夜職

夜職のストレスとの付き合い方|心が軽くなる考え方

蓮彩聖基

閉店後、やっと一人になれた深夜の帰り道。疲れているのに眠れない。お客様の言葉が頭の中をぐるぐる回って、気づけば朝になっている。「このままずっとこんな感じなのかな」と、ふと不安がよぎる夜があるかもしれません。ストレスをゼロにすることは難しくても、その扱い方を変えることはできるのです。

01

ストレスを「敵」にしてしまうと、余計に苦しくなる

お客様の機嫌、指名の数、同僚との関係、昼夜逆転の生活。夜の仕事には独特のストレスがつきまといます。そして多くの方が「ストレスは悪いもの、早くなくさなきゃ」と考えています。ですが、ストレスを感じるたびに「これはダメだ」「どうにかしなきゃ」と焦ること自体が、もうひとつのストレスを生んでいるのです。ストレスがある自分を責める必要はありません。あなたが毎晩、緊張感のある場で人と向き合い、気を配り続けているからこそ感じるものなのです。それはあなたが真剣に仕事をしている証拠でもあります。

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お客様が帰ったあと、ふっと息をつく瞬間。「今日もがんばった」と思う自分と、「なんかうまくいかなかったな」と思う自分がいる。そのどちらの自分も、否定しなくていいのです。
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ストレスを感じる自分を責めた瞬間、ストレスは増大してしまいます。
まず「感じていい」と許すことから始めましょう。

02

心の中で繰り返す「言葉」が、ストレスの大きさを決めている

私たちは一日のうちに、膨大な量の言葉を心の中でつぶやいています。その言葉がイメージになり、感情になり、体の反応にまでつながっていきます。たとえば、お客様が少し不機嫌だったとき、「私の対応が悪かったのかな」と心の中でつぶやくと、それが失敗のイメージとなり、不安や自己否定の感情を引き起こします。同じ出来事でも、心の中でどのような言葉をつぶやくかによって、ストレスの大きさはまるで変わるのです。

特に夜の仕事では「こうあるべき」「こうしなければ」という言葉が多くなりがちです。「もっと盛り上げなきゃ」「指名をもらわなきゃ」「嫌な顔をしちゃダメ」。そのような言葉は、自分を追い込む方向にしか働きません。「〜しなきゃ」を「〜したい」や「〜できたらいいな」に置き換えてみてください。それだけで心の中の空気が変わります。

追い込む言葉
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「〜しなきゃ」の繰り返し

「失敗しちゃダメ」「もっと頑張らなきゃ」「お客様に嫌われたらおしまい」。義務感で自分を縛り、常にプレッシャーの中にいる状態。

解放する言葉
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「〜したい」への転換

「楽しい時間をつくりたい」「また会いたいと思ってもらえたら嬉しい」。同じ行動でも、自分で選んでいる感覚が生まれ、心の負担が軽くなる。

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心の中の言葉を変えると、同じ出来事に対する感じ方が変わります。
言葉は感情の「設計図」なのです。

03

「全部自分のせい」から抜け出す

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指名が減った夜、「私に魅力がないからだ」と鏡の前で落ち込む。けれど、お客様の来店頻度は景気にも季節にも、その方自身の事情にも左右される。あなたがコントロールできない要素は、思っている以上にたくさんあるのです。

うまくいかないことがあったとき、すべてを自分の責任だと感じてしまう方がいます。真剣に仕事に向き合っている人ほど、その傾向が強くなります。ですが、状況やタイミング、相手の気分など、あなたにはどうにもできないことは確実に存在します。自分の責任とそうでない部分を分けて考えることで、不必要な罪悪感から解放されます。大切なのは、自分がコントロールできることに集中することです。今夜の接客をどうするか、どのような空気をつくりたいか、自分の体調をどう整えるか。そこにエネルギーを注いでください。

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波の高さは選べません。
けれど、波の受け止め方は自分で決められるのです。

04

体のケアが、心のケアになる

夜の仕事は生活リズムが不規則になりやすく、睡眠や食事がおろそかになりがちです。ですが、体の状態が心の状態に直結しています。十分に眠れた日と眠れなかった日では、同じお客様の同じ言葉に対する感じ方がまるで違うはずです。ストレスを感じたとき、まず体に意識を向けてみてください。肩に力が入っていないか、呼吸が浅くなっていないか、歯を食いしばっていないか。気づいたら、意識的に力を抜く。肩をストンと落として、ゆっくりと深い呼吸をする。それだけで心は驚くほど落ち着きを取り戻します。そして「こんなことで悩んでいる自分はおかしい」と思わないでください。あなたが感じているストレスには、ちゃんと理由があります。一人で抱え込まず、信頼できる人に話を聞いてもらうことも大切です。

あなたは毎晩、たくさんの人の前で笑顔を見せ、場の空気を読み、相手に合わせて言葉を選んでいます。それは、誰にでもできることではありません。だからこそ、仕事を終えたあとの自分自身にも、同じだけの優しさを向けてあげてほしいのです。

今日は帰り道にひとつ深呼吸をして、「今日もおつかれさま」と自分に声をかけてあげてくださいね。

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。「自分を変えたい」と思った瞬間から、あなたの人生は動き出しています。 脳と心の使い方を知れば、なりたい自分になれる。 その第一歩を、一緒に踏み出しませんか?

ABOUT ME
蓮彩 聖基 (はすたみ こうき)
蓮彩 聖基 (はすたみ こうき)
パーソナルコーチ
1997年 青森県生まれ。苫米地式コーチング認定コーチ養成講座 第7期修了。ドクター苫米地ワークス修了。田島大輔グランドマスターコーチに師事。認知科学者 苫米地英人博士より、無意識へ深く働きかける「内部表現の書き換え」や、コーチングの技術を習得。

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