自己実現

バランスホイールで人生を整える|30分でできる幸せを引き寄せる7つのステップ

kokihasutami

豊かな人生を作る:バランスホイールの実践ステップ

この記事ではバランスホイールについて、包括的に解説をいたします。

バランスホイールを使って人生を整える、具体的な実践方法をお伝えします。難しいことはありません。紙とペンがあれば、今日からすぐに始められます。

バランスホイールを作る:基本のステップ

準備するもの

まずは、以下のものを用意してください:

  • 白い紙
  • ペンや色鉛筆
  • 静かに考えられる時間(30分程度)
  • リラックスできる環境

特別な道具は必要ありません。 大切なのは、自分と向き合う時間を作ることです。

ステップ1:円を描く

紙の中央に、大きな円を描きましょう。

コンパスを使ってもいいですし、フリーハンドでも構いません。完璧な円である必要はありません。この円が、あなたの人生全体を表しています。

ステップ2:領域を分ける

円を、ケーキを切り分けるように、8つくらいに分割します。それぞれのピースが、人生の異なる領域を表します。線を引いて、区切っていきましょう。

あなたの人生は、いくつの領域から成り立っていますか?

8つは目安です。 自分にとって必要な領域の数を、自由に決めてください。

ステップ3:それぞれの領域に名前をつける

それぞれの領域に、名前をつけていきます。

一般的な領域の例:

  • 健康:身体の健康、メンタルヘルス
  • 仕事・キャリア:職業、スキル、キャリアアップ
  • お金・経済:収入、貯蓄、経済的安定
  • 人間関係:友人、知人、コミュニティ
  • パートナーシップ:恋愛、結婚、パートナーとの関係
  • 家族:両親、兄弟姉妹、親戚との関係
  • 学び・成長:生涯学習、自己啓発、新しい知識
  • 趣味・楽しみ:好きなこと、リフレッシュ、遊び

これはあくまで例です。 あなた自身が大切にしたい領域を設定してください。

現状を把握する:点数をつけてみよう

ステップ4:満足度を評価する

それぞれの領域について、今の満足度を10点満点で評価してみましょう。

円の中心が0点、外側が10点です。満足度に応じて、円の中に点を打っていきます。

評価のポイント

点数をつける時は、以下のように考えてみてください:

  • 0~3点:全く満足していない、問題がある
  • 4~6点:まあまあ、でも改善の余地がある
  • 7~8点:かなり満足している
  • 9~10点:完璧に満足している

正直に評価することが大切です。 誰かに見せるものではありません。自分の本音を大切にしてください。

ステップ5:点を繋いで形を作る

それぞれの領域につけた点を、線で繋いでいきましょう。

すると、いびつな形が出来上がるはずです。完璧な円になることは、ほとんどありません。

このいびつな形が、今のあなたの人生のバランスを表しています。

視覚化することの力

形を見ることで、自分の人生のバランスが一目で分かります。

  • どの領域が突出しているか
  • どの領域が疎かになっているか
  • 全体としてバランスが取れているか

視覚化することで、気づきが生まれます。 これが、バランスホイールの最大の効果なのです。

偏りに気づく:何が見えてきましたか?

あなたの「いびつさ」を観察する

出来上がった形を、じっくり観察してみてください。

完璧な円から、どれだけ離れていますか? その「いびつさ」が、あなたの人生の偏りを表しています。

よくあるパターン

多くの人が陥りやすいパターンがあります:

  • 仕事だけが突出:仕事は8点、でも健康は3点、人間関係は2点
  • 結婚に偏りすぎ:パートナーシップは9点、でも趣味は1点、友人関係は2点
  • お金だけ追いかけている:経済は7点、でも家族は3点、健康は4点

あなたは、どのパターンに当てはまりますか?

偏りが生む問題を想像する

点数が低い領域を見て、想像してみてください。

このままだと、どんな問題が起きるでしょうか?

  • 健康が低いまま放置したら、将来どうなる?
  • 友人関係が疎かなまま年を重ねたら、どうなる?
  • 趣味がない人生を、あと何十年も続けられる?

問題を先延ばしにしても、解決にはなりません。 今、気づいたことが、変化の第一歩なのです。

ゴールを設定する:小さな一歩が大きな一歩へ

ステップ6:改善したい領域を選ぶ

点数が低かった領域の中から、まず1つだけ選んでください。

すべてを一度に改善しようとすると、挫折する可能性があります。まずは1つだけ、集中して取り組んでみましょう。

選ぶ時のポイント

どの領域を選ぶか迷ったら、以下の基準で考えてみてください:

  • 今、一番問題だと感じている領域
  • 改善すると、他の領域にも良い影響がありそうな領域
  • 比較的取り組みやすそうな領域

おすすめは、「健康」から始めることです。健康は、他のすべての領域の土台になるからです。

ステップ7:現状の外にゴールを設定する

選んだ領域に、大きなゴールを設定しましょう。

小さいものでは、現状維持の中に設定してしまいます。それでは大きな変化は起きません。また、自分自身を更に現状の内側に縛ってしまうことにも繋がります。現状の外に大きなゴールを設定しましょう。

定期的に見直す:バランスは変化する

月に1回、見直しの時間を作る

バランスホイールは、一度作って終わりではありません。

月に1回、あるいは3ヶ月に1回、見直しの時間を作りましょう。再び点数をつけて、どの領域が成長したか、どの領域がまだ足りないか確認します。

変化と成長を感じる

定期的に見直すことで、自分の成長を実感できます。

  • 「先月は3点だった健康が、今月は5点になった!」
  • 「疎かだった友人関係が、少しずつ改善してきた」

小さな変化を感じることが、続ける喜びになります。

新しいゴールを設定する

1つの領域が改善してきたら、すぐに次の領域に目を向けましょう。あるいは、同じ領域でも、新しいゴールを設定してみてください。ゆっくりこつこつやろうとすると、無意識は本当にゆっくりこつこつやってしまいます。

私たちには無限の可能性がありますから、「どんどん進んでいこう!」そういうマインドが大事になります。レベルアップしていくことで、どんどん人生全体のバランスを整えていけます。

複数の領域にゴールを設定する意味

エネルギーは分散しない

「いろんな領域にゴールを設定したら、エネルギーが分散されて、何も達成できないのでは?」そう思うかもしれません。でも、実際は逆です。

無意識が統合してくれる

複数の領域にゴールを設定すると、脳はフル活動します。無意識が創造的に働き、すべてのゴールを達成するための方法を見つけ出してくれるのです。

AのゴールとBのゴールが、実は繋がっていることに気づく。そして、両方を達成するための新しい方法を発見できるのです。

ゲシュタルトの力

複数のゴールは、一見すると矛盾するように見えるかもしれません。でも、無意識はそれらを統合して、1つ上のレベルで認識することができます。 これを「ゲシュタルト」と言います。

例えば:

  • 「健康になる」と「仕事で成果を出す」は矛盾しない。健康だからこそ、仕事でも力を発揮できる。
  • 「趣味を楽しむ」と「友人関係を深める」は繋がっている。趣味を通じて、友人と出会える。

すべては繋がっているのです。 バランスホイールは、その繋がりを見せてくれるツールなのです。

あなただけのバランスホイールをカスタマイズする

領域は自由に設定できる

バランスホイールの領域は、決まっているわけではありません。あなた自身が大切にしたい領域を、自由に設定してください。

カスタマイズの例

一般的な8つの領域以外にも、こんな領域を設定できます:

  • ペット:犬や猫など、ペットとの関係
  • 社会貢献:ボランティア、地域活動
  • 国際交流:異文化理解、語学学習
  • スピリチュアル:瞑想、マインドフルネス、信仰
  • クリエイティブ:創作活動、アート、音楽

あなたの人生にとって大切なものを、領域として設定しましょう。

抽象度を変えることもできる

領域の抽象度は、自由に変えることができます。

例えば、「人間関係」という大きな領域の中に、さらに細かい領域を設定することもできます:

  • 友人関係
  • 家族関係
  • 職場の人間関係
  • 地域の人との繋がり

あなたにとって最も分かりやすい形にカスタマイズしてください。

まとめ:今日から始める、バランスの取れた人生

バランスホイールは、難しいツールではありません。紙とペンがあれば、今日からすぐに始められます。まずは、自分の人生を円に描いて、領域に分けてみてください。点数をつけて、偏りに気づいてください。

それが、豊かで幸せな人生への、第一歩です。

あなたの人生は、バランスが取れていますか? 今日から、一緒にバランスを整えていきましょう。

ABOUT ME
蓮彩 聖基 <br>(はすたみ こうき)
蓮彩 聖基
(はすたみ こうき)
パーソナルコーチ
1997年 青森県生まれ
苫米地式コーチング認定コーチ養成講座 第7期修了
ドクター苫米地ワークス修了
田島大輔グランドマスターコーチに師事
認知科学者 苫米地英人博士より、
無意識へ深く働きかける「内部表現の書き換え」や、コーチングの技術を習得
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