女性の生き方

人生の舵は誰にも渡してはならない|進路を決めるのはあなたの心の声

蓮彩聖基

あなたの人生は、誰のものですか?

この問いに、あなたはどう答えますか?

「もちろん、自分のもの」と思うかもしれません。でも、日々の選択を振り返ってみてください。本当に自分の意思で決めていますか?

親の期待、上司の評価、友人の目、社会の常識。気づかないうちに、誰かの基準に合わせて生きていることはないでしょうか。

人生の舵を握っているのは、本当にあなた自身ですか?

この記事では、あなたが自分の人生の舵を取り戻し、心の声に従って生きるということについてお伝えしていきます。

知らないうちに舵を手放している

「正解」を外に求めてしまう習慣

私たちは幼い頃から、「正解」を外に求めることを教えられてきました。

学校ではテストに正解があり、先生が正しい答えを教えてくれる。家庭では親が「こうしなさい」と導いてくれる。そうやって育ってきた私たちは、いつの間にか自分の外側に正解があると思い込むようになったのです。

大人になっても、その習慣は続きます。

  • 「みんながそうしているから」
  • 「親がこう言っているから」
  • 「社会的にはこれが正しいから」

そうやって、自分の人生の大切な選択を他人の基準に委ねてしまう。これは、人生の舵を誰かに渡しているのと同じことなのです。

他人の期待に応え続ける苦しさ

他人の期待に応えようとすることは、決して悪いことではありません。

でも、自分の心の声を無視してまで他人の期待に応え続けることは、あなた自身を苦しめます。

「本当はやりたくないのに」「本当は違う道に進みたいのに」。そんな気持ちを押し殺しながら生きていると、どこかで限界がきます。

心が悲鳴を上げる。体に不調が出る。なんとなく毎日がつまらない。

それは、あなたの本当の心が「このままじゃダメだよ」とサインを送っている証拠なのです。

なぜ舵を手放してしまうのか

自分の選択に自信が持てない

舵を誰かに渡してしまう大きな理由の一つは、自分の選択に自信が持てないということです。

「私が決めたことで、本当にうまくいくのだろうか」「間違った選択をしたらどうしよう」。そんな不安から、誰かに決めてもらいたくなる気持ちはよくわかります。

でも、考えてみてください。

他人が決めた道を歩んで、もしうまくいかなかったら?あなたは「あの人のせいで」と思うかもしれません。でも、その人はあなたの人生の責任を取ってはくれないのです。

自分で決めた道なら、たとえ失敗しても納得できる。自分で選んだからこそ、そこから学び、次に進むことができるのです。

嫌われることへの恐れ

もう一つの理由は、嫌われることへの恐れです。

自分の意見を言ったら、相手に嫌われるかもしれない。自分の道を選んだら、周りから批判されるかもしれない。そんな恐れから、つい周囲に合わせてしまう。

特に女性は、「和を乱さないように」「周りに配慮するように」と育てられることが多いものです。だから、自分の意志を主張することに罪悪感を感じてしまうこともあるでしょう。

でも、あなたが自分の人生を生きることと、誰かを傷つけることは違います。

自分の心の声に従うことは、わがままではありません。むしろ、自分を大切にしている証拠なのです。

心の声に耳を傾ける

心の声とは何か

「心の声」と聞いて、あなたはどんなものを想像しますか?

心の声とは、あなたの内側から湧き上がる本当の想いのことです。

「こうしたい」「こう生きたい」「これが好き」「これは嫌だ」。そういった、理屈ではなく感覚として感じるもの。それが心の声です。

心の声は、いつもあなたの中にあります。ただ、日常の忙しさや周囲の雑音にかき消されて、聞こえなくなっているだけなのです。

心の声を聴く時間を持つ

心の声を聴くためには、静かに自分と向き合う時間が必要です。

忙しい毎日の中で、ほんの少しでいいから自分だけの時間を作ってみてください。

朝のコーヒーを飲みながら、夜眠る前のひととき、休日の散歩の途中。そんな時間に、自分に問いかけてみるのです。

  • 私は本当は何がしたいのだろう?
  • 私はどんな人生を送りたいのだろう?
  • 今の私は、本当の私らしく生きているだろうか?

最初は答えが見つからなくても大丈夫です。問いかけ続けることで、少しずつ心の声が聞こえてくるようになります。

舵を握り直すということ

自分で決める覚悟を持つ

人生の舵を握り直すということは、自分で決める覚悟を持つということです。

誰かのせいにできない。失敗しても自分の責任。それは怖いことかもしれません。

でも同時に、これほど自由なこともありません。

自分で決めるからこそ、自分の望む方向に進める。自分で選ぶからこそ、本当に行きたい場所にたどり着ける。

舵を握るということは、自分の人生の主人公になるということなのです。

周囲の声との向き合い方

自分で舵を握ると決めても、周囲からの声は聞こえてきます。

「そんなの無理だよ」「もっと現実を見なさい」「失敗したらどうするの」。そんな言葉をかけてくる人もいるでしょう。

その人たちは、悪意があって言っているわけではありません。むしろ、あなたのことを心配しているのかもしれません。

でも、忘れないでください。その人たちは、あなたの人生を代わりに生きることはできないのです。

周囲の意見は参考にしつつも、最終的な判断は自分でする。その姿勢を持ち続けることが大切です。

心の声に従って生きる勇気

正解のない道を歩む強さ

心の声に従って生きるということは、正解のない道を歩むということでもあります。

誰も歩いたことのない道かもしれない。成功するかどうかわからない道かもしれない。それでも、自分が「これだ」と感じた道を進む。

それには勇気がいります。

でも、その勇気こそが、あなたを本当に行きたい場所へ連れて行ってくれるのです。

正解がないからこそ、自分で正解を作っていける。誰も歩いていないからこそ、自分だけの道を切り拓いていける。

心の声に従う人生は、不安定に見えて、実は最も充実した人生なのです。

自分を信じるということ

最後に、一番大切なことをお伝えします。

自分を信じてください。

あなたの心の声は、あなたを間違った方向には導きません。あなたの内側にある想いは、あなたが本当に幸せになるための羅針盤なのです。

周りが何と言おうと、あなたにはあなただけの人生がある。あなたにはあなたにしか歩めない道がある。

その道を選ぶ権利は、あなたにしかないのです。

あなたの人生は、あなただけのもの

人生の舵は、誰にも渡してはなりません。

親でも、上司でも、友人でも、社会でもない。進路を決めるのは、いつでもあなたの心の声です。

今日からでも遅くありません。

自分の心に耳を傾けてみてください。そして、心の声が示す方向へ、一歩を踏み出してみてください。

あなたの人生は、あなただけのものです。誰にも遠慮することなく、自分らしく生きていいのです。

あなたが自分の人生の舵をしっかりと握り、心から望む人生を歩んでいけることを、私は信じています。

ABOUT ME
蓮彩 聖基 <br>(はすたみ こうき)
蓮彩 聖基
(はすたみ こうき)
パーソナルコーチ
1997年 青森県生まれ
苫米地式コーチング認定コーチ養成講座 第7期修了
ドクター苫米地ワークス修了
田島大輔グランドマスターコーチに師事
認知科学者 苫米地英人博士より、
無意識へ深く働きかける「内部表現の書き換え」や、コーチングの技術を習得
Recommend
こんな記事も読まれています!
記事URLをコピーしました