女性の生き方

人生を諦めたと感じるあなたへ|まだ見えていない可能性

蓮彩聖基

諦めてしまったのには理由がある

  • 「もう何をやっても無駄だ」
  • 「自分の人生はこんなもの」

そう感じているとき、それは怠けでも甘えでもありません。

何度も挑戦して、何度も傷ついて、何度も期待を裏切られて。その積み重ねの果てに、心が「もう傷つきたくない」と自分を守ろうとしているのです。

諦めは、弱さではなく、これまで戦ってきた証拠でもあります。

「できないこと」ばかりが目に入る状態

人生を諦めているとき、不思議と「できないこと」「うまくいかなかったこと」「失ったもの」ばかりが見えるようになります。

これは気持ちの問題ではなく、脳の仕組みです。

私たちの脳には、自分が「重要だ」と認識しているものを優先的に意識に上げ、それ以外の情報はスルーしてしまう働きがあります。この見えなくなってしまっている部分をスコトーマ(心理的盲点)と呼びます。

「自分の人生はもうダメだ」と信じていると、脳はその信念に合う情報ばかりを拾ってきます。失敗した記憶、できなかった経験、否定された言葉。それらが強調されて見えるようになるのです。

一方で、まだ残されている可能性、新しい選択肢、活かせる強みといった情報は、存在していても「重要ではない」と判断されて見えなくなっています。

つまり、可能性が「ない」のではなく、可能性が「見えていない」だけなのです。

年齢も状況も関係ない理由

制限があることと、可能性がないことは違う

確かに、年齢による体力の衰えはあるかもしれません。病気や体調の問題で、できることが限られているかもしれません。過去の失敗が心の傷として残っているかもしれません。

でも、制限があることと、可能性がないことは、まったく別の話です。

どんな状況にあっても、その状況の中でできることは必ずあります。見えていないだけで、選択肢は存在しています。

スコトーマに隠れているものは、「今の自分」が重要だと思っていないものです。だから、「今の自分」の視点からは見えません。

でも、「今の自分」の視点を少しだけずらしたとき、今まで見えていなかったものが見えてくることがあります。

「どうせもうダメ」という思い込みの正体

「どうせ自分には何もできない」「残りの人生もこんなものだ」という感覚は、あなたが選んだわけではありません。

過去の体験、周囲からの言葉、社会からのメッセージ。そういったものが積み重なって、いつの間にか「自分の真実」として定着してしまったものです。

でも、それは「真実」ではなく「思い込み」です。

思い込みは、書き換えることができます。そして、思い込みが変われば、見える世界が変わります。

諦めているからこそ、試せることがある

失うものがない強さ

今、人生を諦めているということは、ある意味で「失うものがない」状態とも言えます。

守るべきものがない。期待されていない。これ以上悪くなりようがない。それは苦しいことですが、同時に「何でも試せる」ということでもあります。

うまくいかなかったらどうしよう、という恐れがないなら、試してみることへのハードルが下がります。失敗を恐れる必要がないなら、挑戦することが怖くなくなります。

これまでの人生で「自分には無理だ」と思い込んできたこと。「どうせできない」と最初から諦めてきたこと。「自分なんかが」と遠慮してきたこと。

今一度、自分の無限の可能性を信じてみませんか?ここからまた再スタートすることはいつだってできるのです。

見えていなかった可能性に気づくために

フォーカスを変える

「できないこと」にフォーカスしている限り、できないことばかりが見え続けます。

意識的に「まだ試していないこと」にフォーカスを向けてみてください。体が不自由でもできること。年齢を重ねたからこそできること。失敗を経験したからこそわかること。

同じ状況でも、見る角度を変えれば、違う景色が見えてきます。

「本当は」という問いかけ

「自分には何もない」と思っているとき、心の奥底で「本当は」何を感じていますか?本当はやってみたいこと。本当は諦めたくないこと。本当は信じたい自分。

その「本当は」の声は、スコトーマの中に隠れている可能性のヒントです。小さな声でも構いません。否定せずに、ただ聴いてみてください。

あなたの可能性は、あなたが思っているより大きい

今、人生を諦めていると感じているあなたへ。

あなたが見ている「もうダメな人生」は、脳のフィルターがかかった世界です。そのフィルターの外には、まだ見えていない可能性がたくさんあります。

年齢も、状況も、過去の失敗も、可能性を消すことはできません。見えにくくすることはあっても、なくなることはないのです。

どうせ諦めているなら、その諦めを一度だけ脇に置いて、まだ試していない自分の可能性を開いてみてください。見えていなかっただけで、あなたにはまだ可能性があるのですから。

ABOUT ME
蓮彩 聖基 (はすたみ こうき)
蓮彩 聖基 (はすたみ こうき)
パーソナルコーチ
1997年 青森県生まれ。苫米地式コーチング認定コーチ養成講座 第7期修了。ドクター苫米地ワークス修了。田島大輔グランドマスターコーチに師事。認知科学者 苫米地英人博士より、無意識へ深く働きかける「内部表現の書き換え」や、コーチングの技術を習得。
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