「ゴールが見つからない」は思い込み?本当にやりたいことを見つける方法
「やりたいことがない」という悩みの正体
「やりたいことが見つからない」「ゴールが設定できない」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。特に20代後半から30代前半は、キャリアやライフスタイルについて真剣に考える時期です。
でも実は、ゴールは誰の中にも必ずあります。ただ見えていないだけなのです。
ゴールは「ない」のではなく「見えていない」
私たちの脳は膨大な情報の中から「重要だ」と判断したものだけを意識に上げます。逆に言えば、重要でないと判断した情報は存在していても認識できません。これをスコトーマ(心理的盲点)と呼びます。
「ゴールがない」と思っているとき、実際には次のようなことが起きています。
- 本当はやりたいことがあるのに、スコトーマに隠れて見えていない
- 「ない、ない」と考えることで、さらにスコトーマが強化される
- 「ない」にロックオンすると、「ある」ことに気づけなくなる
「ない」というセルフトークをやめる
ネガティブな言葉が可能性を閉じる
「ゴールがない」「見つからない」というセルフトークを繰り返すことは、自分で自分の可能性に蓋をしているようなものです。
日々の心の中での語りかけは、私たちの自己イメージや行動に大きな影響を与えます。ネガティブなセルフトークは、本来持っている可能性を見えなくしてしまうのです。
まずは「ある」前提で考える
「私はゴールを持っている」「私はゴールを設定できている」という前提で考えてみてください。
ゴールをたくさん設定している自分は、どんな人でしょうか?
- 生き生きとしている
- 毎日が豊かで有意義
- 新しい情報に触れて行動している
- 日々変化し、成長している
このようなイメージを持つことで、スコトーマが外れて本当にやりたいことが見えてくるようになります。
唯一絶対のゴールを探さない
「運命のゴール」は存在しない
多くの人が陥りがちなのが、「本当にやりたいこと」「人生の最終目標」のような、唯一絶対の正解を探そうとすることです。
でも、唯一絶対に正しいものはこの世に存在しません。運命や宿命のような神秘的な目標を探し続けても、見つからないのは当然なのです。
やってみたいことを書き出す
難しく考えずに、まずは次のようなことを書き出してみましょう。
- 今興味があること
- どんな小さなことでも構いません
- 恋愛、結婚、仕事、趣味、社会貢献など分野は自由
- 過去にやりたかったこと
- 子供の頃の夢
- 学生時代に興味があったこと
- 「現実的じゃない」と蓋をしてしまったこと
- ちょっとやってみたいこと
- 完璧でなくても大丈夫
- とりあえず気になることを全部
50個、100個と書き出してみてください。数が多いほど、自分がどんなジャンルに興味があるのかが見えてきます。
現状の外にゴールを設定する
現状の外とは
現状の外のゴールとは、今の自分のコンフォートゾーンを大きく変えるものです。ただし、これは「壮大な最終目標」という意味ではありません。
現状とは、今の自分が大きく変わらなくても続いていく未来のこと。現状の外とは、自分が変わることで初めて実現できる世界なのです。
書き出したことを現状の外にする
興味があることを書き出したら、次のステップを試してみましょう。
- 抽象度を上げる:より大きな視点で考えてみる
- 少し大きくしてみる:今の自分を超えたイメージにする
- 本当にやりたいか確認する:エネルギーが湧いてくるか感じる
このプロセスを通じて、自然と現状の外のゴールが見えてきます。
本当にやりたいことは、やっていくうちに見つかる
まずは始めることが大切
本当にやりたいことは、探し続けるよりも実際にやってみる中で見つかるものです。
- 完璧なゴールを最初から設定する必要はない
- 興味があることに取り組んでいくうちに明確になる
- ゴールは変わっても良い
大切なのは、「ない」という思い込みを手放し、「ある」前提で一歩を踏み出すことなのです。
あなたの中にゴールはすでにある
ゴールは外から見つけるものではなく、あなたの中にすでに存在しています。
スコトーマに隠れていただけで、本当はずっとそこにあったのです。「ない」というセルフトークをやめて、興味があることを書き出し、現状の外に意識を向けることで、あなた本来のゴールが自然と見えてくるでしょう。
なりたい自分になるための第一歩は、「ゴールはある」と信じることから始まります。
