自己実現

モチベーションが続かないあなたへ|やる気は結果として現れるもの

蓮彩聖基

やる気が出ない自分を責めていませんか?

「やる気が出ない」「モチベーションが続かない」

と自分を責めてしまうことはありませんか?

頑張ろうと思っても数日で諦めてしまったり、目標を立てても行動が続かなかったり。

そんな自分にがっかりして、「私は意志が弱いんだ」と落ち込んでしまう気持ち、とてもよくわかります。

でも、実はあなたの意志が弱いわけではありません。

モチベーションというものの本質を理解していないだけです。

モチベーションは「原因」ではなく「結果」

多くの人が誤解していることがあります。

それは「やる気があるから行動できる」という考え方です。

実はこれは、順序が逆なのです。

モチベーションは、行動や努力の「原因」ではなく「結果」として現れる状態です。

つまり、適切なゴールを設定し、そのゴールに向かって意識を向け続けることで、自然とやる気が湧いてくるのです。

だから「やる気が出たら始めよう」と待っていても、永遠にその日は来ません。

先にゴールを設定し、未来に意識を向けることで、モチベーションは後からついてきます。

現状の外側にゴールを設定する重要性

では、どんなゴールを設定すればいいのでしょうか?

ここで大切なのが、現状の外側にゴールを置くということです。

現状の外側とは、今の自分の延長線上では達成できない、達成方法がすぐには見えないような大きなこと。

今のコンフォートゾーン(心地よい領域)の外にある、少しドキドキするようなゴールです。

なぜ現状の外側が必要なのか

「昇給する」「資格を取る」など、今の自分でも頑張れば届きそうな目標は、実は現状の内側にあります。

このようなゴールでは、脳は「今のままでいい」と判断してしまい、本当の意味でのモチベーションは生まれません。

一方で、現状の外側のゴールを設定すると、脳は「このゴールを達成するには、今の自分では足りない」と認識します。

すると、必要な情報が見えるようになり(スコトーマが外れる)、自然とゴールに向かう行動を取り始めます。

脳を未来側へ切り替える習慣

やる気がない時、私たちの意識はどこを向いているでしょうか?

多くの場合、過去の反省や現在の問題に意識が向いています。

「あの時ああすればよかった」「今の状況がつらい」と、後ろ向きな思考に支配されているのです。

未来に意識を向ける練習

意識的に思考を未来のゴールへ向け続けることが、モチベーションを高く維持する秘訣です。

具体的には:

  • 朝起きた時: 今日達成したいゴールを思い浮かべる
  • 移動中: ゴールを達成した世界の臨場感を高める
  • 寝る前: 未来の理想の一日を想像する

このように、日常の中で繰り返し未来に意識を向けることで、脳は「その未来が当たり前」と認識し始めます。

そして、その未来に向かう行動が自然と取れるようになるのです。

小さな一歩から始めてみる

いきなり大きく変わろうとしなくて大丈夫です。

大切なのは、ゴールを設定したら、そのゴールに意識を向け続けること。

そして、小さくてもいいので、ゴールに向かう行動を一つ選んで実行することです。

行動すれば、必ず何かの変化が起こります。

その変化を感じることで、「私は進んでいる」という実感が生まれ、それがモチベーションとなって次の行動を後押ししてくれます。

あなたの未来はこれから創られる

モチベーションは、誰かからもらうものでも、偶然やってくるものでもありません。

あなた自身が設定するゴールと、未来に向ける意識が生み出すものです。

今日から、過去や現状ではなく、あなたが心から望む未来に意識を向けてみませんか?

その瞬間から、あなたの脳は変わり始めます。

やる気は後からついてきます。まずは、あなたが本当に達成したいゴールを見つけることから始めましょう。

ABOUT ME
蓮彩 聖基 <br>(はすたみ こうき)
蓮彩 聖基
(はすたみ こうき)
パーソナルコーチ
1997年 青森県生まれ
苫米地式コーチング認定コーチ養成講座 第7期修了
ドクター苫米地ワークス修了
田島大輔グランドマスターコーチに師事
認知科学者 苫米地英人博士より、
無意識へ深く働きかける「内部表現の書き換え」や、コーチングの技術を習得
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