女性の生き方

バランスホイールで人生を整える|豊かな毎日を作る実践法

蓮彩聖基

人生のバランスを「見える化」する

車輪を想像してみてください。すべてのスポークが均等に張られていれば、車輪は滑らかに回ります。ですが、一部だけが極端に長かったり短かったりすれば、どうなるでしょうか。ガタガタと揺れながら、どこへも進めなくなってしまいます。私たちの人生も、同じなのです。仕事だけが突出していても、健康や人間関係が疎かになっていれば、どこかで必ず歪みが生じます。バランスホイールとは、人生のさまざまな領域を円で表し、今の自分がどこに偏っているのかを一目で把握できるツールです。紙とペンがあれば、今日からすぐに始められます。

自分だけの円を描いてみる

まず、紙の中央に大きな円を描きます。その円をケーキのように八等分してください。それぞれのピースに、あなたの人生を構成する領域の名前をつけていきます。たとえば、健康、仕事、お金、人間関係、パートナーシップ、家族、学び、趣味。これはあくまで一例です。あなた自身が大切にしたいものを自由に設定してみてください。次に、それぞれの領域について、今の満足度を十点満点で評価します。円の中心が零点、外側が十点です。正直に点数をつけたら、それぞれの点を線で繋いでみてください。おそらく、いびつな形が浮かび上がるはずです。その形こそが、今のあなたの人生のバランスを映し出しています。

偏りに気づくことが変化の始まり

出来上がった形をじっくり観察してみてください。仕事だけが八点で、健康は三点、人間関係は二点。そんな状態になっていませんか?一つの領域だけが満たされていても、真の豊かさは得られません。もしその領域で挫折したとき、人生全体が崩れたように感じてしまうからです。点数が低い領域を見て、このまま放置したらどうなるか想像してみてください。健康を後回しにし続けたら?友人との時間を削り続けたら?趣味のない日々をあと何十年も続けられるでしょうか?問題を先延ばしにしても、解決にはなりません。今、偏りに気づいたこと。それ自体が、変化への第一歩なのです。

現状の外側にゴールを置く

点数が低かった領域の中から、まず一つだけでも選んでみてください。すべてを一度に変えようとしなくても、まずは一つからはじめてみて大丈夫です。そして、選んだ領域に大きなゴールを設定します。ここで大切なのは、今の延長線上ではなく、現状の外側にゴールを置くことです。達成方法がすぐにわかるようなゴールでは、大きな変化は起きません。むしろ、自分を現状の内側に縛りつけてしまうことになります。達成方法がわからないからこそ、脳は創造性を発揮し、新しい道を見つけ出そうとするのです。

複数の領域にゴールを持つ理由

「いろいろな領域にゴールを設定したら、エネルギーが分散してしまうのでは?」そう思われるかもしれません。しかし実際は逆なのです。複数の領域にゴールを持つと、無意識はフル活動を始めます。一見バラバラに見えるゴール同士が、実は深いところで繋がっていることに気づきます。健康になることと仕事で成果を出すことは矛盾しません。健康だからこそ、力を発揮できるのです。趣味を楽しむことと人間関係を深めることも繋がっています。趣味を通じて、新しい出会いが生まれるからです。すべては繋がっている。バランスホイールは、その繋がりを見せてくれるツールなのです。

定期的に見直し、成長を感じる

バランスホイールは、一度作って終わりではありません。月に一度、あるいは三ヶ月に一度、見直しの時間を作ってください。再び点数をつけて、どの領域が成長したか、どこがまだ足りないかを確認します。「先月は三点だった健康が、今月は五点になった」。そんな変化を感じることが、続ける喜びになります。一つの領域が改善してきたら、次の領域に目を向けましょう。同じ領域でも、新しいゴールを設定してみてください。私たちには無限の可能性があります。「どんどん進んでいこう」というマインドが、人生全体のバランスを整えていくのです。まずは今日、紙とペンを用意して、あなただけの円を描いてみてくださいんべ。それが、豊かで幸せな人生への第一歩となるのです。

ABOUT ME
蓮彩 聖基 (はすたみ こうき)
蓮彩 聖基 (はすたみ こうき)
パーソナルコーチ
1997年 青森県生まれ。苫米地式コーチング認定コーチ養成講座 第7期修了。ドクター苫米地ワークス修了。田島大輔グランドマスターコーチに師事。認知科学者 苫米地英人博士より、無意識へ深く働きかける「内部表現の書き換え」や、コーチングの技術を習得。
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