女性の生き方

他人の人生を生きている暇はない|自分の人生を取り戻すために必要なこと

蓮彩聖基

あなたの人生は誰のものですか?

私たちの人生は、長く生きたとしても100年ほどです。

その限られた時間の中で、あなたは本当に「自分の人生」を生きているでしょうか。

多くの人が、気づかないうちに「他人の人生」を生きています。社会の常識、親の価値観、周囲からの期待。それらに沿って選択を重ねてきた結果、いつの間にか自分が本当に望んでいることが見えなくなってしまっている。そんな方は少なくありません。

けれど、それは決してあなたのせいではないのです。

「他人の人生」とは何か

「他人の人生を生きている」というと、何か特別なことのように聞こえるかもしれません。しかし、実際にはとても身近なことなのです。

たとえば、こんな経験はありませんか。

  • 本当はやりたいことがあるのに、「安定しないから」と諦めた
  • 親が反対するから、という理由で進路を変えた
  • 「女性なんだから」「もういい歳なんだから」という言葉に縛られている
  • 周囲が認めてくれそうな選択肢ばかりを選んできた

これらはすべて、外部の価値観を自分の基準にしてしまっている状態です。

社会の「当たり前」、親から受け継いだ「こうあるべき」という信念。それらは私たちの無意識に深く根を下ろし、知らず知らずのうちに選択や行動を方向づけています。

なぜ私たちは他人の価値観に縛られるのか

信念という名の「見えない鎖」

私たちが「当然だ」と思っていることの多くは、実は幼い頃から繰り返し刷り込まれてきた信念です。

  • 「女性は家庭を大切にすべき」
  • 「安定した仕事が一番」
  • 「人に迷惑をかけてはいけない」
  • 「目立つことをすると嫌われる」

これらの信念は、親や先生、社会から繰り返し聞いてきた言葉によって形成されます。そして一度できあがった信念は、自分では「真実だ」と思い込んでいるため、疑うことすら難しくなるのです。

さらに厄介なのは、信念がひとつだけでなく、互いに結びついてシステムを形成していることです。

たとえば「安定が大事」という信念を持っていると、「挑戦は危険」「変化は怖い」「今のままでいい」という信念も同時に強化されます。こうして、本来持っている可能性を自ら狭めてしまうのです。

見えない敵「ドリームキラー」の存在

あなたが何か新しいことに挑戦しようとしたとき、こんな言葉をかけられたことはありませんか?

  • 「そんなの無理だよ」
  • 「もっと現実を見なきゃ」
  • 「失敗したらどうするの」
  • 「あなたには向いていない」

こうした言葉で夢やゴールを否定してくる人のことをドリームキラーと呼びます。

興味深いのは、ドリームキラーの多くが悪意を持っていないということです。両親、友人、パートナー、上司など、あなたのことを心配している身近な人こそがドリームキラーになりやすいのです。

「あなたのためを思って」という気持ちは本物でしょう。けれど、その人たちの「心配」や「助言」は、あくまでもその人自身の信念や経験に基づいたものです。

あなたの人生は、あなたにしか歩めません。他人の信念をあなたの人生の基準にする必要はないのです。

自分の人生を取り戻すということ

人生の主導権は誰が握っているか

船に乗っている姿を想像してみてください。

その船の舵を握っているのは誰でしょうか。あなた自身ですか?それとも、社会の常識や親の期待という名の「他人」でしょうか。

自分の人生を生きるということは、自分で舵を切るということです。行き先を決めるのも、進む速度を調整するのも、すべて自分自身。嵐が来ても、自分の判断で乗り越えていく。

これは孤独な航海ではありません。むしろ、自分が船長であるからこそ、本当に信頼できる仲間と出会い、助け合うことができるのです。

「自分には無理」という思い込みの正体

「やりたいことはあるけれど、自分には無理だと思う」

そう感じている方は多いかもしれません。けれど、その「無理だ」という感覚は、本当にあなた自身の判断でしょうか。

「自分には無理だ」という信念を持っていると、実現するための方法やチャンスが目の前にあっても、見えなくなってしまうのです。

「チャンスがない」のではなく「チャンスが見えていない」。

この違いに気づくことが、自分の人生を取り戻す第一歩になります。

あなただけの色を創る

100年という時間の重み

人生が100年あるとして、その時間をどのように使いたいですか。

他人が決めた「正解」に従って、安全な道を歩き続ける。それもひとつの選択かもしれません。けれど、最期のときに振り返ったとき、「自分の人生だった」と心から言えるでしょうか。

他人の人生を生きている暇は、私たちにはないのです。

あなたの人生の主人公は、あなた自身です。脇役でも、エキストラでもありません。自分の物語を、自分で紡いでいく存在なのです。

自分だけの色を見つける

花は、自分以外の花になろうとしません。薔薇は向日葵になろうとせず、向日葵は桜になろうとしない。それぞれが自分の色で咲き、自分の季節に輝いています。

あなたにも、あなただけの色があります。

社会が求める色に染まる必要はありません。親が望んだ色になる必要もありません。あなた本来の色で咲くことこそが、あなたの人生を生きるということなのです。

そのためには、まず自分自身に問いかけてみてください。

  • 「私は本当は何を望んでいるのだろう」
  • 「どんな人生を生きたいのだろう」
  • 「何をしているときに心が喜ぶのだろう」

この問いに対する答えは、他の誰でもない、あなた自身の中にあります。

自分の人生を生きるために今日からできること

まず、気づくことから

変化の第一歩は「気づき」です。

自分が当たり前だと思っていること、これまで疑ったことのない「常識」。それらをひとつひとつ見つめ直してみてください。

「これは本当に私が望んでいることだろうか」「この信念は私を幸せにしているだろうか」「この選択は誰のためのものだろうか」

気づくだけで、何かが変わり始めます。なぜなら、気づいた瞬間から、それはもう「無意識の当たり前」ではなくなるからです。

自分への語りかけを変える

私たちは1日に何万回も、心の中で自分に語りかけています。このセルフトークが、自己イメージを形成し、行動を方向づけています。

「私には無理」「どうせうまくいかない」「私なんて」

こうした言葉を繰り返していると、その通りの現実が創られていきます。

だからこそ、意識的に自分への語りかけを変えてみてください。

「私には可能性がある」「私は自分の人生を生きる」「私は価値ある存在だ」

言葉を変えると、思い浮かぶ映像が変わります。映像が変わると、感情が変わります。感情が変わると、行動が変わります。そして行動が変われば、現実が変わっていくのです。

自分の「ゴール」を持つ

自分の人生を生きるためには、自分自身のゴールを持つことが大切です。

ここでいうゴールとは、単なる目標や夢ではありません。「私はこれを実現する」という、内側から湧き上がる強い意志を伴ったものです。

そのゴールは、親の期待や社会の常識に沿ったものである必要はありません。むしろ、今の自分の延長線上では達成できないような、心から「実現したい」と思えるものであることが大切です。

ゴールを設定すると、不思議なことが起こります。これまで見えなかった情報やチャンスが見え始めるのです。スコトーマが外れ、世界の見え方が変わっていきます。

あなたの人生は、あなたのもの

あなたの人生を生きることは、わがままでも自分勝手でもありません。

むしろ、自分の人生を生きている人こそが、本当の意味で周囲に貢献できるのです。自分を押し殺して生きている人は、無意識のうちに周囲にもその苦しさを伝播させてしまいます。けれど、自分らしく生きている人は、その姿そのものが周囲への贈り物になります。

あなたが自分の人生を生きることは、この世界への最高の貢献なのです。

100年という限られた時間。その時間を、誰かの期待に応えるためだけに使うのではなく、あなた自身の色で彩ってください。

あなたの人生の舵は、今この瞬間から、あなた自身が握ることができるのです。

ABOUT ME
蓮彩 聖基 (はすたみ こうき)
蓮彩 聖基 (はすたみ こうき)
パーソナルコーチ
1997年 青森県生まれ。苫米地式コーチング認定コーチ養成講座 第7期修了。ドクター苫米地ワークス修了。田島大輔グランドマスターコーチに師事。認知科学者 苫米地英人博士より、無意識へ深く働きかける「内部表現の書き換え」や、コーチングの技術を習得。
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