女性の生き方

バランスホイールで人生を整える|女性のための実践ガイド

蓮彩聖基

あなたの人生は今、どこに偏っていますか?

あなたは今、人生のどの領域にエネルギーを注いでいますか?

仕事でしょうか。それとも、恋愛や結婚のことでしょうか。もしかしたら、お金を稼ぐことだけで頭がいっぱいになっているかもしれません。

人生は、1つの領域だけでは成り立ちません。

この記事では、豊かで幸せな人生を送るための「バランスホイール」という考え方をご紹介します。

バランスホイールという発想

人生を円として捉える

バランスホイールとは、人生をいくつかの領域に分けて、それぞれにゴールを設定していく考え方です。

円を描いて、その中をケーキのようにカットしていくイメージを思い浮かべてください。それぞれのピースが、あなたの人生の異なる領域を表しています。

扱う領域の例

一般的なバランスホイールでは、以下のような領域を設定します。

  • お金・経済的な豊かさ
  • 健康・身体のコンディション
  • 職業・キャリア
  • 生涯学習・自己成長
  • 人間関係・友人関係
  • パートナーシップ・恋愛
  • 趣味・楽しみ
  • 社会貢献・地域との繋がり

これらの領域は、あなた自身でカスタマイズすることもできます。

ペットとの関係を大切にしたいなら、それも1つの領域として設定していいのです。大切なのは、あなたにとって意味のある領域を選ぶことです。

なぜ「車輪」なのか

車のタイヤを想像してみてください。

1つのタイヤだけが大きくて、他のタイヤが小さかったら、車はまっすぐ走れません。バランスを崩して、どこかへ行ってしまいます。

人生も同じです。

1つの領域だけが発達していて、他の領域が疎かになっていたら、どこかで必ずバランスを崩してしまうのです。

「偏ったゴール設定」が生み出す問題

社会が押しつける「幸せ」の型

私たちは無意識のうちに、社会が求める「幸せの型」に縛られています。

男性なら「お金を稼いで出世すること」。女性なら「結婚して家庭を持つこと」。こうした社会的な期待が、知らず知らずのうちに私たちの中に埋め込まれているのです。

これはブリーフシステム(信念体系)と呼ばれるものです。

親や社会から繰り返し聞いた言葉が信念となり、「これが幸せだ」と思い込んでしまう。でも実は、それは社会が作り出したイメージに過ぎないことが多いのです。

お金や仕事だけを追いかけると何が起こるか

「お金をたくさん稼ぎたい」という目標を持つことは、悪いことではありません。

でも、お金を稼ぐことだけに集中してしまうと、どうなるでしょうか?

気づいたら、身体を壊していた。家族との時間を失っていた。友人関係が消えていた。

1つの領域だけを追求すると、他の領域で問題が発生します。

それは、豊かな人生とは言えないのです。

結婚だけを目標にする落とし穴

女性の場合、「結婚すること」が人生の大きな目標になっているケースがよくあります。

30歳が近づいてくると焦りが生まれて、「誰でもいいから」とまでは思わなくても、少し妥協が入るかもしれません。

でも、結婚してみたら「案外、結婚って幸せじゃないな」と感じる人も多いのが現実です。あなたの周りで、結婚している人はどれだけ幸せそうに見えますか?

結婚という1つの領域だけを目標にしても、本当の幸せは得られないのです。

1つの領域に集中しても成功しない理由

一見、効率的に見えるけれど

「1つのことに集中した方が、目標を達成できるのでは?」

そう思うかもしれません。確かに、お金を稼ぐことだけに時間とエネルギーを注げば、それなりに稼げるかもしれません。

結婚相手を探すことだけに集中すれば、街を歩いていても常に相手を探し、婚活イベントに通い詰めることができます。

一見、効率的に見えます。でも、実際にはそうではないのです。

他の領域で「ひずみ」が生まれる

1つの領域だけにエネルギーを注ぐと、他の領域でバランスが崩れます。

  • 仕事だけやっていたら、健康を崩す
  • 結婚だけ考えていたら、友人関係が希薄になる
  • お金を稼ぐことだけに集中したら、家庭が殺伐とする

どこかでひずみが生まれ、そのひずみが人生全体に影響を及ぼします。

これはホメオスタシス(恒常性維持機能)の働きとも関係しています。マインドは全体としてのバランスを保とうとするため、一部だけを極端に変えようとすると、必ずどこかで揺り戻しが起きるのです。

相手を「物」として見てしまう危険性

結婚だけを目標にしていると、相手を「年収」や「スペック」で判断してしまいがちです。

相手を物として見てしまう。

自分を満たすための道具として、相手を選んでしまうのです。

これでは、本当の幸せな関係は築けません。「こんなはずじゃなかった」「もっといい人がいるんじゃないか」と思ってしまう可能性が高いのです。

複数のゴールが豊かさを生み出すメカニズム

エネルギーは分散されない

「いろんな領域にゴールを設定したら、エネルギーが分散されて、何も達成できないのでは?」そう思うかもしれません。

でも、実際は逆なのです。複数の領域にゴールを設定することで、脳はフル活動します。無意識が創造的に働き、すべてのゴールを達成するための方法を見つけ出してくれるのです。

ゲシュタルトとして統合される

複数のゴールは、一見すると矛盾するように見えるかもしれません。

でも、無意識はそれらを統合して、1つ上のレベルで認識することができます。

これをゲシュタルトと言います。

ゲシュタルトとは、全体性を持ったまとまりのある構造のことです。個々の要素がバラバラではなく、相互に関連し合いながら「ひとつの構造」として成り立っています。

こちらのゴールとあちらのゴールが、実は繋がっていることに気づく。そして、両方を達成するための新しい方法を発見できるのです。

スコトーマが外れて視野が広がる

1つの領域だけに集中していると、その領域に関する情報しか目に入らなくなります。

これをスコトーマ(心理的盲点)と言います。

脳は自分にとって「重要」と判断した情報だけを意識に上げ、重要でないものは最初から存在しないかのように見えなくしてしまうのです。

でも、複数の領域にゴールを設定すると、視野が広がります。いろんな情報が入ってきて、新しい可能性に気づけるようになるのです。

バランスホイールの実践方法

自分の人生を領域に分けてみる

紙とペンを用意してみてください。

円を描いて、その中をケーキのように8つくらいに分けてみましょう。それぞれのピースに、あなたの人生の領域を書き込んでいきます。

お金、健康、仕事、学び、友人関係、恋愛、趣味…あなたにとって大切な領域は何ですか?

自分なりの領域を作っていいのです。

正解はありません。

どの領域に偏っているか確認する

それぞれの領域について、今どれくらい満足しているか、10点満点で点数をつけてみてください。

もしかしたら、仕事は8点だけど、健康は3点かもしれません。恋愛は7点だけど、友人関係は2点かもしれません。

偏りが見えてきたら、それが気づきの第一歩です。

疎かになっている領域にゴールを設定する

点数が低い領域に、ゴールを設定してみましょう。

ここで大切なのは、現状の外側にゴールを設定することです。

現状の延長線上ではなく、達成方法がまだ見えないような、自己イメージの変化を必要とするゴールを設定する。それによって、無意識が創造性を発揮し、今まで見えなかった可能性が見えるようになります。

定期的に見直してバランスを整える

バランスホイールは、一度作って終わりではありません。

月に1回、あるいは3ヶ月に1回、自分の人生のバランスを見直してみてください。点数をつけ直して、どの領域が成長したか、どの領域がまだ足りないか確認します。

あなたの人生は、常に変化しています。その変化に合わせて、ゴールも調整していきましょう。

バランスを意識し続けることが、豊かな人生への道なのです。

真の豊かさは全体のバランスから生まれる

バランスホイールは、単なる目標設定のツールではありません。

あなたの人生全体を見渡し、本当の豊かさとは何かを問いかけるツールです。

1つの領域だけに偏らず、人生のあらゆる側面にバランスよく意識を向けること。それが、真の幸せと豊かさを引き寄せる鍵なのです。

今日から、あなたもバランスホイールを使って、人生を整えてみませんか?

ABOUT ME
蓮彩 聖基 (はすたみ こうき)
蓮彩 聖基 (はすたみ こうき)
パーソナルコーチ
1997年 青森県生まれ。苫米地式コーチング認定コーチ養成講座 第7期修了。ドクター苫米地ワークス修了。田島大輔グランドマスターコーチに師事。認知科学者 苫米地英人博士より、無意識へ深く働きかける「内部表現の書き換え」や、コーチングの技術を習得。
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