他人に振り回されない私へ|キャリアと恋愛の選び方

蓮彩聖基

あなたの人生は、誰のものですか?

キャリアを選ぶとき、恋愛を考えるとき、ふと立ち止まることはありませんか?

「本当にこれでいいのかな」「周りは どう思うだろう」——そんな声が頭をよぎる瞬間があるなら、それは自分の軸がぶれているサインかもしれません。

私たちは知らず知らずのうちに、他人の価値観や社会の「こうあるべき」に染まっています。

でも、あなたの人生を生きられるのは、あなただけなのです。

他人軸で生きると何が起こるのか

他人の期待に応えようとする生き方は、一見すると「いい人」「ちゃんとした人」に見えるかもしれません。

けれど、その代償として失われているものがあります。

自分の本音が分からなくなる

「何がしたいの?」と聞かれて、すぐに答えられない。

それは、長い間自分の声を後回しにしてきた結果なのです。

他人の顔色をうかがうことに慣れすぎると、自分の感情や欲求に鈍感になっていきます。

満たされない感覚が続く

どれだけ頑張っても、どれだけ認められても、心のどこかが空っぽのまま。

それは、他人の基準で生きている限り、本当の充実感は得られないからです。

あなたが求めているのは、他人からの承認ではなく、自分自身への信頼なのです。

自分軸とは「わがまま」ではない

「自分軸で生きる」というと、自己中心的に聞こえるかもしれません。

でも、それは大きな誤解です。

自分軸の本当の意味

自分軸とは、自分の価値観と判断基準を持っている状態のことです。

周りに流されるのではなく、自分で考え、自分で選び、自分で責任を取る。

それは決してわがままではなく、むしろ大人としての成熟した姿勢なのです。

他者を尊重できるようになる

不思議なことに、自分軸がしっかりしている人ほど、他者の意見も尊重できます。

なぜなら、自分の軸があるからこそ、他人の軸も認められるからです。

自分を大切にできる人は、他人も大切にできる——これは心理学的にも証明されている事実です。

キャリアにおける自分軸の育て方

仕事を選ぶとき、多くの女性が「安定」「世間体」「親の期待」に縛られています。

でも、それで本当に幸せになれるでしょうか?

「好き」と「得意」を見つめ直す

好きなことを思い出す

子どもの頃、時間を忘れて夢中になったことは何でしたか?

大人になるにつれて「現実的じゃない」と封印してきた情熱はありませんか?

その「好き」という感覚は、あなたの本質を指し示す大切な羅針盤です。

得意なことを認める

「私なんて特別な才能はない」と思っていませんか?

でも、あなたが当たり前にできることは、誰かにとっては驚きの能力かもしれません。

周りの人に「私の良いところって何?」と聞いてみてください。

きっと、自分では気づかなかった強みが見えてくるはずです。

「should」から「want」へ

「〜すべき」を手放す

「女性だからこうすべき」「この年齢ならこうあるべき」——そんな思い込みに縛られていませんか?

その「すべき」は、本当にあなた自身が決めたことですか?

それとも、誰かから刷り込まれたものですか?

「〜したい」を大切にする

「したい」という感情は、あなたの内側からの声です。

その声を無視し続けると、やがて聞こえなくなってしまいます。

「本当は何がしたいのか」——静かな時間を作って、自分に問いかけてみてください。

恋愛における自分軸の保ち方

恋愛になると、途端に自分を見失ってしまう女性は多いものです。

相手に合わせすぎて、気づいたら自分がどこにもいない——そんな経験はありませんか?

依存と愛情の違いを知る

依存は「欠乏」から生まれる

「この人がいないと私はダメ」「この人に認められないと価値がない」——そう感じるなら、それは依存です。

依存は、自分の中の空虚さを相手で埋めようとする状態。

だから、いつも不安で、相手の言動に一喜一憂してしまうのです。

愛情は「充足」から生まれる

一方、本当の愛情は、自分が満たされている状態から溢れ出るものです。

相手がいなくても自分は大丈夫。でも、一緒にいるともっと幸せ。

そんな関係性こそが、健全なパートナーシップなのです。

自分を犠牲にしない恋愛

NOと言える自分になる

「嫌われたくない」という恐れから、何でも相手に合わせていませんか?

でも、本当のあなたを見せずに築いた関係は、どこかで必ず破綻します。

NOと言えることは、自分を大切にしている証拠です。

自分の時間と空間を守る

恋人ができると、すべての時間を相手に捧げてしまう人がいます。

でも、自分だけの時間や空間を持つことは、決してわがままではありません。

むしろ、自分を充電する時間があるからこそ、相手にも愛を注げるのです。

自分軸を強くする日々の心がけ

自分軸は、一朝一夕で手に入るものではありません。

日常の中で意識的に育てていくものです。

自分との対話を習慣にする

感情を意識に上げる

何かを感じたとき、その感情を意識に上げてみてください。

「今、私は悲しいんだな」「今、私は怒っているんだな」——そうやって自分を観察することで、感情に振り回されなくなります。

日記で自分を振り返る

一日の終わりに、今日感じたことを書き出してみてください。

文字にすることで、頭の中が整理され、自分のパターンが見えてきます。

自分を知ることが、自分軸を育てる第一歩です。

違和感を無視しない

心のざわつきに耳を傾ける

何かを選ぼうとしたとき、心がざわつくことはありませんか?

その違和感は、あなたの本音からのサインです。

「なんとなく嫌だな」という感覚を無視せず、立ち止まって考えてみてください。

「本当に?」と自分に問う

誰かの意見に流されそうになったとき、「本当に私はそう思っている?」と問いかけてみてください。

その一瞬の確認が、他人軸に引きずられることを防いでくれます。

あなたの人生は、あなたが決める

キャリアも恋愛も、正解は誰かが教えてくれるものではありません。

あなたの幸せは、あなた自身が定義するものだからです。

他人の期待に応えることをやめたとき、初めて本当の自分と出会えます。

そして、自分軸で選んだ道は、たとえ困難があっても、納得して歩いていけるのです。

今日から、自分の声に耳を傾けてみてください。

あなたの人生を、あなた自身の手で創っていきましょう。

ABOUT ME
蓮彩 聖基 <br>(はすたみ こうき)
蓮彩 聖基
(はすたみ こうき)
パーソナルコーチ
1997年 青森県生まれ
苫米地式コーチング認定コーチ養成講座 第7期修了
ドクター苫米地ワークス修了
田島大輔グランドマスターコーチに師事
認知科学者 苫米地英人博士より、
無意識へ深く働きかける「内部表現の書き換え」や、コーチングの技術を習得
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