やりたいことがあるのに動けない|その理由は「あなた」じゃない
「動けない自分」を責めていませんか?
やりたいことがある。心の奥では、ずっとそう思っている。でも、なぜか動けない。
そんな自分を「意志が弱いから」「行動力がないから」と責めていませんか?実は、動けない理由は「あなたの性格」でも「努力不足」でもありません。
あなたのマインドには、ちゃんとした仕組みが働いているのです。その仕組みを理解すれば、「動けない自分」を責める必要がなくなります。
そして、自然と一歩を踏み出せるようになるのです。
動けない本当の理由——心と体の「安全装置」
人間には「今のままでいたい」という本能がある
私たちの心と体には、現状を維持しようとする仕組みが備わっています。
体温を一定に保つ、血圧を安定させる。これと同じように、心の状態も「今のまま」を保とうとするのです。
だから、新しいことを始めようとすると、心がブレーキをかけます。
「本当に大丈夫?」「失敗したらどうするの?」
そんな声が聞こえてくるのは、あなたを守ろうとしているから。この仕組みそのものは、決して悪いものではありません。
「居心地のいい場所」から出るのは怖い
人には「居心地のいい場所」があります。今の仕事、今の人間関係、今の生活リズム。慣れ親しんだ環境では、私たちは自然体でいられます。
でも、やりたいことは多くの場合、その「居心地のいい場所」の外にあるのです。だから、挑戦しようとすると不安になる。体が硬くなったり、頭が真っ白になったりする。
それは「危険かもしれない」と心が警戒しているサイン。あなたが弱いわけではなく、心が正常に働いている証拠なのです。
見えていない可能性がある
もうひとつ、動けない理由があります。それは、本当に必要な情報が見えていないということ。
人の脳は、膨大な情報の中から「重要だ」と判断したものだけを意識に上げます。つまり、目の前にチャンスがあっても、脳が「これは関係ない」と判断すれば、存在しないも同然になるのです。
- 「どうやって始めればいいかわからない」
- 「自分には向いていない気がする」
そう感じるとき、実は必要な情報が見えていないだけかもしれません。
動けるようになるために必要なこと
「やりたいこと」を本気で決める
決めることで世界の見え方が変わる
「いつかやりたい」と「私はこれをやる」では、まったく違います。
本気で決めた瞬間から、脳は「それに必要な情報」を探し始めます。今まで見えなかったチャンスや人との出会いが、急に目に入るようになるのです。
「できるかどうか」は考えなくていい
「本当にできるかな」と不安になるのは当然です。
でも、できるかどうかを先に考える必要はありません。
大切なのは、「やりたいかどうか」。心から「やりたい」と思えることを、まず決めてください。
方法は、決めた後から見えてきます。
未来の自分を「今」感じる
想像の力を使う
もし、やりたいことを実現した自分がいるとしたら。
- どんな朝を迎えていますか?
- どんな表情で、どんな場所にいますか?
その自分を、五感をフルに使って想像してみてください。見える景色、聞こえる音、感じる空気、体の感覚。
そして、その時の喜びや達成感を、今この瞬間に味わうのです。
「すでにそうなっている」と感じる
これは単なる妄想ではありません。
脳は、現実の体験と臨場感のある想像を区別するのが苦手です。だから、未来の自分をリアルに感じることで、心は「そっちが本当の自分だ」と認識し始めます。
すると、今の自分と未来の自分との間にギャップが生まれます。そのギャップを埋めようと、自然と行動したくなるのです。
自分への言葉を変える
心の中の声に気づく
あなたは毎日、自分自身にどんな言葉をかけていますか?
- 「どうせ私には無理」
- 「また失敗するかも」
- 「あの人に比べて私は……」
こうした言葉が、気づかないうちに繰り返されているかもしれません。
言葉が未来をつくる
心の中の言葉は、自分への評価に直結します。「私には無理」と言い続けていれば、本当に無理だと信じ込んでしまう。
逆に、「私はできる」と言葉にすれば、心がその方向に動き始めます。無理にポジティブになる必要はありません。
ただ、自分を否定する言葉に気づいたら、少しだけ優しい言葉に置き換えてみてください。
「動けない」には理由がある——だから変えられる
逃げているのではなく、守っている
動けないとき、私たちは無意識に「今の安全」を守ろうとしています。
それは決して悪いことではありません。ただ、その仕組みを知らずにいると、「自分は怠けている」「意志が弱い」と自分を責めてしまいます。
あなたは逃げているわけでも、怠けているわけでもない。心と体が、あなたを守ろうとしているだけなのです。
仕組みを知れば、味方にできる
心の仕組みは、敵ではなく味方です。
「今のまま」を守る力は、「新しい自分」を守る力にもなります。
未来の自分をリアルに感じ、その世界が「当たり前」になれば、心はそちらを維持しようとします。
つまり、基準を変えれば、心は自然とゴールに向かって動き始めるのです。
あなたの人生は、あなたが決めていい
周りの期待、社会の常識、「普通はこうするべき」という声。そういったものに縛られて、本当にやりたいことを諦めていませんか?
でも、あなたの人生を決めるのは、あなた自身です。誰かの正解ではなく、あなたの「やりたい」を大切にしてください。
動けないのは、あなたが弱いからではありません。ただ、まだ「本当の自分」に気づいていないだけ。
その扉は、いつでも開けることができます。
