自己実現

「仕事を辞めたい」と思ったら――その想いを、未来への一歩に変える方法

kokihasutami

「辞めたい」は、変わりたいサイン

「もう、この仕事を辞めたい」

そんな想いが心の中で膨らんでいるなら、それは決してネガティブなことではありません。むしろ、あなたのマインドが「今のままじゃ満たされない」と気づいているサインなのです。

人間関係がうまくいかない、収入に不満がある、やりがいを感じられない――理由は人それぞれですが、その「辞めたい」という気持ちの奥には、「本当はもっと自分らしく生きたい」という願いが隠れています。

だからこそ、このタイミングを大切にしてほしいのです。

「辞める」前に、まずゴールを描こう

次の仕事も「今と同じ」では意味がない

「辞めたい」と思ったとき、多くの人は「次はどこで働こうか」とすぐに転職先を探し始めます。でも、ちょっと待ってください。

もし次の職場が、今と似たような環境だったら?
同じような人間関係、同じような仕事内容、同じような収入レベルだったとしたら――それは結局、現状の範疇の話に過ぎません。

表面的に職場が変わっても、あなた自身のコンフォートゾーンが変わらなければ、同じような不満や行き詰まりを繰り返してしまう可能性があります。

「現状の外側」にゴールを設定する

だからこそ、仕事を辞める前にゴール設定をしてほしいのです。

ゴール設定とは、ただ「次の仕事を見つける」ことではありません。今の自分の延長線上では想像できないような、本当に心からワクワクする未来を描くことです。

  • どんな働き方をしていたい?
  • どんな人たちと関わっていたい?
  • どんな自分でありたい?

現状の不満から逃げるのではなく、「こうなりたい」という未来へ向かって動き出す――それが、ゴール設定の本質です。

ゴールがあれば、「辞める理由」も「進む理由」も明確になる

動機がブレなくなる

ゴールを先に設定しておくと、「なぜ辞めたいのか」という理由も明確になります。それは単なる不満ではなく、「こうなりたい自分」と「今の自分」のギャップとして見えてくるからです。

そして同時に、「辞めた後、何をしたいのか」という方向性見えてきます。

ゴールがあれば、迷いや不安に揺さぶられることなく、自分の意志で未来を選び取ることができるのです。

職業とファイナンスは、別々に考える

「でも、収入が不安で……」と思うかもしれません。

確かに、生活していくためにはお金が必要です。でも、「職業」と「ファイナンス活動」は分けて考えてる必要があります。

たとえば、本当にやりたい仕事が収入面ですぐに安定しない場合、まずは生活のための収入を確保しながら、並行して自分のゴールに向かって進むこともできます。

大切なのは、「今の職場から逃げる」のではなく、「ゴールに向かって進む」という視点を持つこと。そうすれば、選択肢はもっと自由に、柔軟に考えられるようになります。

「辞めたい」を、未来への扉に変えよう

「仕事を辞めたい」――その想いは、決してあなたの弱さではありません。

それは、「もっと自分らしく生きたい」という、あなたの本当の声です。

だからこそ、この瞬間を大切にしてください。まずは現状の外側にゴールを描き、その未来の自分に向かって一歩を踏み出してみましょう。

あなたの人生は、あなた自身が選び取っていくものです。今日が、その新しい一歩になりますように。

ABOUT ME
蓮彩 聖基 <br>(はすたみ こうき)
蓮彩 聖基
(はすたみ こうき)
パーソナルコーチ
1997年 青森県生まれ
苫米地式コーチング認定コーチ養成講座 第7期修了
ドクター苫米地ワークス修了
田島大輔グランドマスターコーチに師事
認知科学者 苫米地英人博士より、
無意識へ深く働きかける「内部表現の書き換え」や、コーチングの技術を習得
記事URLをコピーしました