女性の生き方

幸せになりたいと願うほど遠ざかる理由|今すぐ幸せを選ぶ方法

蓮彩聖基

願望のままでは届かない場所がある

「幸せになりたい」と思い、本を読み、情報を集め、さまざまな方法を試してみる。その姿勢はとても素晴らしいものです。ですが、ここにひとつの落とし穴があるのです。「幸せになりたい」という言葉には、「今、私は幸せではない」という前提が含まれています。その言葉を繰り返すたびに、あなたの無意識は「そうか、私は幸せではないのだ」という認識を強めてしまうのです。最初のきっかけとして「幸せになりたい」と思うことは自然なことです。しかし、その願望を抱き続けたまま行動していると、無意識は「幸せではない今」を維持すべき現実として捉えてしまいます。これが、努力しているのになかなか幸せを感じられない理由のひとつなのです。

「なりたい」を「なる」に変える

「幸せになりたい」は希望であり、願望です。「できたらいいな」という淡い期待のようなものです。けれど、「幸せになる」と決めることは、まったく異なる意味を持ちます。それは自分自身への宣言であり、約束であり、ゴールを定めるようなことなのです。願望は受け身の姿勢を生みますが、決意は能動的な力を生みます。「私は幸せになる」と断定することで、あなたの無意識はその方向へと動き始めます。まず、この転換を意識してみてください。「なりたい」という言葉を使うたびに、「なる」に置き換える。たったこれだけのことが、あなたの内面に大きな変化をもたらすのです。

「今、幸せである」という認識へ

さらに深い段階があります。それは「私は今、幸せである」と現在進行形で認識することです。これは単なる言葉遊びではありません。無意識に対して、新しい現実を提示するということなのです。「今は幸せではないけれど、いつか幸せになる」という認識では、無意識は「幸せではない今」をリアルなものとして維持し続けます。しかし「私は今、幸せである」と認識することで、無意識は新しい世界へと移行し始めるのです。もちろん、最初は違和感があるかもしれません。けれど、あなたの無意識は、あなたが最も強く臨場感を持っている世界を「本当の現実」として採用します。だからこそ、幸せである自分をリアルに感じることが大切なのです。

あなたにとっての幸せを明確にする

ここで重要なことがあります。「幸せ」という言葉はとても抽象的なものです。漠然と「幸せになりたい」と願っても、無意識はどこへ向かえばいいのかわかりません。あなた自身が「幸せ」の中身を具体的に描く必要があるのです。朝、どんな気持ちで目覚めていますか?どんな人たちと、どんな時間を過ごしていますか?何をしているとき、心が満たされていますか?これらを頭の中で鮮明にイメージし、その情景の中にいる自分を体感してみてください。幸せとは完璧な状態ではありませんし、人によって異なります。だからこそ、あなた自身の幸せを、あなた自身で定義する必要があるのです。ノートに書き出してもいいでしょう。大切なのは、ただ思い描くだけでなく、その状態を今まさに生きているかのように感じることなのです。

幸せは追いかけるものではなく、選ぶもの

願望から決意へ、そして現在進行形へ。この流れは、幸せをどこか遠くにあるものとして追いかけることから、今ここで選び取ることへの転換です。「幸せになりたい」と言い続けることは、幸せが今の自分の外側にあるという認識を強化してしまいます。しかし「私は今、幸せである」と認識することは、幸せをあなたの内側に招き入れることなのです。これはマインドの使い方を変えるということです。外側の状況が変わるのを待つのではなく、内側の認識を変えることで、あなたの世界は変わり始めます。幸せは、いつか手に入れるものではありません。今この瞬間に、自分自身で選択できるものなのです。

ABOUT ME
蓮彩 聖基 (はすたみ こうき)
蓮彩 聖基 (はすたみ こうき)
パーソナルコーチ
1997年 青森県生まれ。苫米地式コーチング認定コーチ養成講座 第7期修了。ドクター苫米地ワークス修了。田島大輔グランドマスターコーチに師事。認知科学者 苫米地英人博士より、無意識へ深く働きかける「内部表現の書き換え」や、コーチングの技術を習得。
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