女性の生き方

誰かの基準で生きるのをやめたい|人生の主導権を取り戻す方法

蓮彩聖基

あなたの人生は、あなたのもの

周りに合わせて生きることに、疲れていませんか?「みんなと同じ」という安心感の裏側で、あなた自身の人生を見失っているかもしれません。他人の価値観ではなく、自分の意思で選ぶ。その一歩が、人生を大きく変えていきます。

「みんなと同じ」という安心感の正体

流行りのファッションを身につけ、話題のカフェに足を運び、SNSで見かける暮らしに憧れる。周りと同じでいることは、どこか安心感をもたらします。「出る杭は打たれる」ということわざがあるように、周囲と足並みを揃えることで、批判されるリスクを避けられるかもしれません。同じ価値観を共有する仲間意識も生まれるでしょう。けれど、その「安心感」の代償として、あなたは何を手放しているでしょうか?

誰かの基準で生きるということ

私たちは一人ひとり、やりたいことも、欲しいものも、心が動く瞬間も違います。それなのに、いつの間にか「社会が求める自分」「誰かにとって都合のいい自分」を演じていることがあります。親の期待に応えようとする娘。会社が求める「理想の社員」を目指す女性。パートナーの好みに合わせる恋人。世間が認める「いい母親」になろうとするお母さん。これらすべてに共通しているのは、判断基準が自分の外側にあるということです。「みんながそうしているから」「こうするべきだから」「そうしないと周りに何か言われるから」。そんな理由で選択をしているとき、あなたは本当の意味で自分の人生を生きているとは言えないのです。

外側の基準に従う心理的メカニズム

なぜ私たちは、他人や社会の基準に合わせてしまうのでしょうか?それは、私たちの無意識の中に「こうあるべき」という信念が深く刻み込まれているからです。幼い頃から繰り返し聞かされた言葉、社会から受け取ったメッセージ、過去の経験から学んだ「常識」。それらが積み重なって、私たちの判断基準を形作っています。たとえば「人に迷惑をかけてはいけない」「目立つことは良くない」「安定が一番大切」といった信念。これらは一見もっともらしく聞こえますが、本当にあなた自身が選び取ったものでしょうか?多くの場合、それは誰かから受け継いだものであり、あなたの本心ではありません。

他人の価値観に惑わされている状態とは

外側の基準で生きているとき、私たちはこんな状態に陥りがちです。何かを決めるとき「周りはどう思うだろう?」と真っ先に考える。本当はやりたいことがあるのに「変だと思われそう」と諦める。人と違う選択をすると、なんとなく不安になる。自分の意見より、多数派の意見を優先してしまう。「好き」よりも「正しい」で選んでしまう。これは、あなたが誰かの都合や価値観に惑わされている状態です。あなたの人生のハンドルを、他の誰かが握っているようなものなのです。

自分で選ぶとはどういうことか

人生の主導権を取り戻すとは、わざと人と違うことをするという意味ではありません。奇抜な選択をすることでも、周りを否定することでもありません。「自分が好きだからやる」「自分がやりたいからやる」という純粋な動機から行動すること。それが自分で選ぶということです。今日着る服を選ぶとき。ランチのメニューを決めるとき。休日の過ごし方を考えるとき。その一つひとつの場面で「これは本当に私が望んでいることだろうか?」と自分に問いかけてみてください。答えが「イエス」なら、それがたとえ周りと同じ選択であっても構いません。大切なのは、その選択があなた自身の意思から生まれているかどうかです。

自分らしさを取り戻すために

外側の基準ではなく、自分の内側の基準で生きるためには、まず自分がどんな人でありたいかを明確にすることが大切です。「私は自分の意思で人生を選択している」「私は自分の価値観を大切にしている」「私は周りの評価ではなく、自分の心の声に従う」。そんな自分像を心の中に描いてみてください。最初は違和感があるかもしれません。長年染みついた「周りに合わせる自分」が顔を出すこともあるでしょう。けれど、繰り返し新しい自分像を意識することで、少しずつ内側が変わっていきます。脳は、繰り返しイメージしたものを「当たり前」として受け入れる性質を持っています。だからこそ、「自分で選ぶ自分」を何度も思い描くことに意味があるのです。

日常の選択から始める

人生の主導権を取り戻すことは、大きな決断を迫られる場面だけの話ではありません。むしろ、日常の何気ない選択の積み重ねこそが、あなたの人生を形作っています。朝、何を食べるか。どんな言葉を使うか。誰と時間を過ごすか。何に「イエス」と言い、何に「ノー」と言うか。これらすべてにおいて、「みんながそうしているから」ではなく、「私がそうしたいから」を基準にしてみてください。最初は戸惑うかもしれません。自分の本当の気持ちがわからないこともあるでしょう。それでも大丈夫です。「私は何を望んでいるのだろう?」と自分に問いかける習慣そのものが、すでに主導権を取り戻す第一歩なのです。

あなたの人生は、あなただけのもの

周りと同じであることの安心感は、一時的なものです。そして、その安心感と引き換えに、あなたは自分らしく生きる機会を失っています。あなたの人生は、親のものでも、パートナーのものでも、社会のものでもありません。あなただけのものです。誰かの価値観に振り回されるのではなく、自分の心の声を聴いてください。自分が本当に望むものを選んでください。そのひとつひとつの選択が、あなたの人生を本当の意味で豊かにしていきます。今日から、あなたの人生のハンドルを、あなた自身の手で握り直してみませんか?

ABOUT ME
蓮彩 聖基 (はすたみ こうき)
蓮彩 聖基 (はすたみ こうき)
パーソナルコーチ
1997年 青森県生まれ。苫米地式コーチング認定コーチ養成講座 第7期修了。ドクター苫米地ワークス修了。田島大輔グランドマスターコーチに師事。認知科学者 苫米地英人博士より、無意識へ深く働きかける「内部表現の書き換え」や、コーチングの技術を習得。
記事URLをコピーしました