女性の生き方

他人の期待から自由になる生き方|良い人を卒業し自分軸を取り戻す

蓮彩聖基

他人の期待という見えない檻

周囲からは「しっかりしている」「頼りになる」と評価され、期待に応えることができている。けれど、なぜか心が満たされない。そんな違和感を感じたことはありませんか?私たちは知らず知らずのうちに、他人の期待という名の檻の中に自分を閉じ込めてしまっています。優しく、責任感が強く、調和を大切にする女性ほど、その傾向は強いものです。しかし、あなたの人生は、誰かの期待を満たすためのものではありません。

期待に応えてしまう心の仕組み

太古の昔から、人間は集団の中で生きることで命をつないできました。集団から外れることは、すなわち死の可能性を意味していたのです。そのため、私たちの本能には「周囲と歩調を合わせること」「期待に応えて認められること」を重要視する働きが備わっています。誰かの期待に背くことに対して強い恐怖や不安を感じるのは、脳が「危険だ」とアラートを鳴らしているようなものです。まずは、期待に応えようとしてしまう自分を責めないであげてください。「私自身を守ろうとしてくれているんだな」と、その心の働きを認めてあげることから始めましょう。

「しなければならない」が奪うもの

「上司に期待されているから、やらなければならない」「断ったら悪いと思われるから」。このように外部からの圧力や義務感で動いているとき、私たちの心には強いブレーキがかかっています。アクセルとブレーキを同時に踏んでいるような状態です。これでは、どれだけ能力があっても本来のパフォーマンスを発揮することはできません。さらに、常に「他人からどう思われるか」を重要視していると、脳はその情報ばかりを集めるようになります。その結果、「自分が何をしたいか」「何に喜びを感じるか」という情報が見えなくなってしまうのです。「自分のやりたいことがわからない」という悩みは、能力の問題ではなく、認識の焦点がズレていることによって生じています。

恐怖は変化の証

他人の期待から外れるような選択をしようとすると、必ず不安や恐怖が襲ってきます。「嫌われるかもしれない」「失望させるかもしれない」。しかし、この恐怖は、あなたが間違ったことをしているから生じるのではありません。慣れ親しんだ現状から抜け出そうとするときに、心と体が必死に引き戻そうとする作用が働いているだけなのです。ですから、不安を感じたら「ああ、私は今、変化の真っ只中にいるんだな」と客観的に捉えてみてください。恐怖は「止まれ」の合図ではなく、「成長」の証なのです。

心からの望みが持つ力

義務感ではなく、心から「やりたい」と思って取り組むとき、私たちの脳は高い集中力と創造性を発揮します。子供が遊びに夢中になっているときのような、疲れを知らない状態です。そして、自分の選択で人生を動かしているという感覚は、確かな自信を育みます。「私は自分の人生をコントロールしている」「どんな結果になっても、私はそれを受け止め、前に進める」。この自分への信頼感こそが、困難を乗り越え、高い目標を達成するための基盤となります。他人の評価に依存する自信は脆いものですが、自らの選択と行動によって積み上げた自信は、決して揺らぐことはありません。

あなたが輝くことが誰かの光になる

「自分のやりたいことをやるのは、わがままなのではないか?」そう感じる方もいるかもしれません。しかし、「わがまま」とは自己中心的に他人を利用することであり、「自分軸で生きる」とは自分の人生に責任を持つということです。自己犠牲の上に成り立つ貢献は、いつか必ず破綻します。しかし、自立した精神の上に成り立つ貢献は、持続可能であり、関わる人の多くを豊かにします。あなたが勇気を持って「私」を生き始めたとき、その姿は必ず誰かの希望になります。恐怖を感じても大丈夫。違和感を感じても大丈夫。それらはすべて、あなたが本来の自分に戻ろうとしている証なのですから。

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。「自分を変えたい」と思った瞬間から、あなたの人生は動き出しています。 脳と心の使い方を知れば、なりたい自分になれる。 その第一歩を、一緒に踏み出しませんか?

ABOUT ME
蓮彩 聖基 (はすたみ こうき)
蓮彩 聖基 (はすたみ こうき)
パーソナルコーチ
1997年 青森県生まれ。苫米地式コーチング認定コーチ養成講座 第7期修了。ドクター苫米地ワークス修了。田島大輔グランドマスターコーチに師事。認知科学者 苫米地英人博士より、無意識へ深く働きかける「内部表現の書き換え」や、コーチングの技術を習得。

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