女性の生き方

変わりたいのに変われない理由|行動できない本当の原因

蓮彩聖基

変われないのは意志の弱さではない

なぜ変わりたいのに変われないのか

「もっと自分を高めたい」「理想のキャリアを手に入れたい」「本当にやりたいことを見つけて生きていきたい」

そんな想いを持ちながら、なかなか現実が変わらない。行動しようとしても続かない。そんな経験はありませんか?

何度も決意しては、いつの間にか元の生活に戻っている。「今度こそ」と思っても、気づけば同じパターンを繰り返している。

そんな自分を「意志が弱いから」「努力が足りないから」と責めていないでしょうか?

本当の原因はどこにあるのか

実は、変わりたいのに変われない原因は、あなたの意志の弱さでも努力不足でもありません。

「どのように変わりたいか」という具体的なイメージが欠けていることにあるのです。

「変わりたい」という漠然とした願望だけでは、脳は動きません。脳にとって「見えない未来」は存在しないも同然だからです。

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脳が現実とみなすもの

私たちの脳には、興味深い特性があります。それは「臨場感が高い方の世界を現実とみなす」というものです。

脳は現実の体験と鮮明なイメージをほとんど区別できません。つまり、あなたが強くリアルにイメージしているものを、脳は「現実」として認識するのです。

現状に臨場感があるという問題

今の生活を考えてみてください。毎日同じような日常を送り、同じような悩みを抱え、同じようなパターンを繰り返している。

この「現状」には、強い臨場感があります。なぜなら、毎日体験しているからです。五感で感じ、感情を味わい、繰り返し経験している。

一方、「変わりたい」と思っている未来はどうでしょうか?

漠然と「こうなりたいな」と思っているだけで、具体的なイメージがない。五感で感じることもできず、感情を味わうこともできない。

この状態では、脳にとって「現状」の方がはるかにリアルです。だから、いくら「変わりたい」と思っても、脳は現状を維持しようとするのです。

ホメオスタシスの働き

ここで重要な概念があります。ホメオスタシス(恒常性維持機能)です。

ホメオスタシスとは、生物が内部環境を一定に安定させようとするメカニズムのことです。体温を一定に保ったり、血糖値を安定させたりする機能です。

そして、この機能はマインドの世界にも及んでいます。脳は「臨場感が高い方の世界」を維持しようとするのです。

現状に強い臨場感があり、未来がぼんやりとしか見えていない状態では、ホメオスタシスは現状を維持しようと働きます。これが「変わりたいのに変われない」メカニズムの正体です。

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「変わりたい」ではなく「どう変わりたいか」

具体的なビジョンを描く

多くの人が陥る罠は、「変わりたい」という漠然とした願望だけを持ち続けることです。

  • 「もっとお金が欲しい」
  • 「素敵なパートナーが欲しい」
  • 「やりがいのある仕事がしたい」

これらは願望ではありますが、具体的なビジョンではありません。大切なのは「どう変わりたいか」という具体的なイメージです。

たとえば、「お金が欲しい」ではなく、どれくらいの収入を得ているのか、どんな仕事をしているのか、どんな生活をしているのか、何を食べ、どんな時間を過ごしているのか、どんな気持ちで毎日を送っているのか。

これらが鮮明にイメージできなければ、脳はそちらに向かうことができません

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ビジュアライゼーションの力

ビジュアライゼーションとは、視覚化や想像のプロセスを通じて、マインドの中に鮮やかなイメージを描くことです。視覚だけでなく聴覚・触覚・嗅覚・味覚といった五感情報と感情を総動員して、未来をリアルに体験する技術です。

単なる空想ではなく、無意識に働きかけて現実を変える方法なのです。

未来の理想の姿を五感を使って臨場感高くイメージすることで、脳はそれを「すでに起こっていること」として認識し始めます。

そして、その臨場感が今の現状よりも強くなった時、あなたの無意識は自然とゴール側の世界を維持しようと働き始めます。ホメオスタシスが味方になるのです。

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臨場感を高める方法

五感を使って具体的に描く

理想の未来を、できる限り詳細にイメージしてください。

  • どんな景色が見えるか
  • 何を着ているか
  • 周りにはどんな人がいるか
  • どんな声が聞こえるか
  • どんな音楽が流れているか
  • 肌で感じる空気の温度
  • 手に触れるものの感触
  • どんな香りがするか
  • どんな味を感じているか。

これらをできる限り具体的に描くことで、脳にとってその未来が「リアル」になっていきます。

感情を味わう

そのイメージの中で、あなたはどんな感情を感じていますか?

誇らしさ、安心感、喜び、充実感、達成感、自由な感覚。

感情を伴わないイメージは、脳にとってリアルではありません。情動記憶(感情を伴う体験の記憶)は、普通の記憶よりもはるかに強く脳に刻まれます。

だからこそ、理想の未来をイメージするときは、その時に感じる感情を先取りして味わうことが大切です。喜びや達成感を、今この瞬間に感じてみてください。

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毎日繰り返す

朝起きてから、夜寝る前の5〜10分間、このイメージを繰り返してください。

朝は意識が覚醒し、無意識に情報が入りやすい状態です。一日のはじまりに理想の自分を思い描くことで、その日の行動や選択に影響を与えます。

夜は副交感神経が優位で、無意識に入りやすい時間です。眠りにつく直前の情報は、睡眠中に無意識に働きかけます。

継続することで、無意識のレベルで「これが当たり前の自分」という認識が育っていきます。

行動は臨場感の後からついてくる

「やらなければ」から「やりたい」へ

多くの人は「まず行動しなければ」と考えます。もちろん行動は大切です。しかし、臨場感のない行動は続きません

気合いと根性で無理やり行動しても、すぐに元に戻ってしまいます。なぜなら、脳が「現状」を維持しようとするからです。

逆に、ゴール側の世界に強い臨場感を持つことができれば、行動は自然と湧き上がってきます。「やらなければ」ではなく「やりたい」に変わるのです。

無意識が行動を選ぶ

理想の未来がリアルになればなるほど、その世界にふさわしい行動を無意識が選び始めます。

たとえば、「英語を流暢に話している自分」に強い臨場感を持っていれば、英語の勉強は「やらなければいけないこと」ではなく「自然とやりたくなること」になります。

これが、ホメオスタシスを味方につけるということです。

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コンフォートゾーンの移動

コンフォートゾーンとは、ストレスを感じずに安心して過ごせる、慣れ親しんだ心理的な領域のことです。

今の現状がコンフォートゾーンである限り、変化は「居心地の悪いこと」です。だから抵抗が生まれ、元に戻ろうとします。

しかし、ビジュアライゼーションによってゴール側の世界に臨場感を持つことで、コンフォートゾーンを移動させることができます。ゴール側の世界が「居心地の良い場所」になれば、そこに向かう行動が自然になるのです。

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想像できるものはすべて現実になる

想像力の限界が限界になる

あなたの想像力の限界が、あなたの限界です

逆に言えば、あなたが鮮明にイメージできるものは、すべて現実になる可能性を秘めています。

「自分にはできない」「そんな未来は無理」と思っている限り、その通りになります。でも、「できる」と信じ、具体的にイメージできれば、脳はその方向に動き始めます。

今日から始める

変わりたいのに変われないと感じている今こそ、「どう変わりたいか」という具体的なビジョンを描く時です。

漠然とした「変わりたい」を、五感で感じられる具体的なイメージに変えてください。そして、その臨場感を毎日少しずつ育てていってください。

あなたの無意識は自然とゴールに向かって動き始めます。

あなたの中にある想像力は、未来を創る強力な力なのです。

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ABOUT ME
蓮彩 聖基 (はすたみ こうき)
蓮彩 聖基 (はすたみ こうき)
パーソナルコーチ
1997年 青森県生まれ。苫米地式コーチング認定コーチ養成講座 第7期修了。ドクター苫米地ワークス修了。田島大輔グランドマスターコーチに師事。認知科学者 苫米地英人博士より、無意識へ深く働きかける「内部表現の書き換え」や、コーチングの技術を習得。
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