、過去の経験を基準にして物事を判断します。

これまでの実績や肩書きは、脳にとって「確かなもの」として認識されます。一方で、まだ実現していない未来は「不確かなもの」として扱われるのです。

そのため、多くの人は無意識のうちに過去の延長線上でしか未来を考えられなくなります。

けれど、本当にそれでいいのでしょうか?あなたが心から成し遂げたいことは、過去の実績の延長線上にあるのでしょうか?

本当に大切なのは「何を成し遂げたいか」という問い

過去ではなく、未来を基準に考える

キャリアを「これまで積み重ねてきたもの」として捉えるのではなく、「これから何を成し遂げたいか」という視点で考えてみてください。

この思考の転換が、あなたの人生を大きく動かします。

過去基準の思考:
「私にはマーケティングの経験があるから、次もマーケティングの仕事を探そう」

未来基準の思考:
「私は社会課題を解決する事業を創りたい。そのために今、何を学び、どんな経験を積むべきだろう?」

この違いがわかりますか?

前者は過去の延長線上で考えているのに対し、後者は理想の未来思考で考えています。

あなたが本当に実現したいことは何か

ここで、あなた自身に問いかけてみてください。

あなたが心から成し遂げたいことは何ですか?

この問いに対する答えは、肩書きや実績ではありません。

  • どんな価値を世界に提供したいか
  • どんな未来を創りたいか
  • どんな人たちの力になりたいか
  • どんな社会を実現したいか

これらの問いに対する答えこそが、あなたの人生の方向性を決めるのです。

実績は目的ではなく、結果である

「でも、やりたいことを実現するには、やっぱり実績が必要なのでは?」

そう思う方もいるでしょう。

確かに、実績は信頼や評価の材料になります。けれども、実績は「目的」ではなく「結果」です。

あなたが本当にやりたいことに向かって行動し続ければ、実績は自然とついてきます。

大切なのは、順序です。

実績を作るために生きるのではなく、実現したいことのために生きる。その過程で得られる経験や成果が、結果として実績になる。

この順序を間違えると、人生は「実績作りのための人生」になってしまいます。

未来から逆算する思考法の実践

ゴールを先に設定する

未来基準で考えるとは、具体的にどういうことでしょうか?

それは、理想の未来(ゴール)を先に設定するということです。今の自分の延長線上ではなく、心から成し遂げたいことを基準にするのです。

たとえば、こんな風に考えてみてください。

「私は、女性が自分らしく生きられる社会を創りたい」

このゴールを設定したとき、過去の実績や現在の肩書きは関係ありません。大切なのは、そのゴールに向かって今何ができるかです。

必要な経験と学びが見えてくる

ゴールを設定すると、不思議なことが起こります。それは、そのゴールを実現するために必要な情報や経験が、自然と目に入るようになるということです。

脳には、重要だと認識した情報を優先的に拾い上げる仕組みがあります。ゴールを明確にすることで、その実現に必要な情報が見えるようになり、行動の選択肢が広がるのです。

ゴール設定前:

  • 「私には特別なスキルがないから、何をしていいかわからない」

ゴール設定後:

  • 「女性支援のためには、心理学を学ぶべきかもしれない」
  • 「NPOでボランティアをして、現場を知ることができるかもしれない」
  • 「同じ想いを持つ人たちとつながることができるかもしれない」

ゴールが明確になると、こんな風に具体的な行動が見えてくるのです。

過去の実績は材料にすぎない

未来基準で考えるとき、過去の実績や経験は「制約」ではなく「材料」になります。これまでの経験は、ゴールを実現するための一つの材料として活用できるのです。

「マーケティングの経験がある」

これは、「だからマーケティングの仕事しかできない」という制約ではありません。

「女性支援の事業を広めるために、マーケティングの知識を活かせる」という材料になるのです。過去は、あなたを縛るものではなく、あなたを支えるものに変わります。

あなたの人生は、あなた自身が決める

社会の常識や他人の期待から自由になる

キャリアという言葉に縛られると、私たちは無意識のうちに社会の常識や他人の期待に従ってしまいます。

  • 「安定した企業に勤めるべき」
  • 「年収は上がり続けるべき」
  • 「転職回数は少ない方がいい」

これらは、誰かが決めた基準です。あなた自身の基準ではありません。

あなたが本当に大切にしたいのは、「社会的に評価されるキャリア」ですか?それとも、「自分が心から成し遂げたいこと」ですか?

自分の人生の主導権を取り戻す

人生の主導権を取り戻すとは、他人の基準ではなく、自分の基準で生きるということです。

「これまで何者だったか」ではなく、「これから何を成し遂げたいか」

この問いを軸にして、未来から逆算して今を生きる。そうすることで、あなたの人生は、あなた自身の手で描かれていくのです。

過去の実績や現在の肩書きが、あなたの未来を決めるわけではありません。あなたが心から成し遂げたいことが、あなたの未来を決めるのです。

本気で人生を変えたいあなたへ

もしあなたが、本気で人生を変えたいと思っているなら。

もしあなたが、自分を成長させ、社会に貢献したいと思っているなら。

まず、この問いに向き合ってみてください。

「私は、何を成し遂げたいのか?」

その答えが見つかったとき、あなたの人生は動き始めます。キャリアという言葉の檻から抜け出し、本当に大切なものに向かって歩き出すことができるのです。

過去に縛られず、社会の常識に従うのでもなく、あなた自身の想いを軸に生きる。その選択をするのは、誰でもない、あなた自身なのです。

ABOUT ME
蓮彩 聖基 (はすたみ こうき)
蓮彩 聖基 (はすたみ こうき)
パーソナルコーチ
1997年 青森県生まれ。苫米地式コーチング認定コーチ養成講座 第7期修了。ドクター苫米地ワークス修了。田島大輔グランドマスターコーチに師事。認知科学者 苫米地英人博士より、無意識へ深く働きかける「内部表現の書き換え」や、コーチングの技術を習得。
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