モチベーションが続かないあなたへ|やる気は結果として現れるもの
やる気が出ない自分を責めていませんか?
「やる気が出ない」「モチベーションが続かない」
と自分を責めてしまうことはありませんか?
頑張ろうと思っても数日で諦めてしまったり、目標を立てても行動が続かなかったり。
そんな自分にがっかりして、「私は意志が弱いんだ」と落ち込んでしまう気持ち、とてもよくわかります。
でも、実はあなたの意志が弱いわけではありません。
モチベーションというものの本質を理解していないだけです。
モチベーションは「原因」ではなく「結果」
多くの人が誤解していることがあります。
それは「やる気があるから行動できる」という考え方です。
実はこれは、順序が逆なのです。
モチベーションは、行動や努力の「原因」ではなく「結果」として現れる状態です。
つまり、適切なゴールを設定し、そのゴールに向かって意識を向け続けることで、自然とやる気が湧いてくるのです。
だから「やる気が出たら始めよう」と待っていても、永遠にその日は来ません。
先にゴールを設定し、未来に意識を向けることで、モチベーションは後からついてきます。
現状の外側にゴールを設定する重要性
では、どんなゴールを設定すればいいのでしょうか?
ここで大切なのが、現状の外側にゴールを置くということです。
現状の外側とは、今の自分の延長線上では達成できない、達成方法がすぐには見えないような大きなこと。
今のコンフォートゾーン(心地よい領域)の外にある、少しドキドキするようなゴールです。
なぜ現状の外側が必要なのか
「昇給する」「資格を取る」など、今の自分でも頑張れば届きそうな目標は、実は現状の内側にあります。
このようなゴールでは、脳は「今のままでいい」と判断してしまい、本当の意味でのモチベーションは生まれません。
一方で、現状の外側のゴールを設定すると、脳は「このゴールを達成するには、今の自分では足りない」と認識します。
すると、必要な情報が見えるようになり(スコトーマが外れる)、自然とゴールに向かう行動を取り始めます。
脳を未来側へ切り替える習慣
やる気がない時、私たちの意識はどこを向いているでしょうか?
多くの場合、過去の反省や現在の問題に意識が向いています。
「あの時ああすればよかった」「今の状況がつらい」と、後ろ向きな思考に支配されているのです。
未来に意識を向ける練習
意識的に思考を未来のゴールへ向け続けることが、モチベーションを高く維持する秘訣です。
具体的には:
- 朝起きた時: 今日達成したいゴールを思い浮かべる
- 移動中: ゴールを達成した世界の臨場感を高める
- 寝る前: 未来の理想の一日を想像する
このように、日常の中で繰り返し未来に意識を向けることで、脳は「その未来が当たり前」と認識し始めます。
そして、その未来に向かう行動が自然と取れるようになるのです。
小さな一歩から始めてみる
いきなり大きく変わろうとしなくて大丈夫です。
大切なのは、ゴールを設定したら、そのゴールに意識を向け続けること。
そして、小さくてもいいので、ゴールに向かう行動を一つ選んで実行することです。
行動すれば、必ず何かの変化が起こります。
その変化を感じることで、「私は進んでいる」という実感が生まれ、それがモチベーションとなって次の行動を後押ししてくれます。
あなたの未来はこれから創られる
モチベーションは、誰かからもらうものでも、偶然やってくるものでもありません。
あなた自身が設定するゴールと、未来に向ける意識が生み出すものです。
今日から、過去や現状ではなく、あなたが心から望む未来に意識を向けてみませんか?
その瞬間から、あなたの脳は変わり始めます。
やる気は後からついてきます。まずは、あなたが本当に達成したいゴールを見つけることから始めましょう。
